徒然日記 - 1泊4日弾丸シンガポールツアー旅行記−その8 戦争の記憶を訪ねる旅

1泊4日弾丸シンガポールツアー旅行記−その8 戦争の記憶を訪ねる旅

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プライベート
執筆 : 
Dice 2019-12-25 19:00
「その7 人生最高の朝食!?」から続く。

Kranji Beach Buttle Site (クランジビーチ戦場跡)


Kranji Beach

Bollywood Vegiesを後にして、来た道を引き返し、シンガポールの北にあるKranji Dam(クランジダム)の横の「Kranji Beach Buttle Site」へ。

ジョホール海峡

目の前の海は、マレーシアとシンガポールを隔てるジョホール海峡で、対岸はマレーシア南端の都市Johor Bahru(ジョホールバル)。
狭い水道で波も無いので、泳いで渡れそうななくらい。

記念碑

ここは、1942(昭和17)年2月8日に、イギリスの植民地だったシンガポールの占領を目標として、マレー半島を南下してきた日本軍がゴムボートでこの海峡を渡り、守備隊のオーストラリア軍と戦闘になった場所。
それを記録し祈念するためのモニュメントが建てられていました。



Kranji War Memorial (クランジ戦没者記念碑)


Kranji War Memorial

続いて、「Kranji Beach Buttle Site」から車で5分ほどの場所にある「Kranji War Memorial」へ。

Kranji War Cemetery

入口の石版には、「Kranji War Cemetery」と書かれていましたので、墓地公園になっているようです。

Googleで調べてみたら、1942年から1945年にかけての日本占領時のほか、第二次世界大戦中に東南アジアの他の地域で亡くなった連合軍の兵士が埋葬されている墓地とのこと。

緑の丘の上にモニュメント

入口からなだらかに上る丘の上にモニュメントがあり、そこへ到る緑の道の両側に、墓標が並んでいます。

緑の丘の上にモニュメント

この墓地には4,461人が埋葬されているそうですが、そのうち850人以上は身元がわかっていないのだとか。
墓碑に書かれた年齢を見ると、20代の若者が大半でした。戦争の最前線で戦い亡くなるのは、常に若者ですね。



Former Ford Factory (旧フォード工場)


Former Ford Factory

続いて向かったのは、「Former Ford Factory (旧フォード工場)」。

その名のとおり、1941年に開設されたフォードの自動車工場だったところですが、1942年に日本軍がシンガポールを占領した際、日本軍を率いてた山下泰文第25軍司令官が、イギリス軍司令官のアーサー・パーシバル陸軍中将に対して「イエスかノーか」と降伏を迫ったという逸話が残る場所です。

現在は、内部が改装されて、「National Archives of Singapore(シンガポール国立公文書館)」により、第二次世界大戦時の資料を展示する歴史資料館となっています。

降伏交渉が行われたテーブル

降伏交渉が行われた部屋とテーブルも、このとおり残されていました。

降伏交渉の写真と絵

当時の模様を伝える写真と絵もありました。

この後シンガポールは、大英帝国の植民地から日本軍が支配する「昭南島(しょうなんとう)」となり、1945(昭和20)年9月12日に現地で日本軍が降伏文書に署名するまでの約3年半、日本による統治が行われました。

この間に使われた日本語の教科書やバナナマネーと呼ばれた日本政庁発行のドル札など、興味深い資料がたくさん展示されていました。



東南アジアの地で第二次世界大戦(太平洋戦争)関連の史跡を訪ねることは、日本人として面映ゆく、なんとなく居心地の悪い感情を抱きます。
しかし、日本の侵略戦争として犠牲者も多かった反面、イギリスなど欧米の列強各国からアジアの植民地が独立する契機ともなり、当時の日本政庁により整備されたインフラや制度がその後の独立に役立ったりしたことも事実であり、現在のアジア各国と日本の立ち位置がどこから来たのかを知っておくためには、こうした史跡や資料館から目を背けること無く、しっかり見ておくことが必要だと感じました。
現地2日間という濃密な日程の中で、あえて案内してくれた石田君に深謝です。

「その9 その9 日本人墓地公園〜ラクサで昼食」に続く
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