徒然日記 - 最新エントリー

『趣味どきっ!』出演場面

5月19日(水)の21時30分から放映のあった、NHK Eテレ『趣味どきっ!』に、冷や汁エバンジェリストとして出演しました。

登場したのは、「伝統と革新!すぐ使える お弁当大百科 (8)『あったかひんやりスープ弁当』」がテーマの回。

もともと、番組の制作スタッフから宮崎県東京事務所に「冷や汁のことに詳しい人」の照会があって、東京事務所の担当の方から私を紹介いただいたとのこと。
ご紹介ありがとうございました。

「冷や汁」がどんな食べものなのかについての質問にお答えし、その一部が番組の中で使われました。
NHK的に「冷や汁エバンジェリスト」の肩書きはNGだったので、本業の肩書きで出てます。

また、新宿みやざき館KONNEの2階にあるレストラン「宮崎風土くわんね」の冷や汁も紹介され、料理長の森田さんが冷や汁を作る場面も登場しました。

番組の終盤で、料理研究家の渡辺あきこさんが出演者にお弁当用にアレンジした冷や汁を振る舞うシーンがあるのですが、そこで作られたのが、私が取材時にお話しした(放映では使われていませんが)豆乳で溶いた冷や汁でした。

5月25日(火)の15時34分からNHK総合1で、26日(水)の11時30分からNHKEテレ1で再放送の予定なので、見逃した方は是非!
また、NHKプラスでも見逃し配信があります。
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ワインに合う!?おつまみ3種

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プライベート » 料理
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Dice 2021-5-15 23:00
タコとカラフル野菜のマリネ

今日の夕食は料理当番。
妻と息子がワインを飲みたいと言うので、ワインに合いそうなおつまみを作ることにしました。

1品目は、十八番(おはこ)のカラフル野菜のマリネ。
いつもは鶏砂肝を使うのですが、買い出しに行ったスーパーで売り切れていたので、今回はタコを使いました。
野菜は、ナス、赤パプリカ、黄パプリカ、ピーマン、キュウリに、シメジとサラダ豆を入れてます。

まずは、キュウリを1cm角に切って、軽く塩を打って水出ししておきます。

続いてパプリカとピーマンも1cm角に切って、耐熱皿に入れてラップをかけてレンチン2分で軽く火を通します。

タコ、ナスも1cm角に切り、しめじは1本ずつばらしたら、フライパンにたっぷりめのオリーブオイルを熱して炒め、軽く塩胡椒。

炒まったところに絞ったキュウリ、パプリカ、ピーマン、サラダ豆を加え、砂糖、粒マスタード、ぽん酢、米酢で味付け。今回は、普段は使わないバルサミコ酢も少し入れてみました。

このマリネ、作りたてよりも1日冷蔵庫で置いて翌日以降に食べる方がよく染みて美味しいです。
たくさんできたので、3人分取り分けたら、残りは密閉容器に入れて冷蔵庫へ。

自然薯と野菜の生ハム巻き

2品目は、自然薯とキュウリとニンジンの千切りを生ハムで巻いて、胡椒とEXVオリーブオイルをかけました。

自然薯は、先日、娘が八千代の道の駅で仕入れてきたものの残り。
大和芋や長芋など類似の芋に比べて水分が少ないので、細切りにしやすく、巻く際も扱いやすいです。

生ハムの塩気だけで十分で、しゃくしゃくとした野菜の食感と、ねっとりとした生ハムから染み出る美味さでワインが進みます。

キュウリとトマトのかつお味噌和え

3品目は、2品目で使ったキュウリが余ったので、キュウリとトマトを安藤水産(日南市)の「かつお味噌」で和えてみました。
かつお味噌はちょっと甘みが強いので、島唐辛子を少し振ってピリ辛感を加え、ごま油をまわしかけて香り付け。

最初の2品と味の方向性が変わって、箸休めに良い一品でした。

以上の3品に、豚スペアリブを「戸村焼肉のタレ」とロコモコソースを混ぜた物に漬けておいてオーブンで焼いて、メインとして出したのですが、何せ飲みながらだったので、写真撮らずに食べ尽くしてしまいました(笑)。
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きしめんを使ったエスニック焼きそば

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プライベート » 料理
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Dice 2021-5-5 14:00
きしめんのエスニック焼きそば

冷蔵庫のきしめん(茹で麺)2玉で昼食を作るようにとの命を受け、具材を何にしようかと冷蔵庫を覗いてみたら、休業前に買っておいた川畑蒲鉾店(串間市)の「とび天(4枚入)」と、キャベツ、椎茸、ニラがあったので、焼きそばっぽくまとめてみることにしました。

以前、店のイベントで買ったシンガポール料理店「LAKASA」(宮崎市)の「サンバルソース」が冷蔵庫に残っていたので、上記の材料をこのサンバルソースで炒めて、白だしとナンプラーで味を整えたところに、茹でたきしめんを投入して更に炒めました。

味を見たら辛味が足りないので、激辛の島唐辛子を一振りして皿に盛り、上から刻みミョウガと刻みネギをふりかけて、エスニックな一品が完成。

とび天の甘味、サンバルのエビの旨味、島唐辛子の辛味、きしめんのもちっとした食感、刻みネギと刻みミョウガのシャクシャクとした食感、それぞれの素材の香り、いろんなものが渾然一体となって五感を楽しませてくれました。
思いつきで作った割には、良い出来だったと思います。
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鶏軟骨炭火焼きラーメン

以前は休日の土曜とか日曜の昼にラーメンを作ることが多かったのですが、今の職場では火曜と日曜が週休日のシフトになっています。
しかも、4月29日から非常事態宣言の発出に伴う臨時休業に入って、週に3日ほどしか職場に顔を出していません。

そんなこんなの大型連休も終盤に入りました。
昨日も職場に行ったので、あんまり連休という感じはしませんが、今日の昼は息子と二人で食べることになったので、ありあわせの食材で、鶏なんこつ炭火焼とたっぷり野菜の醤油ラーメンを作りました。

鶏なんこつ炭火焼は、休業に入る前に店で買っておいた平和食品の製品。100g入りで254円とリーズナブル。

野菜は、冷蔵庫に入っていたにんじん、ピーマン、黄パプリカ、新玉ねぎ、もやし。
もやしは、一本一本、ひげ根を丁寧に取り除きました。これがもやしを美味しく食べる秘訣。
食べるのは一瞬ですが、仕込みには手を抜かない。

フライパンで鶏なんこつと野菜をさっと炒め、軽く塩胡椒を足しておきます。
鶏なんこつに味が付いているので、足さなくても大丈夫なくらいですが、それぞれの材料に味が入っている方が最終的に美味しく食べられるような気がします。

ベースの袋麺には、日清ラ王醤油を使いました。麺だけ別に4分茹でている間に、丼に小袋のスープを入れて熱湯を注ぎ、茹で上がりを待ちます。

麺が茹で上がったらざるに上げてお湯をしっかり切り、丼のスープの中に泳がせたら、炒めた鶏なんこつと野菜を上からトッピングして完成!

鶏なんこつのコリコリとした食感、野菜のシャキシャキとした食感で、噛むのが楽しいラーメンでした。
炭火焼のスモーキーな独特の香りも良いアクセントになっていたと思います。
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IRIS OHYAMA LTC-01

これまで、ローストポークやローストビーフなどを作る時は、普通の鍋を使って、火加減に注意しながら低温調理をしていたのですが、低温調理器があると便利だろうなと思って、いつか買おうとamazonの「ほしい物リスト」に入れていたのでした。

すると、3月23日の59回目の誕生日、娘夫婦が孫娘を連れて夕食にやってきて、誕生祝いにくれたのが、このIRIS OHYAMAの低温調理器LTC-01でした。

「ほしい物リスト」は公開していないので、これで美味しいもの作れってことなんでしょうかね(笑)。

鶏むねハム


鶏むねハムの仕込み

貰ってから数日後、試してみようと、付属のレシピブックにあった鶏むねハムにチャレンジしてみました。
近所のスーパーで鶏むね肉を買ってきて、重量の100分の1の塩をすり込み、ベランダで鉢植えされているローズマリーとともにジッパー袋に入れて空気を抜き、67℃に予熱したお湯の中に沈めて1時間30分。

鶏むねハムスライス

完成品はこんな感じ。
しっとりと柔らかく、塩加減もちょうど良く、なかなか良い出来でした。
そのまま食べても良いし、サラダと合わせたり、サンドイッチの具として挟んだりしても良さそう。
セットしてお湯に漬けたら時間になってブザーが鳴るまでほっておくだけの簡単さは、何にも代えがたいですね。

感触がわかったので、次は豚肉を使ったチャーシューにチャレンジしてみることにしました。

豚チャーシュー


豚肩ロース肉ブロック

近所のスーパーで、豚肩ロース肉ブロックを買ってきました。
カナダ産のハーブ三元豚「麦の誉」826gで税込963円。

ジップロックに封入

ネットでレシピをあれこれ検索して、醤油、酒、味醂、砂糖、オイスターソース、五香粉で適当に調味液を作ります。
袋に密閉するため、調味液は肉全体を覆う程度の量で良いので、調味料もさほどたくさん使わなくて済むのは有り難いです。

まずは、薄いビニール袋にたこ糸で整形した豚ブロック肉と調味液を封入し、さらに、ジッパー袋に入れて水に漬けながら空気を抜いてジッパーを閉めます。

レシピ的にはジッパー袋だけで良いのですが、新品のジッパー袋でないと水が漏れる(浸入する)ことがあるので、念のために二重にしておきました。

このまま冷蔵庫で30分ほど休ませました。

予熱

我が家で一番大きな鍋(圧力鍋)に水を張って低温調理器をセットし、予熱しておきます。
今回は、59℃で調理予定。
この温度もいろいろあるのですが、60℃を超えるとたんぱく質の熱凝固が水分が出て行くみたいなので、55〜60℃の範囲で、中心部までしっかり熱を届けるためにどれくらいの時間をかけるかという問題のようです。

低温調理スタート

予熱終わったので、ジッパー袋に入れた豚肉を沈めて、低温調理スタート。
今回は、800gの塊なので、4時間調理にしてみました。

4時間経ったらお湯から上げて少しさましてから冷蔵庫に入れて保存。

そうそう、ジッパー袋にはやはりお湯が浸入してきていたので、袋を二重にしておいて正解でした。

低温調理チャーシュースライス

作った日は他に食べるものがあって、豚チャーシューまで辿り着かなかったので、2日後にスライスしてみたところ、こんな感じの出来具合でした。

ほんのりピンク色ですが、しっかりと火は通っています。
柔らかくジューシーで、肉の存在感というか、噛み応えもあります。煮たチャーシューとは全く違う食感ですね。
五香粉の香りも効いていて、そのまま野菜を巻きながら食べるも良し、ラーメンの具としてトッピングするも良し。これまたサンドイッチの具としても良さそうでした(しなかったけど)。

やはり、低温調理器はしっかりと仕上がりが計算できて、手間もさほどかからないので便利ですね。

今度は、ローストビーフに挑戦してみたいと思います。
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冷や汁は、今でこそ宮崎県の郷土料理の代表のように扱われていますが、実は、西日本を中心に以外と広く分布している料理なのです。
それを確かめるために、浦安市立図書館中央館に出向いて、資料に当たってみることにしました。

農山漁村文化協会(農文協)が、昭和初期(1930年頃)に農村や都会で台所を預かっていた女性たちを対象に、全国300地点、5000人の話者からその時代の食生活について「聞き書き」して都道府県別にまとめた『日本の食生活全集』(全50巻)という叢書があります。
それぞれの都道府県毎に『聞き書 ○○県の食事』と題してまとめられていて、1985年から1994年にかけて順次刊行されました。
これを読むと、昭和の時代に各都道府県でどのような食べものが主に食べられていたのか、どのような郷土料理があるかがわかります。
丁寧にも巻末には料理名を含む索引も付けられているので、片っ端から調べるのも楽です。
この叢書を南の沖縄から順にめくって、冷や汁の掲載の有無を確認してみました。

すると、「冷や汁(冷やし汁、冷やっ汁)」という名称の料理が掲載されている都道府県は、南から、鹿児島県、宮崎県、熊本県、大分県、長崎県、佐賀県、福岡県、高知県、愛媛県、香川県、埼玉県、群馬県、福島県、山形県、新潟県、宮城県の16県ありました。

これとは別に、宮崎の冷や汁に近い料理で「さつま(さつま汁)」という名称の料理が掲載されている県は、愛媛県、山口県、広島県、岡山県、兵庫県の5県。ここに香川県が登場していないのは不思議ですが、香川県にも西讃地方に「さつま」があるのは他の資料で確認済みです。

わかりやすいように、都道府県別の一覧表にしてみました。
『日本の食生活全集』(農文協)に見る「冷や汁」「さつま」
都道府
県名
名称 主な材料 かける対象
北海道      
青森県      
岩手県      
宮城県 冷や汁 きゅうり、じゅうねん(えごま)、味噌  
秋田県      
山形県 冷や汁 味噌きゅうり、みず  
冷や汁 煮干しまたは貝柱のだし、干ししいたけ、油揚げ、干し豆腐、にんじん、こんにゃく、かち豆、旬の野菜(くきたち、雪菜、うごぎ)  
福島県 冷や汁
(じゅうねん汁)
味噌、じゅうねん(えごま) 麦飯
茨城県      
栃木県      
群馬県 冷やし汁
冷や汁
冷やっ汁
きゅうり味噌、青しそ、ごま、えぐさ うどん、
そうめん、
おまんま
埼玉県 冷や汁 味噌、ごま、青しそ、きゅうり、みょうが、ねぎ、いんげん 麦飯、
うどん
冷や汁うどん 味噌、ごま、青しそ、きゅうり、みょうが、ねぎ、いんげん うどん
千葉県      
東京都      
神奈川県      
新潟県 冷や汁 味噌きゅうり、みず(みずな、うわばみそう)、みょうが、青しそ わっぱ飯
富山県      
石川県      
福井県      
山梨県      
長野県      
岐阜県      
静岡県      
愛知県      
三重県      
滋賀県      
京都府      
大阪府      
兵庫県 さつま (べら、赤した、とらはぜ)、味噌、卵、だし汁、ねぎ ごはん
奈良県      
和歌山県      
鳥取県      
島根県      
岡山県 さつま味噌 (いりこ、小類、でべら)、ごま、味噌、ねぎ、しょうが 麦飯
広島県 さつま汁 (このしろ、ぼら、だしじゃこ)、味噌、ねぎ 麦飯
山口県 さつま (めばる、やはんどう)、味噌、さんしょう 麦飯
徳島県      
香川県 冷や汁 きゅうり、煮干し、味噌 麦飯
愛媛県 冷や汁 (いわし)、味噌、ねぎ 麦飯
さつま (たい、こずな、いとより、あじ、このしろ、いりこ、うぐい、やまめ)、麦味噌、らっかせい、こんにゃく、ねぎ 麦飯
高知県 冷や汁 (じゃこ)、豆味噌、しょうが、ねぎ 麦飯
ぼっかけ (じゃこ(煮干し))、味噌、ねぎ、しょうが、ごぼう 麦飯
福岡県 冷や汁 味噌、ごま、さんしょうの葉、青しそ、だし、ねぎ 麦飯
佐賀県 冷や汁 (ほり(べら))、するめ、きゅうり、青しそ、味噌 麦飯
長崎県 冷や汁 味噌きゅうり、青しそ 麦飯
熊本県 冷やし汁 味噌きゅうり、ごま、だし汁 麦飯
大分県 冷や汁 味噌きゅうり、青しそ、ごま  
さつま 味噌、ごま、ねぎ、青しそ ご飯
宮崎県 冷や汁 (いりこ、火ぼかし魚(あじ)、白身の魚)、味噌、ごま、きゅうり、青しそ、ねぎ、豆腐 麦飯
鹿児島県 冷や汁 (いりこ、白身の魚、魚のひぼかし、かつおの削り節)、味噌、梅干し、ねぎ、青しそ、きゅうり、さんしょうの実 丸麦ごはん
沖縄県      

これを見ると、「冷や汁」はその中身や作り方は多少異なるものの、西日本、北関東、東北に分布しており、味噌を使う料理であること、冷たくして主に夏場に食べることは共通しています。
西日本では、麦飯を食べるための料理であり、北関東では麦飯もですが、うどんやそうめんを食べる際に用いられることが多いようです。

「さつま」は、瀬戸内海を取り囲むように分布しており、そこで採れる魚を使う料理で、きゅうりは必須ではないところが「冷や汁」と多少異なります。

山形の冷や汁は、2種類あり、米沢藩のあった置賜地方のそれは、貝など乾物の出汁を冷たくして季節の野菜にかけるおひたしのようなもので、中世から伝わる「冷や汁」に近いのかもしれません。
冷や汁の歴史については、稿を改めてまとめたいと思います。
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MACH9号のハンドルを5cm前に出したので、乗り心地を確認するために、週休日の火曜日にちょっと遠出してみることにしました。

今回も、旧江戸川を遡って、江戸川と合流したらさらに北上し、寅さんの故郷・葛飾区柴又まで行き、ちょっと観光して戻ってくるルート。

行程を地図に落とすと、右のような感じになります。
一部記録されていない区間がありますが、全行程50kmほど、昼食や休憩を挟みながら5時間ほどのポタリングでした。

舞浜大橋

自宅を出て、まずは旧江戸川の河口付近へ。
この橋は、舞浜大橋。川向こうが千葉県浦安市で、こっち側は東京都江戸川区。ここから右岸沿いに旧江戸川を遡上して行きます。

江戸川水閘門

旧江戸川と江戸川の合流地点近くまで来ると見えるのが、この江戸川水閘門。
左側が東京湾からの塩水の遡上を阻止するための水門、右側がプレジャーボートや水上バス、屋形船などを通すための閘門らしいです。

水門の向こうに江戸川本流(「江戸川放水路」というらしいですが)があります。

この上流、篠崎ポニーランド前から河川敷に降り、整備された野球場やラグビー場などを横目に見ながらサイクリングロードを進みます。

小岩菖蒲園

京成本線の鉄橋をくぐると、「小岩菖蒲園」と名付けられた公園が見えてきます。
菖蒲の季節には賑わうのでしょうが、この日はまだ菖蒲は咲いておらず、平日ということもあって近所の人が散策しているだけでした。

ムジナモ発見の地

その「小岩菖蒲園」の一角に、「ムジナモ発見の地」の碑がありました。
ムジナモは、動物プランクトンを補食する食虫植物で、1890(明治23)年に、植物学者の牧野富太郎が、この付近の用水池で偶然に見つけたとのこと。
この碑は、発見から100周年を記念して1990(平成2)年に建てられたのだそうです。
意外なものに出会って、ちょっとびっくりしました。ポタリングならではの出会いですね。

矢切の渡し

小岩菖蒲園から更に河川敷のサイクリングロードを遡上し、北総線の鉄橋をくぐった先に、第一目的地の「矢切の渡し」がありました。
細川たかしの歌(石本美由起作詞、船村徹作曲)で有名ですが、実はこの『矢切の渡し』は1976年にちあきなおみが歌った(シングル「酒場川」のB面曲)というのはご存知でしたか?

川の向こうは千葉県松戸市、こちら側は東京都葛飾区柴又です。今も渡し船は健在で、大人200円、こども100円で対岸に渡れます。
(2021年5月までは、江戸川河川管理施設の補修等工事のため、柴又を出て向こう岸まで行って戻るコースのみ運航で、大人400円、こども200円。)

柴又帝釈天

矢切の渡しを後にして河川敷のサイクリングロードを離れ、堤防を越えて、すぐ近くにある柴又帝釈天へ。
柴又まで来たら、ここに詣らないわけにはいかないでしょう。
MACH9号は、帝釈天の南大門脇に停めさせていただきました。

この立派な門は、二天門と言い、日光東照宮の陽明門を模して作られたのだとか。
柴又帝釈天、正式名称は経栄山題経寺で、1629(寛永6)年に開創された日蓮宗寺院だそうです。

帝釈堂

二天門をくぐって、正面に見える帝釈堂に上がって参拝を済ませました。
後から調べると、結構広い境内で、奥には拝観できる庭園などもあるみたいなので、次回はもっとゆっくり巡ってみたいと思います。

ちょうどお昼前になったので、ここらで昼食にしようと、MACH9号はそのままにして、徒歩で参道の方へ。
京成線柴又駅の方へ、700m余り続く参道の両側には、団子屋さんや漬物屋さん、煎餅屋さん、お土産屋さんなど様々な店が並びます。
昔ながらの風情を残す店も多く、なかなか良い雰囲気です。

食事ができる店も何軒かありましたが、この時の気分でこれ!という店がみつからず、そのまま柴又駅を通り過ぎて商店街を進んだ右手に、ちょっと心惹かれる外観のお店が。

稲むら

「稲むら」さん。
暖簾を見ると天ぷら屋さんのようで、入口横に出されたメニュー表を確認したら、ランチのお値段はリーズナブル。
店構えもきれいで、この時の気分に天ぷらはピッタリだったので、入ってみることにしました。

店内は、くの字のカウンターに8席ほど。どこかの大店で働いていた大将が独立して、奥さんと二人で始めたという風情の小さな店で、先客が1名。ご近所さんでしょうか、大将と話ながら昼酒を愉しんでいらっしゃいました。羨ましい。

天丼(日替わり)

先客とは対角のカウンターの端に座り、ランチメニューから、天丼(日替わり)1,430円(税込)をいただきました。

この日の日替わりは鯛の大葉包み。あとは海老2尾に茄子、さつまいも、しめじ。
正統派江戸前の天麩羅という感じで、タレは甘からず辛からず。とても美味しくいただきました。お値段もこの内容にしてはリーズナブル。

輪行袋を持って来てるので、お酒いただいて帰っても良かったのですが、この日はもう少し走りたかったので自粛しました。

お腹も満ちたところで、再び参道を通って帝釈天に戻ります。
途中、映画『男はつらいよ』シリーズで寅さんの実家として使われたこともある「とらや」さんで、お土産用の草団子を買いました。

寅さんミュージアム

帝釈天の南大門で再びMACH9号に跨がり、向かった先は、江戸川の堤防脇にある「葛飾柴又寅さん記念館」
柴又と言えば、フーテンの寅さんの故郷なので、ここを外すわけにはいきません。帝釈天から自転車で5分ほど。もちろん、歩いて行けます。
ここには、映画で使われた寅さんの実家「くるまや」のセットが移築され、使われた小道具や、山田洋次監督が使ったディレクターチェアやメガホンなどの資料も展示されている、寅さん映画ファンの聖地みたいな施設です。

隣のフロアは「山田洋次ミュージアム」になっていて、『家族愛』が根底にある山田洋次監督のフィルモグラフィーが一覧できます。

この「葛飾柴又寅さん記念館」「山田洋次ミュージアム」、共通入場券は一般500円(シルバー400円、児童生徒300円)なのですが、更に隣にある「山本亭」とのセットで550円(シルバー350円)という入場券があったので、そのチケットで、寅さん記念館の裏手に位置する「山本亭」に向かいました。

山本亭で庭を眺めながら茶菓をいただく

伺うまで全く知りませんでしたが、山本亭は、
「合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の住居として建てられ、大正12年の関東大震災を期に、浅草の小島町から現在地に移転。大正15年から昭和5年までに増改築を重ねました。当時は洋風建築を取り入れることが富裕層の間で流行しており、その佇まいを今に残す貴重な建築として、葛飾区が登録有形文化財に指定。昭和63年に買い取り、平成3年4月から一般公開されています。」(葛飾観光ポータルサイト−山本亭−山本亭とは)

その庭は270坪ある典型的な書院庭園で、この庭を眺めながら、喫茶をいただくことができるようになっています。
抹茶やコーヒーなどのメニューがありましたが、この日は「冷やし抹茶(練切菓子付)」(税込600円)をいただきました。

贅を尽くした日本庭園の趣を楽しみながら、お茶とお菓子をいただく。なんとも優雅な時間です。
下調べ無しで偶然に訪問しましたが、なかなかに良い場所でした。柴又観光の休憩スポットとしてお薦めです。

心身ともに十分に寛いだので、寅さん記念館に戻り、MACH9号で帰路に付きました。

帰路は、江戸川水閘門までは同じ道を戻り、江戸川水閘門の上にある小径を渡って江戸川放水路の右岸に出て、そのまま堤防を市川市まで下り、河口近くで国道357号線に出て、浦安まで戻るというルートを取りました。

全行程50kmほど、気候も良くてさほど疲れもせず、楽しく走ることができました。
ハンドルを前に出した効果はありましたが、それでもこれ以上の距離を走るとなると、シートをもう少し後ろに下げたいところ。
オフセットのあるカーボンのシートポスト探すかな〜。
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RENAULT PLATINUM MACH9

2月初めに購入したRENAULT PLATINUM MACH9ですが、なかなか長距離を走る機会がありませんでした。

天候に恵まれて、ようやく遠出する時間が得られたのは、2月27日(土)のこと。

江戸川河口にて

この日は、自宅を出て旧江戸川を新江戸川との合流地点まで遡り、そこから新江戸川沿いに下って河口まで行き、浦安まで戻るというコースで、距離にして18kmほどを小一時間かけて走りました。

本当は、もっと遠くまで行くつもりだったのですが、旧江戸川と新江戸川の合流地点で方向を間違えて、遡上するつもりが下ってしまっていて、河口まで行って気付いたという次第。

まあ、それでも良い試乗になった訳ですが、やはり身長172cmの私には、ノーマルのままではシートポジションが合わず、長時間走っているとお尻が痛くなってきます。

サドルを後ろに下げるためには、シートポストを変更する必要がありそうですが、構造的に長さ55cm以上のシートポストが必要になり、出費もそれなりに。
そこで、まずはハンドルを前に出してみることにしました。

ちょうど、PayPayフリマの1,000円割引クーポンがスマホに届いていたので、PayPayフリマでハンドルポジションチェンジャーを探して、適当にポチりました。
お値段は、送料込みで3,000円がクーポン使って2,000円。まあこんなもんでしょう。

ハンドルポジションチェンジャー

届いたのがこれ。
フリマなので、一度開封されたものが、ジップロックに収められてましたが、傷も無く、特に問題はありません。

台湾製で、TranzXというブランドです。

ポジションチェンジャー装着後

早速、装着してみました。
元々のハンドルを外すのにブレーキやシフトレバーまで外さなければならないかと心配していたのですが、ステムの部分のねじを六角レンチで緩めるだけで簡単に外すことができました。
外れたら、ステムにポジションチェンジャーの短いパイプを通し、その両端にアームを装着して、ハンドルを取り付ければ完了。
折りたたみ時にハンドル部を緩めるためのレバーの干渉も気になるところでしたが、それも特に問題ありませんでした。

装着前と後を横から

装着前と後を横から見るとこんな感じです。
元のポジションよりグリップ部分が5cm前に出ました。

次は、これで長距離を走ってみて、どんな感じになるかですね。
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日本経済新聞の書評(だったと思う)で目にして、気になったのでkindle版をポチり、通勤の合間に呼んだ、上村渉著『うつくしい羽』(書肆侃侃房)

著者の上村渉氏は、2008年に『射手座』で第107回文學界新人賞を受賞しているとのことですが、著作に触れるのは本書が初。
静岡県御殿場市出身ということで、表題作は御殿場市が舞台になっています。

離婚し、職を失い、孤独なまま亡き父の生家のある御殿場を訪ねた主人公は、祖母の強い勧めもあって、御殿場郊外の小さなフレンチレストラン〈ジョル〉でサービス担当として働くことになります。
そのレストランは、料理の腕は確かだけど一癖あるオーナーシェフが牛耳る世界。
過度に神経質で、気に入らないことがあれば、ブレーキの利かないブルドーザーのように当たり散らすシェフに、なぜか気に入られた主人公は、毎晩のようにシェフと酒食を共にする中で、それまではあまり関心が無かった料理のこと、サービスのことを学んで行きます。
主人公とシェフの二人の男の喪失と再生の物語を縦糸にして、レストランでのサービスとそこで供される様々な料理という横糸が織り込まれた物語と言えるでしょう。
ストーリー展開ももちろん面白いのですが、フードアナリスト的には、フレンチレストラン裏側、厨房の中の出来事を垣間見るような、リアリティのある記述がたまらなく面白かった。
特に、フランス料理界の重鎮ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエの『料理の手引き』(Le Guide Culinaire)を知ることができたのは収穫でした。
フードアナリスト必読本のリストに、本書も加えたいと思います。

それから、表題作とともに本書に収められた中編『あさぎり』は、夫に先立たれた女性が営む弁当屋(これも御殿場にある)を舞台に、職場体験に来た女子中学生、出戻った長女とその娘、従業員のフィリピン人女性が織りなすアットホームな人情話。
現代的な課題を盛り込みながら、家族とは何なのかをじんわりと考えさせてくれる佳作。こちらもなかなか良かった。
両方合わせて、☆☆☆☆1/2。
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昨年12月にジャック・アタリの『食の歴史―人類はこれまで何を食べてきたのか』を読んでとても感銘を受けたので、その前著となる『海の歴史』(プレジデント社)をkindle版でダウンロードし、通勤電車の中で少しずつ読み進めました。

本書は、地球の表面積の約70%を占める海と人類との関わりを、生命の誕生の頃から現在までの長い時間軸の中で書き起こした労作です。

太古の時代から、国家の興亡の陰には必ず海との関わりがあり、大量輸送手段を確保する上で、制海権を握る者が戦いに勝利してきたことを、歴史を紐解きながら解説していきます。

一見、海とは関係なさそうなアメリカ南北戦争の北軍の勝利にも、実は海が関係していたというあたりは、なるほどなと首肯するばかり。

フランスの政界にも強いつながりを持つ著者だけに、歴史の節目節目で、フランスがこうしていたら覇権を握れたのに、みたいな記述がたびたび出てきますが、それも愛国心の発露でご愛敬。

今や海は、輸送手段だけではなく、資源の確保という点でも無視できない存在であり、中国がなぜ一帯一路政策を遮二無二推し進めようとしているのかも、この本を読むとよく理解できます。

最後は、環境汚染や乱獲などによる水産資源の減少の問題にも触れ、海との関わり方について人類に警鐘を鳴らしています。

我が祖(と勝手に思っている)天津日高日子穂々手見命(山幸彦)も、海を味方につけることで覇権を握った訳ですし、海の民の末裔として、大変面白く読みました。
歴史の部分には退屈さを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、示唆に富んだ好著ですので、未読の方は是非手に取っていただければと思います。☆☆☆☆1/2。
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