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徒然日記 - プライベートカテゴリのエントリ

PLATINUM MACH9の発注と一緒に、すぐに必要となりそうなものをいくつかオーダーかけましたが、そのうちのひとつが輪行袋。なにせ「旅する自転車」なので、輪行袋は必要不可欠。

RENAULTには輪行袋のオプションは無いので、いろいろと情報収集したところ、先達のブログに、おなじ折りたたみミニベロのDAHONのオプション品がなかなか優秀だという情報がありました。
肝は、軽くて(カタログ値約340g)、コンパクト(カタログ値W230 x H140 x D50mm)で、そこそこ丈夫なこと。ストラップが付いていて、シートポストやハンドルに取り付けることもできる点もなかなか良さそうだと思いました。

16インチ用と20インチ用があるみたいなので、Amazonのサイトでサイズを間違わないように慎重に確認し、ポチりました。

PLATINUM MACH9が届いた日に、早速広げて収納してみました。
初めての収納で、所要時間は3分ほど。
慣れれば、PLATINUM MACH9を折り畳んでから収納するまでに5分もかからずにできそうです。
詳しくは、動画をご覧ください。



今は、屋外の自転車置き場ではなく、この輪行袋に入れた状態でマンションの廊下側にあるエアコンの室外機の上に置いて、ワイヤーロックで固定してます。
いたずらも避けられるし、本体が風雨にさらされないので汚れずに済みますし。
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RENAULT PLATINUM MACH 9

昨年4月に宮崎を離れる時に、それまで長年愛用してきたクロスバイク(SPECIALIZED CROSSRIDER XC SPORT)を手放すことにして、浦安では自家用車と公共交通機関と自らの足を移動手段としてきたのですが、このところ運動不足気味で、加えて何か物足りない感じがしてきたので、自転車を買うことに決めました。

最初は、今流行のe-Bike(電動アシスト)にしようかとも思ったのですが、良さげなやつは結構いいお値段がするので、おいそれと手が出ません。

ネットを渉猟して、DaytonaのDE03ならなんとか行けそうと狙いを定め、実機を確認できるところを探したところ、なんと、浦安の自転車屋で見られるというではありませんか。

時間を捻り出して、その自転車屋さん「believe」に胸躍らせながら行ってみたら、Daytonaのモデルは残念ながらありませんでした。
DE03は完売&モデルチェンジの最中で、次のモデルが入ってくるのは、6月くらいになりそうとのこと。
そういうことで気勢を削がれてしまったのですが、ミニベロをメインに扱っていらっしゃるその自転車屋の店主・山越さんに、BROMPTONとかTyrellとかを見せていただきながらお話しを伺っていると、小さく折りたたみできる自転車が魅力的に見えてきました。
輪行しやすいサイズだと、遠くに行っても電車で帰ってくることができますし、車に積んで旅先で乗ることもできるし、なんなら飛行機で旅行する時にも持って行くことだってできますから、行動範囲が広がりそうです。

そうは言っても、BROMPTONなんて軽く20万円を超えますから、今の私においそれと手が出せる価格ではありません。
それで、believeから帰ると、再びネットを渉猟する日々がしばらく続きました。

飛行機に積むということを考えた時に、リチウム電池が飛行機に積めないので、e-Bikeが最初に選択肢から外れました。
長距離を走り、坂も登れる自転車であることが望ましいので、なるべく軽く、8段以上の変速ができるもので、なおかつ折りたたみが楽にできそうで、予算は10万円以内。
そんな条件でたどり着いたのが、下の楽天のリンク。




フランスのRENAULT(ルノー)ブランドですが、大阪に本社のあるジック株式会社が企画販売していて、中国製ですね。
しかし、本体重量(ペダル、スタンドを除く)が9.4kg、前2段×後9段の18段変速で、お値段は予算の範囲に収まります。

諸元は次のとおり。
BICYCLE NAME:PLATINUM MACH9(プラチナマッハ9)
NUMBER/COLOR/JAN:61205-01 / Black / JAN:456237338 5185
Frame:Aluminum
Folding Size:840×610×450mm
Weight:約9.4kg(本体重量:ペダル、スタンドを除く)
Tire:20×1-1/8 フレンチバルブ(英式アダプター付属)
Chainwheel:53-39T
Freewheel:11-32T
シートポスト径/長さ:33.9Ф/500mm
サドル高さ:740-960mm
ハンドル高さ:940-1040mm
Component:SHIMANO SORA 18speed、
アルミバテッドフレーム、高さ調整機能付きハンドルステム、
ETRTO451ホイール

アルミフレームで、コンポーネントはSHIMANOのSORAだし、結構お買い得だということで、速攻でポチりました。

RENAULT PLATINUM MACH 9

注文から2日後には箱に入って届きましたが、折りたたみ自転車は組み立ての必要が無いので、箱から出して留め具外して広げるだけというお手軽さ。

細かい調整は乗りながらやる必要があると思いますが、これでどこまで行けるのか楽しみです。
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食財宅配便

日本フードアナリスト協会の紹介でオーダーしておいた無農薬野菜の詰め合わせセットが、先日届きました。
開けてみると、岩手県八幡平市の野菜で、白菜、ちぢみほうれん草、ちぢみ小松菜、紅大根、ミニトマト、ホワイトマッシュルーム、味付ゆでたまご、温泉卵といったラインナップ。

これは、岩手県盛岡市に本社のある「注文の多い食材店」が手がける産直品なのですが、野菜と一緒に「食財定期便事業サービス終了のお知らせ」と題する紙1枚。
なんでも、新型コロナの影響で生産者との打ち合わせができなくなったので、3月配送分をもって食材定期便事業を中止するとのこと。
これまで苦労して生産者さん達との関係や販路を築いて来られたであろうに、残念。コロナが終息したら、再開されることを祈ります。

ちぢみほうれん草

それはさておき、早速届いた野菜で料理です。
まずは、この「ちぢみほうれん草」を使います。
土が付いているので、よく洗って、1枚1枚ばらしておきます。根っこのところも勿体ないのでよく洗って、4つくらいに切り分けておきます。

ホワイトマッシュルーム

ホワイトマッシュルームは、2〜3mmのスライスに。

味付ゆでたまご

トッピング用の味付ゆでたまごは、殻をむいて2つに切っておきます。
ついでに、ベーコンも2〜3枚、2cmほどの幅に切っておきます。

続いて、プレーンヨーグルト大さじ3とマヨネーズ大さじ1を混ぜ合わせておきます。

ちぢみほうれん草とマッシュルームのホットサラダ

フライパンにオリーブオイルを入れて火を付け、ベーコンを投入。
ほどよく炒まったところでスライスしたホワイトマッシュルームとちぢみほうれん草を入れて、軽く塩・胡椒をして炒めます(後でソースをかけるので薄味で)。

炒まったら皿に盛り付け、ゆでたまごをトッピングして、ヨーグルトとマヨネーズのソースをかけ回し、たまたま冷蔵庫にあったゴーダチーズを削りかけたら、「ちぢみほうれん草とホワイトマッシュルームの温サラダ」のできあがり!

ちぢみほうれん草が甘くて味が深く、ホワイトマッシュルームも良いアクセントに。
ゆでたまごは無くても成立する料理ですが、ちょっとボリューム感を持たせるのと彩りでトッピングしてみたところ、ほんのりとした塩加減も良く、前菜としてなかなか美味しいサラダになりました。
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チャーシューとキャベツのキムチ炒め on ラ王醤油

久しぶりに土曜のランチを料理。妻と息子の分を入れて3人分。

ストッカーに「日清ラ王 醤油」があったので、野菜系をトッピングしたラーメンを作ることにして冷蔵庫を覗いたら、ハムみたいなチャーシューをスライスしたやつと賞味期限の近いキムチが入っていて、野菜室にキャベツがあったので、まずはフライパンでチャーシューとキャベツのキムチ炒めを作りました。

平行して、ゆで卵を8分茹でで。半熟よりやや完熟寄りの茹で加減にしたかったので。

鍋に湯を沸かしてラ王の麺を投入したら、付属のスープを丼にあけ、麺の茹で上がり直前に熱湯で伸ばして、茹で上がった麺を泳がせます。

その上から、チャーシューとキャベツのキムチ炒めと2つに切った茹で玉子をのせ、刻みネギを散らしたら出来上がり!

冬の寒い日には、唐辛子のピリッとした辛さと、キムチの複雑な旨味が加わったこういうラーメンがいいですね。
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ブログ書くの久しぶり。
何かと忙しくて、気がついたら、3ヶ月近くも開いてしまってました。反省。

さて、宮崎単身赴任中は「日曜拉麺」シリーズを書いていたんですが、東京(千葉)に戻ってからは、日曜が仕事で週休日は火曜と土曜となり、家でラーメン作るのは専ら土曜なので、これからは「土曜拉麺」シリーズに衣替えですね。

豚ミンチ

今日は、妻が息子を連れて訓練に出かけたので、帰ってくるまでに昼食の準備しておこうと冷蔵庫を覗いたら、豚ミンチが中途半端に残ってました。

これを使わない手は無いので、玉ねぎをみじんに刻んで、ニンニクと生姜もみじん切りにして、オリーブオイルを熱したフライパンへ。

豚ミンチ

玉ねぎがきつね色に炒まったら、豚ミンチを加えて炒め、味噌、みりん、砂糖、日本酒にラー油と柚子胡椒を加えて肉味噌を作ります。

分量は適当なんですが、玉ねぎ半分に豚ミンチ100g、ニンニクとしょうがはひとかけ、味噌大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ2、日本酒大さじ1、ラー油小さじ1/2、柚子胡椒小さじ1くらいだったかな。

調味料は少なめに入れて、途中でちょっと味見して、足りなければ加えてあげる感じにしておけば、濃すぎて失敗ということはありません。

肉味噌完成したら、野菜の準備。
細めの長ネギが冷蔵庫にあったので、細かく1本を刻みました。
それから、使いかけのカット野菜も冷蔵庫で発見したので、これも使いましょう。

続いて、麺を茹でます。大きめの鍋で3人分をまとめて。
今回使ったのは、「日清ラ王 醤油」。我が家の定番ストック袋麺です。
付属のスープのは、丼に入れておいて、別途湧かしておいた熱湯で、麺が茹で上がる30秒前くらいに伸ばしておきます。

麺が茹で上がったらざるでしっかり湯切りして、小分けしながら丼のスープのなかに泳がせます。

豚ミンチ

麺を投入したら、カット野菜を盛り、その上に作っておいたピリ辛肉味噌を載せ、周囲に刻んだネギを散らして出来上がり!

肉味噌を崩しながらいただくと、ベースの醤油味のスープに味噌や肉のうま味が加わり、ピリ辛の刺激が食欲をほどよく増進させてくれます。

一気に完食して、心と体もぽっかぽか。
今回も我ながら上出来の一杯となりました!
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前稿の公開後、これまた我が焼酎の師の一人、小田原在住の稲葉さんから、下記のとおり新たな情報をいただきました。

「私は、焼酎が夏の季語になったのは、江戸時代における『本直し』の位置付けによるものではないかと理解してきました。
本直しは、みりんに焼酎を割ったもので、江戸時代には暑気ばらいの代表的な飲みものとして認識されていました。」

『本直し』、またまた私にとって未知の言葉が出てきましたが、なかなか興味深い内容なので、調べてみることにしました。

まずは、Googleで「本直し みりん」で検索かけてみると、Wikipediaを筆頭に、みりん屋さんのサイト、日本酒の蔵元のサイト、食文化関係のサイトなどいろいろと出てきますので、ざっと見て概要をおさらい。

「本直し」は、「柳蔭」とも呼ばれていたことがわかりましたが、俳句の世界で「柳陰」という言葉は、春の季語になっています。

上方落語の「青菜」という演目に「柳蔭」が登場するというので、まずは「青菜」を聞いてみることにしました。
YouTubeで探すと、いろんな噺家さんが演じてらっしゃいますが、まずは故・五代目柳家小さんから。



旦那さんが植木屋さんに振る舞うのが、大阪の友人からいただいた「柳蔭」で、江戸っ子の植木屋さんは「これは『直し』というものでは?」と問うやり取りが、冒頭の部分で語られます。

もともとこの演目、上方落語のものということなので、大阪の噺家を代表して、私の大好きな噺家で若くして亡くなった、故・2代目桂枝雀のものも聞いてみましょう。



枝雀45歳、最盛期の語り口、最高ですね。
「柳蔭」は、暑い盛りに暑気払いとして井戸で冷たく冷やして飲むもので、みりんが入っているということがわかります。

みりんは元々、蒸したもち米に米麹を混ぜ、焼酎を加えて熟成させ、圧搾、濾過して造られたもので、アルコール度数14%前後の甘みの強い飲料として親しまれていました。
それが、次第に料理に用いられるようになって、今では調味料としての用途の方が主流になっていますが、本みりんを実際に飲んでみると、なかなかに美味しく、その甘い飲み口は、食前酒などに向いているのではないかと思います。

ただ、さすがに糖度が高くたくさんは飲めないので、これに焼酎を加えて糖度を下げて飲みやすくした「柳蔭」や「本直し(直し)」が、江戸時代には庶民の間でも飲まれていたということなのでしょう。

調査を進めて行くと、江戸時代末期の文化7(1810)年に大坂で生まれた喜田川守貞(季荘)が著した近世風俗書『守貞謾稿』に、本直しが夏に飲まれていたという記述があるらしいことがわかったので、またもや国立国会図書館のデジタルコレクションのお世話になって、『守貞謾稿』を片っ端からめくってみました。

『守貞謾稿. 後集巻1』

すると、最後の方の『守貞謾稿. 後集巻1』の18コマ目のところに、
「京坂夏月には夏銘酒柳蔭と云ふを専用す
江戸は本直しと号し味琳と焼酎を大略これを半ばに合わせ用ふ
「ホンナホシ」「ヤナギカケ」、ともに冷酒にて飲むなり」
と書かれている部分を発見しました。

確かに江戸時代末期には、「柳蔭」あるいは「本直し」が、夏の暑い時期に冷やして飲まれていたことは確かなようです。

この記述に続いて、「焼酎」についての記載があり、そこには、
「酒粕に籾を交へ蒸し」
とあって、当時の焼酎が前稿(下)で與さんに教えていただいた粕取焼酎であったことがわかります。

夏の時季に飲まれていたのは、「焼酎」が先なのか、「柳蔭(本直し)」が先なのかはよくわかりませんが、製造の歴史からすると、やはり「粕取焼酎」が季語の元になったという説の方が有力ではないかと思われます。

柳蔭


それはさておき、未知なる「柳蔭(本直し)」は、一度飲んでおかねばなりません。
本味醂と粕取焼酎を購入して、自分で半々に割って作る手もありますが、それだだと高くつきそうだったので、白扇酒造さんのサイトで、製品として出されている『柳蔭』を購入してみました。
この白扇酒造さん、本みりんも造られている醸造会社なので、間違いないでしょう。

柳蔭

後日届いた『柳蔭』を冷蔵庫でよく冷やして飲んでみると、すっきりとした甘さで口当たりが良く、グビグビと飲めてしまいます。
日本酒とも焼酎とも違う味わいですが、ストレートで飲ると、アルコール度数が20度もありますので、早々に酔っ払ってしまいそうです。
確かに、暑い夏の夕方に、食前酒として飲むには良さそうです。

これでまた、酒の世界の知見が広がりました。
稲葉さん、ご教示ありがとうございました。
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から続く。

「和漢三才図会」があてにならないとわかって、それでは何故、「焼酎」が夏の季語となったのかを調べるため、リニューアルしたばかりの浦安市立図書館中央館に行って、季語事典みたいな本を片っ端からめくってみました。

しかし、「焼酎」について記載のある本の中でも、「暑気払いとして飲まれている」程度のことしか書かれておらず、大した成果は得られませんでした。

そこに、我が焼酎の師の一人、宮崎市在住の與さんから、

「季語の焼酎っておそらく清酒圏における粕取り焼酎なのかもしれないですね。根拠はありませんw。
一部の農村部で粕取りを盛んに飲むのがサナブリから夏にかけてなんですよね。論拠はそれだけですw。」

と、耳寄りな情報が届きました。

詳しくは、與さんの書かれた「Dr.けんじの粕取焼酎概論」という素晴らしい論考をお読みいただければと思いますが、清酒粕を蒸留して造る「粕取焼酎」は、特に福岡県の北九州地方のものが名高く、「早苗饗(さなぶり)焼酎」と呼ばれて、田植えを終えた後の祝いの宴で振る舞われ、よく飲まれたということのようです。

kscz58ynkさんによる写真ACからの写真:早乙女

宮崎では、今でこそ超早場米が主流で、多くの田植えは3月には終わってしまいますが、一般的に普通期米の田植えは5〜6月。まさに季節としては夏になります。
ちなみに、「早苗饗」も夏の季語のひとつです。

米から作られる日本酒を搾った後の酒粕には多くのアミノ酸が含まれており、肥料の原料として優秀ですが、そのままでは含まれるアルコール分が害になるので、蒸留してアルコール分を飛ばしてやる必要があります。
蒸留した後の下粕は冷まして米を作る田んぼの肥料に使い、その際にできる副産物を「粕取焼酎」として田の神に捧げ、自分たちでも飲むというのが、稲作農家で繰り返し行われてきたサイクルだったのでしょう。

もちろん、そうした粕取焼酎を飲むのは、田植えの後の「早苗饗」に限らず、そこを皮切りに、夏の間は労働後の暑気払いや様々な祝いの席などで飲まれたのでしょう。

明確に書かれた文献を見つけることはまだできていませんが、「焼酎」が夏の季語であるのは、そうした背景から来ているのではないかと想像できます。

kscz58ynkさんによる写真ACからの写真:早乙女

そうなると、この落合酒造(宮崎市)の純米酒粕焼酎「残心14%」なども、「夏焼酎」の列に加えた方が良いのかもしれませんね。
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テゲツー!夏焼酎の記事を校正する必要があって、俳句の世界では「焼酎」が夏の季語とされているのは何故かが気になったので、調べてみることにしました。

とりあえずGoogleで「焼酎 夏の季語」をキーワードに検索かけると、

「江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によると「気味はなはだ辛烈にして、疲れを消し、積聚を抑へて、よく湿を防ぐ」と書かれています。要するに夏の暑さに疲れた身体に活を入れ、精力をよみがえらせる酒と位置づけられていたのでしょう。」

みたいな記述があちこちに見られます。

検索結果に似たような記述が多くて多様性が無いのは、冷や汁の鎌倉時代起源説と似ていて、何か怪しい予感がしたので、原典の『和漢三才図会』を確認してみることにしました。

『和漢三才図会』は、国立国会図書館のデジタルコレクションに中金堂1888年版が収録されていて、上之巻、中之巻、下之巻、総目録の4巻に分かれています。
そこで、いろは順に並んだ総目録をめくって「焼酎」の項目がどこにあるかを探したところ、下之巻の1786頁にあることがわかったので、下之巻に移動して当該頁を探し出しました。



上記の画像(クリックすると別ウィンドウで大きな画像が表示されます)がその焼酎の頁ですが、当該部分は最後の方にあって、
「気味甚辛烈而消痞抑積聚能防濕」(返り点省略)
と記されています。

『角川大字源』や『広辞苑 第5版』などで個々の漢字の意味を調べてみると
「痞」は「つかえ」で、疲れではなくて、「腹中に塊のようなものがあって痛む病気。胸や心のふさがること。」という意味、
「積聚」は「しゃくじゅ」で「さしこみ。癇癪。」、
「濕」は「湿」の異体字で「しつ、とう、しゅう」などと読み「しめる。うるおう。うれえる。気を落とす。」などといった意味があります。

これらから察するに、
「焼酎は胸のつかえを消し、癇癪を押さえ、じめじめとした陰鬱な気分を防ぐ」
と解すべきで、気分を晴れやかにするものではあるけれど、「疲れを取る」とは読めないのではないかと考えます。

また、同じ焼酎の項の前の方に、
「北人四時飲之 南人止暑月飲之」(返り点省略)
と書かれていますが、これは、
「北人は四時(しじ)之を飲み、南人は止(ただ)暑月に之を飲む」
と読み、
「北の方の人は一年中これ(焼酎)を飲んでいるが、南の方の人は暑い季節だけこれを飲む」
と解せます。
日本では、焼酎は専ら九州以南の飲み物なので、何か変だなと思って更に調べていたら、中国の明時代の文献『本草綱目』(1593年上梓)の「焼酒」の綱目に同様に
「北人四時飲之 南人止暑月飲之」
という記述があることがわかりました。

中国で焼酒とも呼ばれる白酒などの蒸留酒は、主に東北部で愛飲されているので、中国のことと考えれば整合が取れます。



念のため、『本草綱目』第25巻の原本を国立国会図書館のデジタルコレクションで確認してみましたが、どうも、『和漢三才図会』の焼酎の項目は、『本草綱目』のそれを殆どそのまま引き写しているようです。

ということで、焼酎が夏の季語であることの理由付けに『和漢三才図会』を持って来るのは、少し無理があるようです。

誰かが間違った解釈で書いた物がインターネットに乗り、以降、特に検証もされずに引用、孫引きを繰り返されているようです。
皆様、ご注意あれ。

この話、長くなるので2回に分けます。
(下)へ続く。
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断捨離

カテゴリ : 
プライベート
執筆 : 
Dice 2020-6-27 10:00
今回、宮崎から浦安に引っ越すに当たって、いろんな物を手放してきました。
中には、長年付き合ってきたものも多く、手放すのに忍びないものもあったので、思い出代わりに書いておきます。

まずは、片手の中華鍋(北京鍋)。
大学2年の時に大阪の道具屋筋にある専門店までわざわざ買いに行ったもので、一口のガスコンロだけの台所だった大学時代は、炒める、焼く、煮る、蒸すと万能の中華鍋一つでたいがいの料理は作ってました。
その後も炒飯など中華料理を作るのに欠かせない道具として、ずっと愛用してきて、結婚式の披露宴の時も、舞台上でこの中華鍋で炒飯を作ったのでした。
しかし、浦安のマンションはオール電化で丸底の中華鍋が使えないので、泣く泣く手放すことにして、他の調理道具と一緒に譲ってきました。

青島とクロスバイク
2006年4月から乗ってきたクロスバイク(SPECIALIZED CROSSRIDER XC SPORT)も、調理道具と一緒に譲ったもののひとつ。
オリジナルから28cのタイヤに替え、2016年にオーバーホールしたりして、大事に乗ってきました。
宮崎での単身赴任時代は、これで椿山を越えて日南市北郷に抜け、そのまま日南海岸を北上したり、夏の暑い時期にひまわり畑を取材に高鍋まで行ったりしたのは良き思い出です。
今回、引っ越しは段ボール箱に詰めて送れるものだけにしたのと、そろそろ次の自転車にしても良いかなと思って、譲ることにしたのでした。

今回断捨離したもので、最も長くお付き合いしたものとは、日本図書館協会の会員ですね。
大学に入ってすぐ、18歳の時に個人会員となり、実際に図書館員として勤務したのは3年間だけなのですが、この3月まで40年間、会費を納め続けてきました。
40年というひとつの区切りを迎えて、これまで会員としての権利はほとんど享受して来なかったし、もう今さら仕事で図書館と関わることも無さそうなので、良い頃合いだと思うことにしました。
協会の会員でなくなっても、図書館司書であることが自分のバックボーンであることは変わりませんし。

もうひとつ、ほぼ同じ期間つきあってきたのが、小学館発行の雑誌『BE-PAL』.
アウトドアのバイブルとして、1981年の創刊号から欠かさず買ってきましたが、さすがにアウトドア自体が縁遠くなってきたのと、読むワクワク感が薄れてきたの感じてきたので、思い切って定期購読を止めることにしました。
ギアのカタログとしては、代替するWebメディアが増えていることも、止める決断を後押ししました。
気に入った記事は、スキャナで読み込んでアーカイブしてあるので、その蓄積でこれからもなんとかなりそうではありますし。
しかし、デジタルアーカイブしても、読み返すことは殆ど無いんですよね。単なる安心感でそうしてることも多いのですが、たまに10年くらい経って役立つこともあるから止められない。

なんか、長年付き合ってきたものと別れるのは、一抹の寂しさもあるのですが、いつまでも抱えきれませんし、年齢的にとっくに人生の折り返し地点は過ぎているので、必然的に終活を意識しなければならなくなり、これからも捨てるものの方が増えるのでしょう。

それでも、まだまだ捨てきらないものも多くて、浦安の部屋はなかなか片付かないままです。
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材料

7色の冷や汁プロジェクトのひとつ、「黒の冷や汁 (Hiyashiru di Nero)」。
以前一度、冷や汁の素を使って試作したことがあるのですが、色の出方がいまいちだったので、再度トライしてみることにしました。

ベースに使った材料は、上の写真のとおり。
黒豆の味噌、粉末いりこ、粉末しいたけは、新宿みやざき館KONNEで購入。
黒胡麻も売ってましたが、今回は、黒胡麻のすりごまとペーストを別途用意しました。

すりごまと味噌と粉末いりこ

土曜日の昼食として作ったので、分量は3人前です。

まず、黒のすりごま15gを擂り鉢で更に擂り、黒豆の味噌60gと、粉末いりこを20g投入。

粉末しいたけ投入

さらに、粉末しいたけを10g加えて、よく練り合わせます。

よく練り合わせる

粉末が多いので最初はぼそぼそしてますが、ゴムべらなどを使って根気よく混ぜていくと、耳たぶくらいの硬さにまとまってくるので、全体を薄く広げます。

全体が黒っぽくてなかなか良いですね。

よく練り合わせる


広がったら、バーナーで炙ります。

擂り鉢を逆さにしてガスレンジの火で炙る方法もありますが、粘度が低いと剥がれ落ちて悲惨なことになるので、バーナー使う方が安全です。
我が家はオール電化なので、これしか方法が無いのですが。

強い炎でやると表面が一気に焦げてしまう可能性があるので、出力調整できるバーナーなら、弱めの火でじっくり炙る方が良いです。
ただ、擂り鉢も熱くなりますので、火傷にはご注意を。

よく練り合わせる

表面に軽く焦げ目がついたら、冷や汁の素の完成。

たくさん作ったら、小分けして冷凍しておけば、いつでも冷や汁が食べられます。

お湯で溶く

続いて、溶いて汁にする作業に入ります。
まず、100ccの熱湯を少しずつ加えて溶いていきます。
いっぺんに入れるとだまになって溶けづらくなるので、少しずつ注いでは混ぜ、注いでは混ぜします。

冷水で伸ばす

お湯で溶き終わったら、今度は350ccの冷水で伸ばしていきます。
こちらも、様子も見ながら少しずつ入れて混ぜると良いでしょう。

これで、ベースは完成ですが、色がもう少し黒い方が良い気がします。

胡麻ペースト投入

黒みを出すために、黒胡麻のペーストを大さじ1杯分加えました。
少し黒さが増しましたね。
これを冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

木綿豆腐をほぐす

汁を冷やしている間に、具材を用意します。

まず、木綿豆腐を適当な大きさに手でちぎって、水切りしておきます。
分量は、1人分80g前後。お好みで増減してください。

宮崎では、豆腐を入れない家庭もありますし、味噌と一緒に擂り混ぜるところもありますが、『宮崎県史 別編 民俗』によれば、「豆腐をいれるのが宮崎の冷や汁の特徴」とありますし、こうして木綿豆腐をほぐして入れるのが個人的には好みです。

きゅうり、みょうが、大葉

野菜は、きゅうり、みょうが、大葉の3種類。

宮崎が日本一の生産量を誇るきゅうりは、身体を冷やす働きもあり、みょうがと大葉はともに食欲増進効果があるので、この3つは冷や汁の具材として外せません。

今回3人分で、きゅうり1本、みょうが4個、大葉8枚を使いましたが、分量はお好みで増減してください。

全部を混ぜて完成

具材が用意できたら、あらかじめ冷やしておいた汁の中に投入して完成!

見た目は、思い通りに黒さが際だって、なかなか良い感じに出来ました。
やはり、わざわざ黒豆の味噌を使っただけのことはありますね。


ごはんにかけて実食

出来上がったら、ご飯にかけて実食です。
今回のご飯は、もち麦を少し混ぜて炊きました。
もともと冷や汁は、麦飯を少しでも美味しく食べるためのものだったという説もあり、麦飯との相性は良いのですが、麦100%だとさすがに食べづらいので、2割ほど麦を入れるのが良さそうです。

今回の味の総評としては、いりこ感が少し強すぎたのと、塩味が少し足りないことを除けば、なかなか美味しくできました。
次回作るときは、黒豆の味噌を少し多めにして、いりこは少し控えたいと思います。

黒胡麻を使っても、味は普通の冷や汁と変わりませんが、白胡麻に比べて抗酸化作用のあるアントシアニンが多く含まれるので、ヘルシー度は上がります。
皆さんも一度お試しあれ!
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