徒然日記 - 202103のエントリ

MACH9号のハンドルを5cm前に出したので、乗り心地を確認するために、週休日の火曜日にちょっと遠出してみることにしました。

今回も、旧江戸川を遡って、江戸川と合流したらさらに北上し、寅さんの故郷・葛飾区柴又まで行き、ちょっと観光して戻ってくるルート。

行程を地図に落とすと、右のような感じになります。
一部記録されていない区間がありますが、全行程50kmほど、昼食や休憩を挟みながら5時間ほどのポタリングでした。

舞浜大橋

自宅を出て、まずは旧江戸川の河口付近へ。
この橋は、舞浜大橋。川向こうが千葉県浦安市で、こっち側は東京都江戸川区。ここから右岸沿いに旧江戸川を遡上して行きます。

江戸川水閘門

旧江戸川と江戸川の合流地点近くまで来ると見えるのが、この江戸川水閘門。
左側が東京湾からの塩水の遡上を阻止するための水門、右側がプレジャーボートや水上バス、屋形船などを通すための閘門らしいです。

水門の向こうに江戸川本流(「江戸川放水路」というらしいですが)があります。

この上流、篠崎ポニーランド前から河川敷に降り、整備された野球場やラグビー場などを横目に見ながらサイクリングロードを進みます。

小岩菖蒲園

京成本線の鉄橋をくぐると、「小岩菖蒲園」と名付けられた公園が見えてきます。
菖蒲の季節には賑わうのでしょうが、この日はまだ菖蒲は咲いておらず、平日ということもあって近所の人が散策しているだけでした。

ムジナモ発見の地

その「小岩菖蒲園」の一角に、「ムジナモ発見の地」の碑がありました。
ムジナモは、動物プランクトンを補食する食虫植物で、1890(明治23)年に、植物学者の牧野富太郎が、この付近の用水池で偶然に見つけたとのこと。
この碑は、発見から100周年を記念して1990(平成2)年に建てられたのだそうです。
意外なものに出会って、ちょっとびっくりしました。ポタリングならではの出会いですね。

矢切の渡し

小岩菖蒲園から更に河川敷のサイクリングロードを遡上し、北総線の鉄橋をくぐった先に、第一目的地の「矢切の渡し」がありました。
細川たかしの歌(石本美由起作詞、船村徹作曲)で有名ですが、実はこの『矢切の渡し』は1976年にちあきなおみが歌った(シングル「酒場川」のB面曲)というのはご存知でしたか?

川の向こうは千葉県松戸市、こちら側は東京都葛飾区柴又です。今も渡し船は健在で、大人200円、こども100円で対岸に渡れます。
(2021年5月までは、江戸川河川管理施設の補修等工事のため、柴又を出て向こう岸まで行って戻るコースのみ運航で、大人400円、こども200円。)

柴又帝釈天

矢切の渡しを後にして河川敷のサイクリングロードを離れ、堤防を越えて、すぐ近くにある柴又帝釈天へ。
柴又まで来たら、ここに詣らないわけにはいかないでしょう。
MACH9号は、帝釈天の南大門脇に停めさせていただきました。

この立派な門は、二天門と言い、日光東照宮の陽明門を模して作られたのだとか。
柴又帝釈天、正式名称は経栄山題経寺で、1629(寛永6)年に開創された日蓮宗寺院だそうです。

帝釈堂

二天門をくぐって、正面に見える帝釈堂に上がって参拝を済ませました。
後から調べると、結構広い境内で、奥には拝観できる庭園などもあるみたいなので、次回はもっとゆっくり巡ってみたいと思います。

ちょうどお昼前になったので、ここらで昼食にしようと、MACH9号はそのままにして、徒歩で参道の方へ。
京成線柴又駅の方へ、700m余り続く参道の両側には、団子屋さんや漬物屋さん、煎餅屋さん、お土産屋さんなど様々な店が並びます。
昔ながらの風情を残す店も多く、なかなか良い雰囲気です。

食事ができる店も何軒かありましたが、この時の気分でこれ!という店がみつからず、そのまま柴又駅を通り過ぎて商店街を進んだ右手に、ちょっと心惹かれる外観のお店が。

稲むら

「稲むら」さん。
暖簾を見ると天ぷら屋さんのようで、入口横に出されたメニュー表を確認したら、ランチのお値段はリーズナブル。
店構えもきれいで、この時の気分に天ぷらはピッタリだったので、入ってみることにしました。

店内は、くの字のカウンターに8席ほど。どこかの大店で働いていた大将が独立して、奥さんと二人で始めたという風情の小さな店で、先客が1名。ご近所さんでしょうか、大将と話ながら昼酒を愉しんでいらっしゃいました。羨ましい。

天丼(日替わり)

先客とは対角のカウンターの端に座り、ランチメニューから、天丼(日替わり)1,430円(税込)をいただきました。

この日の日替わりは鯛の大葉包み。あとは海老2尾に茄子、さつまいも、しめじ。
正統派江戸前の天麩羅という感じで、タレは甘からず辛からず。とても美味しくいただきました。お値段もこの内容にしてはリーズナブル。

輪行袋を持って来てるので、お酒いただいて帰っても良かったのですが、この日はもう少し走りたかったので自粛しました。

お腹も満ちたところで、再び参道を通って帝釈天に戻ります。
途中、映画『男はつらいよ』シリーズで寅さんの実家として使われたこともある「とらや」さんで、お土産用の草団子を買いました。

寅さんミュージアム

帝釈天の南大門で再びMACH9号に跨がり、向かった先は、江戸川の堤防脇にある「葛飾柴又寅さん記念館」
柴又と言えば、フーテンの寅さんの故郷なので、ここを外すわけにはいきません。帝釈天から自転車で5分ほど。もちろん、歩いて行けます。
ここには、映画で使われた寅さんの実家「くるまや」のセットが移築され、使われた小道具や、山田洋次監督が使ったディレクターチェアやメガホンなどの資料も展示されている、寅さん映画ファンの聖地みたいな施設です。

隣のフロアは「山田洋次ミュージアム」になっていて、『家族愛』が根底にある山田洋次監督のフィルモグラフィーが一覧できます。

この「葛飾柴又寅さん記念館」「山田洋次ミュージアム」、共通入場券は一般500円(シルバー400円、児童生徒300円)なのですが、更に隣にある「山本亭」とのセットで550円(シルバー350円)という入場券があったので、そのチケットで、寅さん記念館の裏手に位置する「山本亭」に向かいました。

山本亭で庭を眺めながら茶菓をいただく

伺うまで全く知りませんでしたが、山本亭は、
「合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の住居として建てられ、大正12年の関東大震災を期に、浅草の小島町から現在地に移転。大正15年から昭和5年までに増改築を重ねました。当時は洋風建築を取り入れることが富裕層の間で流行しており、その佇まいを今に残す貴重な建築として、葛飾区が登録有形文化財に指定。昭和63年に買い取り、平成3年4月から一般公開されています。」(葛飾観光ポータルサイト−山本亭−山本亭とは)

その庭は270坪ある典型的な書院庭園で、この庭を眺めながら、喫茶をいただくことができるようになっています。
抹茶やコーヒーなどのメニューがありましたが、この日は「冷やし抹茶(練切菓子付)」(税込600円)をいただきました。

贅を尽くした日本庭園の趣を楽しみながら、お茶とお菓子をいただく。なんとも優雅な時間です。
下調べ無しで偶然に訪問しましたが、なかなかに良い場所でした。柴又観光の休憩スポットとしてお薦めです。

心身ともに十分に寛いだので、寅さん記念館に戻り、MACH9号で帰路に付きました。

帰路は、江戸川水閘門までは同じ道を戻り、江戸川水閘門の上にある小径を渡って江戸川放水路の右岸に出て、そのまま堤防を市川市まで下り、河口近くで国道357号線に出て、浦安まで戻るというルートを取りました。

全行程50kmほど、気候も良くてさほど疲れもせず、楽しく走ることができました。
ハンドルを前に出した効果はありましたが、それでもこれ以上の距離を走るとなると、シートをもう少し後ろに下げたいところ。
オフセットのあるカーボンのシートポスト探すかな〜。
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RENAULT PLATINUM MACH9

2月初めに購入したRENAULT PLATINUM MACH9ですが、なかなか長距離を走る機会がありませんでした。

天候に恵まれて、ようやく遠出する時間が得られたのは、2月27日(土)のこと。

江戸川河口にて

この日は、自宅を出て旧江戸川を新江戸川との合流地点まで遡り、そこから新江戸川沿いに下って河口まで行き、浦安まで戻るというコースで、距離にして18kmほどを小一時間かけて走りました。

本当は、もっと遠くまで行くつもりだったのですが、旧江戸川と新江戸川の合流地点で方向を間違えて、遡上するつもりが下ってしまっていて、河口まで行って気付いたという次第。

まあ、それでも良い試乗になった訳ですが、やはり身長172cmの私には、ノーマルのままではシートポジションが合わず、長時間走っているとお尻が痛くなってきます。

サドルを後ろに下げるためには、シートポストを変更する必要がありそうですが、構造的に長さ55cm以上のシートポストが必要になり、出費もそれなりに。
そこで、まずはハンドルを前に出してみることにしました。

ちょうど、PayPayフリマの1,000円割引クーポンがスマホに届いていたので、PayPayフリマでハンドルポジションチェンジャーを探して、適当にポチりました。
お値段は、送料込みで3,000円がクーポン使って2,000円。まあこんなもんでしょう。

ハンドルポジションチェンジャー

届いたのがこれ。
フリマなので、一度開封されたものが、ジップロックに収められてましたが、傷も無く、特に問題はありません。

台湾製で、TranzXというブランドです。

ポジションチェンジャー装着後

早速、装着してみました。
元々のハンドルを外すのにブレーキやシフトレバーまで外さなければならないかと心配していたのですが、ステムの部分のねじを六角レンチで緩めるだけで簡単に外すことができました。
外れたら、ステムにポジションチェンジャーの短いパイプを通し、その両端にアームを装着して、ハンドルを取り付ければ完了。
折りたたみ時にハンドル部を緩めるためのレバーの干渉も気になるところでしたが、それも特に問題ありませんでした。

装着前と後を横から

装着前と後を横から見るとこんな感じです。
元のポジションよりグリップ部分が5cm前に出ました。

次は、これで長距離を走ってみて、どんな感じになるかですね。
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日本経済新聞の書評(だったと思う)で目にして、気になったのでkindle版をポチり、通勤の合間に呼んだ、上村渉著『うつくしい羽』(書肆侃侃房)

著者の上村渉氏は、2008年に『射手座』で第107回文學界新人賞を受賞しているとのことですが、著作に触れるのは本書が初。
静岡県御殿場市出身ということで、表題作は御殿場市が舞台になっています。

離婚し、職を失い、孤独なまま亡き父の生家のある御殿場を訪ねた主人公は、祖母の強い勧めもあって、御殿場郊外の小さなフレンチレストラン〈ジョル〉でサービス担当として働くことになります。
そのレストランは、料理の腕は確かだけど一癖あるオーナーシェフが牛耳る世界。
過度に神経質で、気に入らないことがあれば、ブレーキの利かないブルドーザーのように当たり散らすシェフに、なぜか気に入られた主人公は、毎晩のようにシェフと酒食を共にする中で、それまではあまり関心が無かった料理のこと、サービスのことを学んで行きます。
主人公とシェフの二人の男の喪失と再生の物語を縦糸にして、レストランでのサービスとそこで供される様々な料理という横糸が織り込まれた物語と言えるでしょう。
ストーリー展開ももちろん面白いのですが、フードアナリスト的には、フレンチレストラン裏側、厨房の中の出来事を垣間見るような、リアリティのある記述がたまらなく面白かった。
特に、フランス料理界の重鎮ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエの『料理の手引き』(Le Guide Culinaire)を知ることができたのは収穫でした。
フードアナリスト必読本のリストに、本書も加えたいと思います。

それから、表題作とともに本書に収められた中編『あさぎり』は、夫に先立たれた女性が営む弁当屋(これも御殿場にある)を舞台に、職場体験に来た女子中学生、出戻った長女とその娘、従業員のフィリピン人女性が織りなすアットホームな人情話。
現代的な課題を盛り込みながら、家族とは何なのかをじんわりと考えさせてくれる佳作。こちらもなかなか良かった。
両方合わせて、☆☆☆☆1/2。
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