「図書館雑誌」2005年9月号

 「図書館雑誌」2005年9月号受領。今月の特集は、「全国図書館大会への招待」。
 今号で最も興味深いのは、「公立図書館の指定管理者制度について」と題して、指定管理者制度に対する日本図書館協会としての公式見解が示されていること。
 この中で、指定管理者制度については、「地方公共団体と公立図書館が主体的にその適否の是非、有効性の有無を判断することを望むものであるが、公立図書館の指定管理者制度の適用について、公立図書館の目的達成に有効とは言えず、基本的になじまないものと考える。」としている。
 根底には、図書館サービスの無料原則と、経済的収益を前提とする民間サービスの相反があるが、図書館界としては至極当然の論調。
 もちろん、反論もあろうが、図書館サービスのあり方について、それぞれの地域でもっともっと議論されるべきなのだろう。

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