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徒然日記 - 図書館カテゴリのエントリ

学校図書館の課題

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図書館
執筆 : 
Dice 2011-6-28 23:57
 実に久々の図書館ネタ。

 本日付け讀賣新聞の13面(解説)に、「学校図書館の課題」と題して、活字文化推進会議事務局の和田浩二氏によるレポートが掲載されている。
(記事PDFはこちら)

 「言語力の育成」をうたった新しい学習指導要領が今年度からスタートし、学校図書館の役割が増しているが、文部科学省の調査によると、学校司書不在の小中学校が半数以上に達するなど多くの課題を抱えていることが明らかになった、とのこと。

 記事で模範事例として伝えられているのが、東京・荒川区の取り組み。荒川区では、区内34小中学校に司書を配置、更に希望校には区教委の「学校図書館支援室」から指導員(元司書教諭など)が出向いて調べ学習の授業を行ったりしているという。
 また、小学校で図書館担当職員の配置率が99.5%と都道県別で最も高かった島根県(中学校でも96%、全国3位)では、2009年度から職員を雇用する費用を市町村に助成したり、教諭を対象に司書教諭の資格取得を奨励しているほか、ボランティアの協力を仰ぎ、利用しやすい図書館に改造する動きも盛んとのこと。

 一般的にこうした行政の取り組みは、財政が豊かだからと捉えられることが多いが、この記事では、
「財政難はどこも同じ。首長が教育を重視しているかどうかの差ではないか」
という高鷲忠美・八洲学園大学教授の言葉を伝えている。

 こうした模範事例の一方で、全国の小中学校約32,000校中、司書などの担当職員がいない学校は55%に上り、4校に1校は担当職員、司書教諭ともに不在で、司書教諭がいる場合も学級担任などとの兼務がほとんどと現状を伝え、そのことによって開館時間が短かったり、目当ての本が探せなかったりして子ども達の足を図書館から遠のかせる要因になっていると指摘する。

 記事の元になった調査について、文部科学省のサイトで公表されている。
平成22年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について

 これを見ると、宮崎県における学校図書館担当職員の配置率は、小学校で40.1%、中学校で43.8%といずれも全国平均をやや下回り、九州でも下位に位置している。
 言語力育成のために欠かせない学校図書館の整備、さ〜てどうする?、宮崎県!。
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カーリルローカルが凄い

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図書館
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Dice 2011-2-4 0:12
 カーリルってのは、全国の図書館の蔵書情報と貸出状況を検索できるサイトで、自分の好みの図書館を検索対象に設定できるので、今住んでいる浦安市の図書館を分館も含めて全部検索対象にして使っている。
 検索対象は市町村別や大学別など5つまで設定しておくことができるので、千葉県立国立国会図書館、勤務先のある渋谷区の図書館などを加えることも可能だが、そこまでは必要ないので、今は浦安市立図書館だけで運用している。
 カーリルはアマゾンにも連動していて、検索した本の表紙イメージを表示してくれるし、図書館に所蔵のない本も表示してくれる上に、現在貸出可能かどうかまで一覧でわかるようになっている。
 検索では、同じ著者やジャンルの関連する資料まで拾ってくれるのは好みが分かれるところであるが、そこまで余計なことをしても、検索のスピードはかなり速いのは驚き。
 無味乾燥な公共図書館の検索のインターフェイスと比べ、カーリルのそれはポップで明るく、楽しく使えるのもいい。

 このカーリルが、これまでカーリルで提供していたISBNのある書籍の所蔵情報に加え、地域資料や行政資料・映像資料など図書館の所蔵するすべての資料に対応したカーリルローカルという新しいサービスを始めた。これがなかなかの優れものなのだ。

 このカーリルローカルを使うと、5館以上の横断検索も可能なため、例えば宮崎県内の図書館全てを横断的に検索することが簡単にできる。
 前述のように地域資料や行政資料も検索の対象になっているため、図書館のレファレンスの窓口でも職員が自分用のツールとして使うことができるほどだ。自館にない資料の相互貸借先を探すのに、これほど便利なツールはこれまで無かったのではないか?。

 さらに、マイ・カスタム検索で、検索の対象となる図書館を自分の好みでカスタマイズできるようになっている。これを使えば、浦安に住んで渋谷区代々木で働いている私が、途中下車して立ち寄ることの出来る図書館を対象にした検索のページを作れるようになるのだ。

 そして、このカスタム検索は一般にも公開できるようになっていて、既に「京王線沿線7市図書館」だの「」といったカスタム検索が公開されている。中には、「プロ野球本拠地のある街」とか「Jリーグのクラブがある街」といった、実際に使う場面があるのかどうかわからないカスタムもあるけど、いろいろな選択が可能だということだ。

 しかもこの検索、複数館を横断的に対象にする割には、結果が出るのがかなり早い。どういう仕組みになっているのか、こんどその筋のプロに聞いてみよう
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「図書館関連論考」移行完了

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図書館
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Dice 2011-1-20 0:26
 このサイトの「図書館関連論考」に、2006年5月まで開いていた旧サイトにあったコンテンツを全て移行完了しました。
 昔は真面目にいろんなことやってました。最近は、図書館の問題に正面から向き合っていないなと反省しております。
 ここでも少しずつ、図書館関連のコンテンツを増やしていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
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宮崎県議会における図書館関連質問

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図書館
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Dice 2011-1-9 0:20
 図書館関連論考に旧サイトに掲載していた宮崎県議会における図書館関連質問を転載。
 
 ただし、今のところ2005(平成17)年の6月議会分までしかデータがない。
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地域の記憶を共有する

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図書館
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Dice 2010-12-13 21:30
 12月11日(土)付けの日本経済新聞文化面(36面)に、「図書館と市民が連携して古い写真をアーカイブズ(記録資料)化し、地域の記憶として構成に残す活動が各地で動き出した。」ことを紹介する記事掲載。
 紹介されているのは、新潟県十日町と大阪府豊中市・箕面市の事例。

 十日町の図書館である「十日町情報館」では、2年前に地元で3代100年に渡って写真館を経営してきた個人から48,000枚に及ぶ写真の寄託を受けて収蔵室を整備し、写真原板の収納とデジタル化作業を行っている。
 この作業には、約40名の市民によって編成された古文書整理ボランティア写真整理チームがあたり、撮られた場所や撮影年月日、撮影された対象物の情報を整理し、データ化しているとのこと。
 その成果の一部は、2010年10月30日(土)〜11月5日(金)に「よみがえる懐かしきくらし−明治・大正・昭和の十日町」と題して情報館のロビーで展示され、更なる情報の収集も図られたらしい。

 この件、十日町情報館のサイトには情報が無くて、デジタル化された写真も公開されていないみたい。
 この件で参考にした追加情報はこちら

 もう一つの、豊中市と箕面市の図書館が連携して運営を行っている「北摂アーカイブス」は、家庭などに眠っている古写真の提供を受けデジタル化して、地域の記録としてネットで公開している。現時点で公開されている写真は140点ほどらしいので、まだまだ多くはないが、事業はまだ始まったばかり(サイト公開は2010年3月)なので、これから次第に充実していくのであろう。

 こちらも、写真を整理してデータベース化するのに活躍するのが、「地域フォトエディター」と称するボランティアとのこと。サイトを見てみたら、昔の写真と同じアングルでフォトエディターが撮影して、「いま・むかし」として並べて比較しているものもあった。

 写真が記憶を固定するものだとすれば、こういう形で地域の記憶を共有化することは、地域を再発見し、新しいものを生み出す原動力にもなるだろう。まさに温故知新、面白い取り組みだと思う。
 そして、こうした取り組みを統べるのが、地域の情報センターである図書館であるというのもまた良い。
 まあ、博物館であっても郷土資料館であっても良いのだが、図書館人としては、ここはやはり図書館であって欲しい。

 私も以前、「みやざきの自然」という、1989年刊行で20号続いた類い希な自然誌をデジタル・アーカイブしてWebで公開するプロジェクトにボランタリーに携わったが、図書館が核となって、地域に眠る文化的な遺産をアーカイブしていく取り組み、今後も増えていくのではないかと思う。
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典拠コントロール

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図書館
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Dice 2010-12-12 18:30
 先日のブルーエン/ブルーウンに係る典拠コントロールの話は、「ロンドン・ブールヴァード」を返却する時にカウンターの職員に「Web-OPACで検索すると別々になるので著者典拠を修正した方がいいですよ。」と話しておいた。

 それで、数日経って浦安市立図書館のWeb-OPACで検索してみたら、「ケン・ブルーエン」ではちゃんと蔵書の3冊がヒットするのだけれど、「ケン・ブルーウン」では新しい「ロンドン・ブールヴァード」の方がヒットしない。参照関係が一方通行になっているので、これでは完全ではない。「ブルーウン」で引いて「ブルーエン」も表示してくれなくては。

 気になるので、それじゃ他の著者はどうなっているのかと試しに検索してみたら、「北野武/ビートたけし」も「阿佐田哲也/色川武大」も「栗本薫/中島梓」も、基本的にそれぞれの著作しか表示してくれないみたいだ。

 う〜む、なんだかなぁ。浦安市立ともあろうものがそれで良いのか?。それじゃ、宮崎県立ではどうなっているのかと試してみたら、こちらも結果は似たようなもの。システムをコンピュータ化した時に、全国のモデルとなったくらい著者典拠にはうるさかった図書館なだけに、この結果は実に残念。山田先生が草葉の陰で泣いておるぞ!。

 公共図書館のWeb-OPACに関する最近の研究でも、「著者名の典拠コントロールは十分に機能しているとはいえない。」とあるので、どこも似たようなものなのかもしれない。典拠のシステム通さずに、購入した市販MARCを直接読んで検索結果作っているのかも。

 これだけWeb-OPACが一般的になったにも関わらず、こんな基本的な検索ができないというのは残念至極。膨大な知識の海をうまくナビゲートしてくれるのが図書館の役割だろうから、知らないと検索できない、ではなくて、知らなかったけど検索したらわかった、という世界を見せてあげるべき。
 図書館もシステム屋さんももっと頑張んなきゃ、プロとしての存在意義がないよ。
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雑誌スポンサー

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図書館
執筆 : 
Dice 2010-6-8 0:02
 6月4日付け日本経済新聞夕刊の社会面に、「図書館に雑誌スポンサー」と題する記事あり。
 「自治体の財政難のあおりで予算削減に苦しむ岐阜県岐南町や徳島県の図書館が、雑誌の表紙に企業名を表示する代わりに購入費を負担してもらう「雑誌スポンサー制度」を導入し、一定の成果を上げている」とのこと。

 記事を読むと、最初に始めたのは岐阜県の岐南町図書館のようだ。2008年7月に職員の発案で導入、ショッピングセンターなど7社・団体の協力で17誌、年間14万円の購入費を賄うという。
(関連:岐南町図書館「購読雑誌スポンサー募集」)
http://www.lib.town.ginan.gifu.jp/osirase/osirase.htm#%E9%9B%91%E8%AA%8C

 続いたのが徳島県立図書館で、2009年7月から開始して、26社のスポンサーで対象雑誌の3割に当たる72誌、年間約82万円の購入費を賄っているという。
(関連:徳島県立図書館「雑誌スポンサー募集」)
http://www.library.tokushima-ec.ed.jp/libhp/sponser.htm

 徳島県立図書館は、資料購入費が10年間で3分の1に削減されたというから、背に腹は代えられないということか。確かに、以前の徳島県立図書館の資料購入費は都道府県立図書館の中でもかなり高かったのだが、県の財政事情の悪化とともに、他県並みに減らされているようだ。
(関連記事:徳島新聞Web)
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/04/2009_123967184969.html

 費用を負担して貰うかわりに、ラックに並ぶ最新号にかけられたカバーの表紙側に協賛企業名のステッカーを貼り、裏表紙側には企業のPRチラシを挿入しているらしい。記事中の写真を見る限り、これくらいなら許せるかなという感じ。

 他にもないかと調べてみると、岐阜県立図書館も募集を始めたようだ。
http://www.library.pref.gifu.jp/zassibosyu.pdf

 雑誌の寄贈を受けるではなく、図書館が所蔵を決めている雑誌について、企業が直接購入費を支払うところがミソ。寄贈だと意に沿わない雑誌の申し出もあったりするからだろうか。
 図書館が各企業に請求するのか、それとも何らかの契約に基づいて図書館に納入している書店なりが企業に請求するのか、具体的な請求方法とかはちょっと気になるけど。

 美術館や図書館など公共施設に対する寄付(ドネーション)の文化(当然に税制等の制度も)が根付いていない我が国では、広告という目的が付随しないとお金が集まらないというのはちと悲しいが、税収が低下して財政に余裕が無くなると、文化関連予算は真っ先に削減対象になるので、こういう形でのサポート策が出てくるのも仕方のないところか。
 今後も他の図書館に増殖するのではないかと思われる。
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宮崎県における大正期の公共図書館政策

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図書館
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Dice 2010-4-18 22:39
 図書館関連論考に「宮崎県における大正期の公共図書館政策」を収録した。
 これは、『図書館学 61』(1992年12月 西日本図書館学会)の「大正期の公共図書館政策(宮崎県)」としてまとめたもので、内容は1992年当時のまま。
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カーリル

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図書館
執筆 : 
Dice 2010-3-16 0:31
 始めたばかりのTwitterで約40年ぶりに再会を果たした(実際にはまだ会ってはいないのだが)小学校3年の時の同級生に教えてもらった。

 「カーリル」(http://calil.jp/)

 全国4300館以上の図書館・図書室の蔵書を横断検索できるという触れ込みのサイトである。

 実際に使ってみると、市町村単位でエリアを決めて、そのエリアにある図書館に対して蔵書検索をかけるようだ。
 説明では、「複数の図書館の蔵書とAmazonのデータベースを同時に検索するMixed Search検索」というものを行っているらしく、所蔵情報のない書籍についても、Amazonが持っている書籍データが表示される。
 全ての書籍に対して、表紙のスキャン画像が表示されるし、蔵書されているかどうかだけではなくて、貸し出し中かどうかもわかるようになっていて、そこから更に予約までできたりする(図書館によっては対応していないかもしれないが、全ては試していない)。

 「図書館マップ」もあったりして、今日現在で全国4,346館の基本情報や所在地(Google mapで表示)もわかったりするのだ。

 いや〜、凄いサイトができたものだ。夢のようだね。ちょっと使い込んでまたレポートしたい。
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 宮崎日日新聞のWebサイトに、「にぎわい創出へ 宮崎市でアートセンター含む複合ビル起工」との記事が掲載されていた。

 橘通西3丁目の宮崎太陽銀行本店跡地に建設されるこの複合ビルの目玉は、宮崎市がにぎわいを創出するため整備する「アートセンター(仮称)」で、その概要は、「3階に交流サロンや創作アトリエ、キッズルームなどを設ける。4階に展示室やアート関連の書籍をそろえた図書室、5階に常設展示室や市民の発表と場として貸し出す企画展示室などを設ける。6階は一部園庭化し、1、2階は商業店舗などが入る。」となっているが、そこが宮崎市立図書館の分館機能を持つとの情報は無い。

 中心市街地の中核施設に公共図書館の分館機能があれば、「にぎわい創出」という点でもプラスになるし、周辺住民や周辺で働く宮崎市民にもメリットが大きいと思われるのだが、そういう考えは市役所の内にも、住民サイドにも無いようだ。
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