新宿日記(2)-新型コロナウィルス感染症の影で(下)

店番

またまた前回の更新から間が空いてしまいましたが、暦はGWに入り、通常なら休日とか無関係に週5日勤務のシフトで出勤しているはずでしたが、休業となると特にやることも無いので、私は暦どおりに休みました。

しかし、店の方は排水の構造に問題があってレジ付近に臭気が溜まりやすかったので(改良工事をやって現在は解消されました)、換気のために店を数時間開ける必要があり、5月からは2名ずつ交替で7時間ほど出勤するシフトに変更しました。

私も5月はそれで週に2~3日は新宿に通って、店番をしたりしてました。
上の写真はその時の模様ですが、換気のために扉を開け、照明を落とした店内で一人寂しく外を眺めていると、通常なら1日当たり350万人以上が乗降する新宿駅のすぐそばに立地しているにも関わらず本当に人通りが少なくて、ある種異様な経験でした。

そうこうしているうちに、なんとなく非常事態宣言が解除される流れになってきたので、スタッフと再開戦略を練り、本社とオーナーサイドにも連絡して、営業再開のタイミングを計ることにしました。
いつから営業を再開するか、現場で機動的に決められないのがこういう店の辛いところではありますが、文句を言っているだけでは何も解決しないので、早めに手を打っておくに越したことはありません。

当初、6月1日(月)からフルタイムでの再開を打診して、返事はもう少し後でということだったのですが、政府の宣言解除が早まったこともあって、結果的には6月1日でGo!(ただし11時~19時の時短営業で)となりました。

店番

決まったら、そこへ向けて商品を発注し、感染防止対策のための様々な対策を打ちました。

まず、入口と出口に区分して人の流れを整理し、間隔を空けてレジに並ぶための目印を床に貼り、レジには飛沫防止の透明シートを貼るなど、とりあえずできるだけの手を打って準備を整えました。

5月28日には、航空自衛隊ブルーインパルスにより、新型コロナウィルス感染症に対応中の医療従事者の方々をはじめ多くの皆様へ敬意と感謝をお届けするため、東京上空の編隊航過飛行が行われました。。

この日は晴天でしたが、なんとなく垂れ込めていた重苦しい雰囲気を切り裂いて、日本中に平穏な日常が戻るといいなと思いながら見ていました。

こうして、ようやく6月1日(月)の再開を迎えることができたのでした。

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