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徒然日記 - 映画カテゴリのエントリ

永遠の0

カテゴリ : 
映画
執筆 : 
Dice 2014-1-13 15:01
永遠の0 話題になっている映画『永遠の0』を、宮崎セントラルシネマのレイトショーで観てきた。

 客入りは、三連休の中日ということもあって、かなりのもの。Webの事前予約でセンターを座席指定しておいて良かった。
 先日観た『あさひるばん』はかなり苦戦していると聞いたので、この半分でも入るといいのに(まだ宮崎セントラルシネマでは1日1回上映してる)。

 Facebook等で泣ける映画という前評判を仕入れてはいたが、その前評判に違わぬできであったのは、年のせいでとみに涙腺が緩くなっているせいだけではない。老若男女がいっぱいの館内のあちこちで涙流れていたから。
 これは、太平洋戦争、特に特攻をモチーフにした映画であるが、間違いなく愛の物語であると同時に、男の生き方の物語であり、結果として見事な反戦映画にもなっている。
 私を含め人々は、戦時中という困難も極限の時代に、愛のために孤独を恐れずに生きようとした主人公の姿勢に、それも単なる妻や娘への愛だけではなく、根底に広い人間愛があることに気づいて涙したのだと思う。
 それは、脚本(原作)の力かな。

 原作者の百田尚樹は情熱大陸にも出て、すっかり売れっ子というか時の人になっているけど、この『永遠の0』が小説家としてのデビュー作だったのね。2006年に世に出たこの原作も評判が良く、映画のヒットともにまた売れてるみたいだけど、残念ながら未読。いずれ読まねばなるまい。

 主演の岡田准一は、今、NHK大河ドラマの黒田官兵衛役で主演するなど乗っている役者の一人であり、個人的にこのところ注目している役者である。
 昨年観た「図書館戦争」の時も思ったが、古今東西の武道に通じていて、きちんと身体を鍛えているので所作が美しく、それでいてよく考えて演技を作ることができる役者だと思う。

 脇を固めるベテラン俳優陣も凄い。田中泯の存在感とか半端ないし、平幹二郎も端役だけど凄みがあるし、夏八木勲もスクリーンで観るのはこれが見納めかなと思いながら観てた。

 零銭による空中戦の模様をはじめ、SFXもよく作られていて、リアリティも十分。資料映像をベースに、苦労して作ったんだろうな。

 ともあれ、お金払って観るに値する良作でした。今年の日本アカデミー賞の有力候補は間違いないだろう。
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あさひるばん

カテゴリ : 
映画
執筆 : 
Dice 2013-12-1 12:10
 このブログに投稿するのも約3ヶ月ぶりになってしまった。サボりすぎだな。
 Twitterメインの時は、長文はやっぱりブログにと思っていたけど、最近は長文や画像のの投稿もOKなFacebooがkメインになっているので、どうもわざわざブログにって感じではなくなっている。
 一人暮らしで家事に追われて、時間的にちょっと余裕がないのもあるかな。時間は作るものなので、ちょっと反省せねばならんかも。
 で、久しぶりに映画の話題。

 金曜のレイトショーで映画「あさひるばん」を観に行ってきた。
 人情喜劇というジャンルは実は苦手なので、ほとんど観ないのだが、我らが「みやざき犬」もちょこっとだけ出演しているし、先日のファーム日本選手権の際の抽選で鑑賞券が当たっていたので、行かない手はないよね。
 監督は、漫画「釣りバカ日誌」の原作で有名な、都城市出身のやまさき十三氏。この映画のロケで来県された際に、みやざき大使にも就任いただいた。
 だから、この映画観るのも半分仕事みたいなもんだ。

 苦手なジャンルなので退屈するかなと思っていたけど、宮崎の風景があちこち出てくるのでそれだけで楽しいし、ばん役の山寺宏一の過剰なまでのべたな演技を初めとして、いろんな小ネタで笑いのツボがあちこちちりばめられているし、ほろりとさせられる場面もあるしで、意外に楽しめた。
 監督と同じみやざき大使の齋藤恵子、温水洋一といったベテラン俳優陣はそれぞれいい味出しているし、何より西田敏行の存在感は流石だね。
 やまさき監督の宮崎愛に溢れた作品だけど、宮崎弁満載のこの映画が、全国的にも受けるといいな。
 続編もできそうなエンディングなので、できれば映画「釣りバカ日誌」に続いてシリーズ化されると言うことはないのだが。
 エンドロールではメイキング映像もちょこっと流れるし、「みやざき犬」もちゃんとクレジットされるしで、最後まで楽しませてくれるので、これから観る人は、場内明るくなるまで座って楽しむのが吉。
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『図書館戦争』

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映画
執筆 : 
Dice 2013-5-14 0:03
 図書館屋を標榜する者として見逃せない映画『図書館戦争』を、日曜日のレイトショーで観てきた。

 原作を読んだのが2006年の夏、その時の感想がこれ。もう7年も経つのですね(遠い目)。
 原作は、図書館屋としては鮮烈な作品だった。図書館員としては常識だけど、一般にはあまり知られてはいない「図書館の自由に関する宣言」をモチーフに、ラブコメと自由を守るための戦いを縦横に紡ぐその着想が何よりも見事。
 荒唐無稽ではあるけど、読書の自由とは何か、図書館とはどういう存在なのかをきちんとおさえていた。
 単なる荒唐無稽な作品とは一線を画し、図書館や読書、検閲に対するしっかりとした姿勢があったからこそ多くの読者を魅了し、この後、図書館戦争シリーズは本編が4作まで書き継がれ、スピンアウト作品も生まれた。
 著者・有川浩がブレイクするきっかけとなったのがこの作品であることは間違いないし、その後の有川浩の活躍ぶりは言うまでもない。多くの作品が映画やテレビドラマの原作として使われている。

 そこで、この映画である。
 原作の世界観を見事に映像化していると言って良いだろう。
 ヒロイン榮倉奈々の笠原郁っぷり、なかなかはまっている。岡田准一の堂上教官もいい。元々岡田君は格闘技の素養があってアクションシーンも上手いし。他の登場人物達も、それぞれの役者さんが良い味出している。
 自衛隊全面協力の訓練シーンや戦闘シーンも原作の映像化に貢献している。さすがに戦闘シーンはちょっとやり過ぎ感もあってリアルさには欠けるけども、それはそれ、SF的な要素だし、少々のことには目をつむる。
 しかし、やはり何よりいいなと思うのは、図書館のシーン。ロケは北九州市立図書館で行われているのだが、知識の宝庫としての重層感とか、よく出ている。実際の使い勝手とか蔵書構成とかは知らないけど、行ってみたい図書館だな。
 そして、高らかに掲げられた「図書館の自由に関する宣言」。あのシーンで涙ぐみそうになるのは、図書館屋の性かな。
 やっぱり図書館ていいな。もう一度図書館の現場で働いてみたい。そんなことを思わせてくれた映画でした。
 できることなら、この後に続く『図書館内乱』、『図書館危機』、『図書館革命』までシリーズ化して映画化して欲しいと思った次第です!。




ARGO

カテゴリ : 
映画
執筆 : 
Dice 2012-11-11 17:03
 「事実は小説よりも奇なり」という言葉があるけど、それを地で行く驚きの事件を史実に忠実に描いた映画だ。

 1979年のイラン革命の際、アメリカ大使館が占拠され52名の大使館の職員が人質となる事件が起こったが、その際に6名の職員が大使館を脱出してカナダ大使公邸に逃げ込み、極秘裏に匿われた。
 この6名を革命政府の追求をかわしつつ救出するために、CIA工作本部技術部のトニー・メンデスが仕立てた計画が、『ARGO』というSF映画をイラン国内で撮影することにし、隠れている6名をそのロケハン・スタッフに偽装して厳戒態勢のテヘラン空港から民間機で出国させようという途方もない計画。

 CIAのエージェントによる人質救出作戦を映画にするとなれば、派手な撃ち合いとかカーチェイスとか最新兵器とかがつきものなのだけど、単身イランに乗り込んだトニー・メンデスは、銃すら持たず、一滴の血も流さずに、度胸と冷静さと手先の器用さで乗り切ってしまうのだ。
 本当のスパイの世界というのは、こういうものなのだね。

 敵を欺くにはまずは味方からというように、ハリウッドの大物プロデューサーを巻き込んで本物のシナリオを用意し、キャスティングに制作発表にという準備段階は笑いも誘うが、実際にイランに乗り込んでからの緊迫感は半端無い。7人が乗った飛行機が離陸する瞬間は、「行け〜!」と叫びたくなる。

 実際のニュース映像を元に場面を忠実に再現したり、当時の映像を挟み込んだりして、リアリティも満点。ドキュメンタリーと言ってもおかしくない。

 監督は俳優のベン・アフレックで、彼は主役のトニー・メンデス役も演じているし、制作には、ベンの他、俳優仲間のジョージ・クルーニーも名を連ねている。
 そういうのを楽しみながらエンドロールを見ていると、当時大統領だったジミー・カーターの証言も流れるし、本物のパスポート写真と配役の写真比較も流れたりして、本当に最後まで楽しませてくれる。

 現在の中東情勢というか、中東とアメリカの緊張関係を招いた遠因がどこにあるのかを改めておさらいすることもできるし、「今、観るならこれ!」って言える映画でした。
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The Iron Lady

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映画
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Dice 2012-4-1 0:12
 諸々の隙を突いて、シネマイクスピアリのレイトショーで「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観てきた。

 政治という権謀術策渦巻く男中心の世界の中で、食料品店の娘から西欧初の女性首相に上り詰め、財政赤字、インフレ、高い失業率、フォークランド紛争など困難な状況を乗り越えてイギリスを復活へと導いたサッチャー。

 一方で人頭税の導入など保守的で急進的な施策を強行しようとして不評を買うなど、政治家としての彼女の評価は今でも毀誉褒貶に大きく二分されるが、その信念の強さとリーダーシップ、そして頂点に立つ者の孤高をこの映画はよく描き出している。

 「どう思うか」とインタビュアーに聞かれ、「大事なのはどう思うかではなく、どう考えるかであり、考えが言葉になり、言葉が行動になり、行動が運命になる」と彼女が答えるシーンがこの映画の白眉ではないだろうか。

 国が困難な時代には、こうした傑出したリーダーが必要とされるのだろう。我が国の政治状況を考えながら観ると、考えさせられることが多い。

 それにしても、主演のメリル・ストリープの演技は、流石の一言に尽きる。
 実際のサッチャーの映像を相当研究したのだろうが、引退して表舞台から消え、年老いて認知症を患う彼女を演じるのは、モデルがないだけに相当の困難があっただろうと思う。
 その困難を感じさせない見事な演技は、アカデミー主演女優賞も当然だろう。
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J・エドガー

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映画
執筆 : 
Dice 2012-2-13 23:26
  普段通りの生活だと観たい映画もなかなか観られないので、シネマイクスピアリのレイトショーに昨夜思い切って行ってきた。

 チケット売場で「J・エドガー」にするか「ドラゴン・タトゥーの女」にするか迷ったが、公開が早かったのと、このところ外れのないクリント・イーストウッド監督作品ということで前者に決定。
 21時45分上映開始で終了は24時15分とかなり遅くなるが、自転車で15分で帰れる距離なので、さして苦にはならない。

 さて、映画の話だ。レオナルド・デカプリオ演じる主人公は、ジョン・エドガー・フーヴァー。
 FBI(連邦捜査局)の初代長官として、1924年5月10日の任命から1972年に亡くなるまで長官職を務め、就任当時のカルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8代の大統領に仕えた。
 いや、「仕えた」という表現は正しくないな。FBIを大統領すら手出しのできない組織に育て上げ、その座に「君臨した」と言うべきだろう。
 そのためにフーヴァーは、政治家達の私生活を盗聴するなどしてプライヴァシーを暴き、極秘ファイルに収めて自分の手元に置き、FBIの権限を肥大化させる切り札として使っていたのだ。

 しかしその一方で、司法省の弱小組織に過ぎなかった捜査局に、職員の規律と忠誠心をもたらすとともに、銃の携行許可や逮捕権を持たせるなど権限を拡大し、指紋の一元管理や科学的な捜査手法を導入するなど、現代の警察捜査に繋がる組織を確立している。

 フーヴァーと言えば、有名人や政財界人に対する諜報活動や恐喝、政治的迫害を行うなど、利己的で時として違法な権力行使を行ったことで負の評価の方が大きいが、この映画では、その背景に「国を守る」という彼の強い信念(それが行き過ぎて妄執と受け取られるのかもしれないが)があったことを伝えていて、そこにクリント・イーストウッドらしい眼差しの優しさが出ているような気がする。

 デカプリオを始め、ナオミ・ワッツなど脇を固める役者陣も熱演だが、映画としてはどちらかというと地味だし、フーヴァーの伝記なんてそもそも日本人にはあまり馴染みがない素材なので、アメリカ国内ではそこそこヒットしても、日本では興行的には難しいかなと思う。
 個人的には☆☆☆1/2で、誰にでもお薦めっていう映画ではない。
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タンタンの冒険

カテゴリ : 
映画
執筆 : 
Dice 2012-1-15 11:21
 金曜日の仕事帰り、たまには映画でも観ようと東西線浦安駅から京葉線舞浜駅へ向けて自転車を走らせ、一路イクスピアリへ。


 レイトショーのラインナップの中から、「タンタンの冒険 3D(字幕版)」とオール浦安ロケでイクスピアリでは昨年末から先行上映されている「カルテット!〜Quartet!〜」のどちらにしようか迷ったのだが、「カルテット」はもう少し上映されそうだけど、「タンタン」はもうすぐ上映終了になりそうな気配があったので、「タンタン」を選択。
 3Dメガネが別料金だったたので、合計2,200円になったのは想定外だったが、まあいいか。次からは通勤鞄の中に3Dメガネ常備しとけってことだな。

 21時の上映開始までにしばらく時間あったので、イクスピアリ4階にある「OLD OWL 」というパブに入って、舞浜地ビールの季節限定「バレンタイン・エール」500円とスモークミート・サンドで夕食。そんだけじゃ足りないので、ビールもう1杯とトルティーヤチップスも。
 実はここ、シネマイクスピアリのチケット見せると5%引きになるので、ちょっとお得だし、地ビール安くて美味しいしなかなか良い。

 そのうちにちょうど良い時間になったので、TULLY'Sでコーヒー買ってシアターへ。ビール2杯飲んで利尿効果のあるコーヒーと来れば、途中でトイレに行きたくなる不安もあるが、上映時間2時間ならなんとかなるか。

 「タンタンの冒険」て娘が大好きで、タンタンシリーズの絵本が誕生日のプレゼントだったりしたこともあるなぁ(遠い目)。
 今回は3Dということで、作画も原作のまんまではなくて、登場人物も立体化されているのだが、原作の雰囲気を壊さずに、なおかつ実写に近づける努力がなされていて、なかなか見事だった。下手に完全実写せずに良かったんじゃないかな。
 アニメの3Dは、舞台の書き割りのように、いくつかの平面が奥に向かって並んでいる印象を受けることもあるのだが、室内で埃が舞うシーンなど、3Dの効果がうまく効いている場面もあって、全体的には違和感なく楽しめた。

 監督は、ファンタジックな冒険活劇作らせたら間違いないスティーブン・スピルバーグだし、2時間あっと言う間。心配された尿意も全然問題なし。
 エンディングの余韻は、続編が期待されるところだが、確かスピルバーグ、タンタンで3部作作るんだったかな。早くも次作が楽しみ。
 原作は児童書ではあるけれど、大人も楽しめるクオリティだし、映画も期待にそぐわない出来だった。

 それに、"Tintin"は、「タンタン」じゃなくてやっぱり「ティンティン」が正しい発音なのねとか、悪役のレッド・ラッカムは、007だけではなくて公開が楽しみな「ドラゴン・タトゥーの女」でも活躍のダニエル・クレイグが声優を務めているとか、吹替版ではわからない楽しみ方もあったりして、充実した一夜となったのでした。
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ゴースト・プロトコル

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映画
執筆 : 
Dice 2011-12-30 22:15
 年末年始の休みも昼間はあれこれ忙しいので、映画もなかなか観られないなと思っていたが、レイトショーならなんとかなるんじゃないかということで、行ってきましたシネマイクスピアリ。
 夕食も入浴も済ませて、防寒対策バッチリで自転車飛ばして行って観るものと言えば、何にも考えずに楽しめるアクション大作でしょうと、「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」を選択。21時35分上映開始で、終わりは24時だと。いいもんね、帰って寝るだけだから。

 いやー、期待どおりよくできていて楽しめたよ。確かにアクションシーンでご都合主義的な所はあるけど、それはそれ、主人公は決して死なないのがお約束だから。

 美男と美女が活躍し、悪者の企みは寸前に食い止められる、勧善懲悪の物語。これまでは組織内部の裏切りとの闘いみたいなところがあったけど、本作は007シリーズのプロットに近くなった気もする。

 これまでと違って、本作ではイーサンがグループリーダーとして他のエージェントに指示を出したりまとめる役。リーダー自ら身体を張って、ブルジュ・ハリファの外壁登ったりする訳だから、若いエージェントもついて行かざるを得ないよね。

 アップにすると、さすがにトム・クルーズも年とったんだなと思うけど、実は同じ年(4ヶ月ほど彼が若い)なんだ。今回もスタントなしで殆どのアクションこなしたと言うから、よくやているよね。ハリウッド・スターほど金と暇はかけられないけど、俺も頑張らねばなと思わせてくれるよ。ありがとう、トム。さーて、腹筋やるかな。
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アジョシ

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映画
執筆 : 
Dice 2011-10-7 23:10
 久しぶりに平日休みで自分の時間が取れたので、シネマイクスピアリに映画を観に行った。
 プールにも行くつもりだったので、数ある午前中の初回上映の中から選んだのが、「アジョシ」。




 特に下調べした訳でもなく、半分は消去法で選んだようなものだったが、結論から言うと、いや〜良かった。

 R15指定だし、暴力的でグロいシーンもあるから、誰にでもお勧めできる作品ではないかもしれないが、個人的にはツボにはまる映画だった。

 妻と子どもの死という喪失を抱えながらひっそりと生きていた元韓国軍特殊部隊員のテシクが、犯罪組織にさらわれた隣家の少女ソミを助けようと、単身で闘いの場に向かう。
 本来、無関係なはずの彼が、何故にそこまでと思うのだが、闘うことを徹底的に教え込まれた男の本能と喪失の痛みが、彼を突き動かす。
 孤独に生きるテシクと、同じく孤独に生きることを強いられることとなったソミの心の交流が泣かせる。

 アクションシーンはスピーディーでスタイリッシュだし、主役のウォンビンの鍛えられた肉体がまた凄い。彼は、スタントなしでこの撮影を乗り切ったらしい。
 これ観たら、男は身体鍛えとかなきゃと思うよね。だから、見終わってプール行って泳いだ。久しぶりだったので思うようには泳げなかったけどね。

 男が見るべき男の映画。こういう骨太の映画が、最近の邦画にはないのが残念。
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The Tree of Life

カテゴリ : 
映画
執筆 : 
Dice 2011-8-15 21:33
 今日まで休みを取っていたので、久々に映画でも観ようと自転車で舞浜のイクスピアリへ。シネマイクスピアリの平日初回上映1,300円で観たのは、第64回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞ということで話題先行の「The Tree of Life」。

 う〜ん、観る人を選ぶ映画だね。極めて観念的、宗教的な映画だし、はっきり言ってつまんない、という人も多いと思う。

 思春期を迎えた一人の少年の成長箪と彼を取り巻く家族の物語と言ってしまえばそれまでなのだが、基本的な主題は、映画の冒頭で示される「ヨブ記」にあり、それはつまり、神を信じる者の身に不幸が訪れるのは何故なのかという問いであり、神の沈黙の前にとまどう人間の根元的な姿が描かれている。

 私みたいに宗教的なバックボーンというか素養を持たない人間には、この手の主題は非常にわかりづらいので、考え考え観なきゃいけない。
 登場人物達はあまり多くを語らないが、特に厳格な父(ブラッド・ピット)と慈愛溢れる母(ジェシカ・チャステイン)の生き方そのものが宗教的に対極(世俗と恩寵)にあり、その間で育つジャック(ハンター・マクラケン、長じた姿はショーン・ペン)が性への目覚めや父への反発など思春期ならではの変調に自らとまどいつつ、どちらの生き方を選ぼうかと悩む姿が描かれているのだろう、と思う。
 描かれるシーンの多くが示唆的、象徴的である。

 映像は美しい。特に、宇宙の開闢と生命の誕生を描くシーンなどは、全く台詞が無く、クラッシック音楽だけが流れて、スタンリー・キューブリックの「2001年 宇宙の旅」を彷彿とさせる。このあたりの難解さにお手上げという人もいるだろうし、ひょっとして寝ちゃうかもしれない。

 多くの日本人には小難しい映画(だと言い切ってしまって良い、と思う)だが、たぶん、アメリカ人的には深く心に響く映画なのだろうな。ひょっとすると、アカデミー作品賞とか監督賞を取ってしまうかもしれない。☆☆☆。
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