宮崎県を知るための参考文献を探す

はじめに

  1.  この一覧は、『書誌索引展望 第17巻 第2号』(1993年5月 日本索引家協会)の「地域文献案内 31 宮崎県関係の二次資料」としてまとめたものである。
  2.  宮崎県全域を対象とする二次資料を中心に,必要に応じて特定の地域に関するものを補って採録した。
  3.  資料は,宮崎県立図書館の所蔵資料より選択し,1993年3月時点で現物を確認した。
  4.  復刻版のある資料については,利用の便を考えて復刻版の方を採録し,書名に続けて(復刻)と注記した。
  5.  解題にあたっては,『宮崎県大百科事典』『宮崎の戦後出版総目録』などを参考にした。

1 一般書誌

宮崎県立図書館蔵書目録 1~8 宮崎県立図書館 1971~1979 8冊

第1巻は,1970年度末の蔵書のうち総記,哲学,歴史を,第2巻は,1971年度末の蔵書のうち社会科学を,第3巻は,1972年度末の蔵書のうち自然科学,工学・工業,産業,第4巻は,1973年度末の蔵書のうち芸術,語学,文学を収録し,第5巻以降は増加目録である。冊子体として刊行された目録としては最後のものである。宮崎県立図書館では,1988年5月の新館開館と同時に所蔵目録をコンピュータ目録とし,カード目録を廃止する一方で,利用者用端末により利用者が直接オンライン検索をすることを可能にした。1993年4月からは,市町村の図書館からパソコン通信によるオンライン検索のサービスを開始した。

宮崎県郷土資料総合目録 宮崎県立図書館 1965 240p

宮崎県内の公共図書館6館(当時),及び個人が所蔵している郷土資料のうち,1964年3月末までに調査のできた2892点を,公共図書館所蔵分は分類ごとに,個人所蔵分は地域ごとに収録している。

宮崎県公共図書館郷土資料総合目録 第2集 宮崎県立図書館,宮崎県公共図書館連絡協議会 1975 64,79p

前項の目録の追録の形で刊行された目録。書名が「第2集」となっているのはその意である。県内の公共図書館9館(当時)が1964年4月から1974年3月までに収書した資料を館ごとにまとめている。なお,これ以降は,『新収郷土資料日録』の形で追加目録がまとめられているが,抜けた年もあり完全ではない。

宮崎県郷土資料利用の手引 1~10 宮崎県立図書館,宮崎県公共図書館連絡協議会 1974~1983 10冊

『宮崎県地方丈研究紀要』の別冊として郷土資料の利用のためにまとめられた書誌。第1集が歴史一般,第2集が藩政史,第3集が藩の教育に関する文献を集め,書誌的事項に解題を付している。第4集以降は,それぞれ「西南の役関係」「庶民の生活」「みやざきの城」「日向の先遣とその足跡」「みやざきの歴史と人物」「人物にみる宮崎百年」「宮崎県置県100年をめぐって」と副題がつけられている。

みやざきの戦後出版総目録 みやざきの本まつり実行委員会 宮崎県芸術文化団体連合会 1985 768p

1984年度の県民芸術祭「みやざきの本まつり」の集大成として刊行された目録。その名の通り敗戦後の1945年から1984年までの40年間に刊行された宮崎県関係の書籍及び雑誌を収録している。書籍篇,雑誌篇,索引篇の3部から成り,書籍篇は,第1篇として宮崎県内で出版された書籍を,第2篇として宮崎県の関係者が県外で出版した書籍の計2798冊を収録し,書誌的事項に解題を加えて,それぞれの分類ごとに書名の五十音順に配列している。雑誌篇は,宮崎県内で刊行された雑誌について,各巻号ごとの内容とその著者名を記している。索引篇は,著者名索引,書籍索引,雑誌索引から成り,著者名索引は書籍と雑誌の両方を検索することができる。

宮崎県行政資料所在調査目録 宮崎県立図書館 1969 216,2p

1966-67年度に行われた行政関係資料の所在調査の結果をまとめたもの。宮崎県内の45市町村(当時)が所有している行政関係資料8041点を市町村ごとにまとめ,巻末に分類別資料索引を付している。

古文書所在確認調査報告書 宮崎県教育委員会文化課 1976 239p

1975年に文化庁の補助事業として行われた古文書所在確認調査の報告書。宮崎県下に所在する古文書,古典籍類について,市町村毎に所蔵者と資料の内容を記している。

行政資料目録 宮崎県 1990 311p

宮崎県の県民情報センターが1989年12月31日現在で保有している資料のうち,図書,パンフレット類を除く行政関係資料の目録。宮崎県関係については所管する課別に,県内市町村関係については市町村別に,国関係については省庁等別に分類されている。なお,1991年1~12月の収集分については,追録版という形で57ぺ一ジの目録が提供されている。

高鍋藩明倫堂文庫図書目録 町立高鍋図書館 正幸会 1984 205,21p

旧高鍋藩の藩校であった明倫堂に由来する明倫堂文庫及び秋月殿堂文庫の蔵書4151種,1万5815冊の目録。藩校で教科書として使用された漢書,和書,洋書などが中心である。

杉田文庫目録 宮崎県立図書館 1986~1987 2冊

杉田正臣氏より宮崎県立図書館に寄贈された資料の目録で,『図書の部』と『遺墨類』の2冊から成る。杉田氏の父杉田作郎は医業のかたわら宮崎俳壇の中心となった人物であり,弟は画家の瑛九であることから,医学,文学を中心に貴重な資料が多く含まれている。また,エスペラント語の文献を多く収録しているのも特徴のひとつである。

日向文献資料(復刻) 若山甲蔵 臨川書店 1975 610p

1934(昭和9)年に日向文献史料刊行会より刊行されたものの復刻版。日向に関する主要な文献60余点について,当時県立図書館長であった著者が豊富な図版を交えて解説を加えたもの。取り扱っている文献はおおむね明治10年代までのものであるが,広く県の内外に及んでいる。

ふるさと探訪・みやざきの資料館 三又喬 鉱脈社 1986 164p

宮崎県内の博物館,美術館,資料館など52か所について,市町村ごとに図版を交えて解説しており,類縁機関のガイドブックとして有用である。

2 主題書誌

宮崎県総合博物館収蔵資料目録 宮崎県総合博物館 1983~1986 5冊

宮崎県総合博物館の開館30周年を記念して1976年度から5年がかりでまとめられた収蔵資料の目録。考古・歴史資料編,美術資料編,民俗資料編,植物編,動物・地質編の5冊から成る。

宮崎県総合博物館西都原資料館収蔵資料目録 宮崎県総合博物館 1983 79p

西都市の西都原古墳群の中にある西都原資料館の収蔵資料目録。考古資料1884点,民俗資料505点,歴史資料48点を所収。

明治大学所蔵内藤家文書目録 明治大学図書館 1965 656p

内藤家文書は,1747(延享4)年から幕末まで延岡藩の藩主であった内藤氏関係の文書で,わが国に現存する譜代藩政文書としては最大のものである。この目録は,明治大学図書館に所蔵されていた約4万5000点の資料をまとめたものであるが,現在同文書は,明治大学刑事博物館に移されて保存・整理されている。

明治大学所蔵内藤家文書増補・追加目録 (1)・(2) 明治大学刑事博物館 1992 49p, 41p

明治大学刑事博物館で保管・整理されている内藤家文書のうち,整理が進んだ部分についての目録で,1965年刊行の目録の増補・追加目録の形をとる。(1)は内藤忠興書状,(2)は老中等奉書の細目録となっている。

旧内藤藩領地方文書目録 明治大学図書館 1966 122p

内藤藩が延岡に入封する以前の所領であった福島県平と,入封後の所領であった宮崎県延岡・宮崎,大分の各地で行った地方文書の所在調査の結果をまとめた目録。

大光寺文書目録 宮崎県教育委員会 1974? 64p

文部省の補助事業として行われた「古文書等緊急調査」で,佐上原町の大光寺に伝わる大光寺文書を調査した時の記録。前半に文書145点を収録し,後半には大光寺の歴史をまとめている。

日向古文書集成(復刻) 宮崎県 名著出版 1973 811p

1938(昭和13)年に宮崎県により刊行された同名の書の復刻版。全編を3部に分け,第一類に県内に現存する古文書259点,第二類に薩藩旧記,日向記に収められた古文書364点,第三類に県外に遺存する古文書231点の計854点を収録している。

「日向地誌」村・字地名索引 東別府盛雄 青潮社 1976 82p

『日向地誌』は,著者の平部きょう南が宮崎県の命を受けて1876(明治9)年から1884(明治17)年までの間に実地調査した県下5郡176か村の地誌で,1929年に日向地誌刊行会から発行され,1976年に青潮社から復刻発行された。本書は,復刻に当たってまとめられた索引で,『日向地誌』収載の村・字地名を検索するためのツールである。

三国名勝図絵索引 原口虎雄 青潮社 1982 586,30p

『三国名勝図絵』は,l日薩摩藩領内の名勝を紹介したもので,宮崎県の一部も含まれている。1905(明治38)年に島津家臨時編輯所より発行された全20冊の和装本を底本として,1982年に青潮社より全4巻で復刻刊行された。本書はその際にまとめられた索引で,温泉之部,民俗之部,物産之部などの項目ごとに事項を検索できるようになっている。

宮崎県史蹟調査総索引 東別府盛雄 西日本図書館コンサルタント協会 1980 267,14p

『宮崎県史蹟調査』は,県内の史蹟や名勝,天然記念物の調査の大要を記録したもので,1927(昭和2)年から1931年にかけて宮崎県内務部より全8韓が刊行され,1980年に西日本図書館コンサルタント協会により1冊にまとめて復刻された。本書は,この復刻版に収録されている諸事項を検索するための索引。配列は五十音順だが類似の項目で近接しているものは融合している。巻末に難訓画引を付して利用の使を図っている。

宮崎県地方史研究紀要 第ll輯 宮崎県立図書館 1985 216p

『宮崎県地方史研究紀要』は,1974年度から宮崎県立図書館で開催されている地方史講座の講演の内容をまとめたもので,毎年l輯ずつ発行されている。この第ll輯では,p213~p216に山口保明著「宮崎県郷土資料利用の手引」と題して庶民の生活史に関する書誌をまとめている。

宮崎県方言関係文献資料目録(稿) 日高貢一郎 大分大学教育学部 1992 16p

宮崎県の方言に関する文献,詩文,録音資料等352点を年代順にまとめた目録。「大分大学教育学部研究紀要」第14巻第2号所収の論文の抜刷である。

野菜関係文献記事目録 宮崎県総合農業試験場 1975 306p

宮崎県総合農業試験場図書室の資料を中心に,主として1946年から1974年までに,わが国で発表された野菜の栽培に関係のある文献を集めたもの。

宮崎県民俗地図 宮崎県教育委員会 1978 65p

失われつつある民俗文化を保存するため,県下150か所に調査地区を設定し,61の事項について調査した民俗・文化財研究の貴重な文献。

宮崎県地方史資料集 宮崎県高校社会科研究会歴史部会 1971 188p

高校の歴史教育の現場で,教師が誰でも地方史の資料を使えるようにとの目的で,教師用指導参考書として刊行されたもの。各地の資料の中から代表的なものを選んで解説を加えている。

宮崎県植物誌 平田正一 宮崎日日新聞社 1984 377p

宮崎県内に自生する植物の目録。p14~p19に「宮崎県高等植物関係文献目録」を収めている。

宮崎県医史 上・下 田代逸郎 宮崎県医師会 1978 1196p, 1977p

宮崎県の医学,医術の流れを中心に,医師像とその足跡,近世から近代までの医療周辺の資料を網羅した本県の代表的な医学史。

宮崎県会史 宮崎県議会事務局 ?~1967 8冊

1912年(大正元)年から1947年までの宮崎県会および宮崎県議会の記録。これ以降は,『宮崎県議会史』と改名して4年ごとに刊行されている。県議会を中心とした県政の動きが編年的に把握できる。

宮崎県経済史 宮崎県企画局 宮崎県 1954 1058p

宮崎県の近代の産業経済の動きを知ることのできる代表的な資料。県所蔵の公文書を主体に諸官省伺届書,法令全書,官報,統計書など,多数の貴重な資料が紹介されている。

宮崎県警察史 宮崎県警察史編さん委員会 宮崎県警察本部 1975 1046p

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警察の沿革,組織・制度の変遷,特異重要事件をとりあげ,事件当時の時代的背景や社会情勢も紹介されている。

宮崎県山林沿革資料 小寺鉄之助 宮崎県史料編さん会 1965 606p

熊本営林局の山林特別処分関係文書と宮崎県の官林簿を中心に,宮崎県の現在の林野構造を決定した山林の沿革を記した貴重な資料集。

宮崎県政80年史 上・下・年表 宮崎県 1967 3冊

宮崎県置県80周年記念事業のひとつとして刊行された。上巻では1883(明治16)年の再置県から1945年までを,下巻では1945年以降の県政の動きを,県所蔵の公古文書や歴代知事県務引継書,地方長官会議書類など多くの資料によりまとめている。この正史と同時に,秘史として『宮崎県政外史』カが刊行されている。

宮崎県百姓一揆史料 小寺鉄之助 宮崎県史料編纂会 1956 382p

宮崎県の代表的な百姓一揆史料集。江戸時代から明治にかけての農民騒乱の史料を網羅しており,本県関係の一揆研究の基本資料であると同時に,社会経済史研究にも欠かせない文献である。

3 人物書誌

宮崎県風土記 旺支社 1988 519p

野口逸三郎ほかの監修による風土記で,「第一部歴史と人物」で古代から現代にかけての主要な人物を紹介し,「第四部宮崎人国記」で明治以降の著名人の略歴を各分野ごとに五十音順で紹介している。

宮崎県大観(復刻) 宮武喜三太 青潮社 1984 316p

大正初期の宮崎県の状況を知ることのできる代表的な資料。当時を代表する人物と事業を紹介することに主眼が置かれており,宮崎県再置県30年目の本県の実状を知る資料として,また当時を伝える写真集として貴重である。1915(大正4)年に刊行されたものの復刻版である。

宮崎県嘉績誌 宮崎県 1915 364p

大正天皇の即位の大礼を記念して宮崎県が刊行したもので,15節116項目に業績行為と人物を中心として郷土の先賢が紹介されている。

宮崎県各界主要人物名鑑 柴岡広介 九州観光産業出版社 1959 183p

1958年12月現在の各市町村の政界,財界,教育界,公務員,医学界,宗教界などの主要な人物の現住所と名前,略歴を記載。

瑛九石版画総目録 原田勇,堀栄治編 瑛九の会 1974 73p

宮崎県出身の画家で日本の抽象絵画に大きな影響を残した瑛久の全リトグラフ158点の目録。

瑛九・関係論文・その他 山田元春 1964 16p

瑛九の書いた論文及び瑛九についての論文,記事,展覧会目録などを年代順にまとめた目録。私家版ながら瑛九の足跡をたどる上で貴重な資料である。

宮崎詩集1961年版 宮崎県詩の会 思潮社 1961 104p

宮崎県在住の18名の詩人によるアンソロジー。各人の作品に自分の態度や作品についてのコメントをつけている。当時の主だった詩人のほとんどが参加しており,宮崎における詩の人脈を知る上では不可欠の資料である。1988年に「1988年版」が宮崎詩集編集委員会編で宮崎県詩の会より刊行された。

みやざきの詩脈 “みやざきの詩脈”編集委員会 宮崎県芸術文化団体連合会 1981 138p

詩・短歌・俳句・川柳の各部門で宮崎の文化を築き上げるのに活躍した作家達の作品と略歴を紹介したもの。編集時点での物故作家で,詩篇6人,短歌篇7人,俳句篇9人,川柳篇5人の計27人が紹介されている。

郷土の先覚者展図録 宮崎県総合博物館 1983 112p

宮崎県置県100年を記念して開催された「郷土の先覚者展」の展示資料の図録。郷土の先達63人の略歴をその肖像とともに知ることができるという意味で手軽な人物書誌である。

日向文庫 1~13(復刻) 日向文庫刊行会 1982 13冊

郷土の先哲・偉人の伝記や古くから伝わる民話などを収録した全13巻の郷土文化シリーズ。日向興業銀行(現宮崎銀行)が創立20周年記念事業として1952年に刊行したもので,1982年に宮崎銀行創立50周年記念事業として全面復刻された。伝記としては,小村寿太郎,若山牧水,伊東満所,上杉鷹山,石井十次,古月禪師,秋月種茂と秋月種樹の8巻があり,他に俳壇の歴史をまとめた「日向俳壇史」,日向開拓の歴史とも言える「日向水利史」などがある。

延岡先賢伝 松田仙峡 1956 124p

初代延岡城主の高橋元種以降,350年間の歴史の中で輩出した94人の先哲を紹介している。

日向市先賢伝 松田仙峡 日向市教育委員会 1961 99p

日向市の先賢39人を紹介した人物誌。

高岡人物誌 本吉直二 本吉ムメノ 1967 278p

高岡最初の地頭比志島国貞以下54名の人物誌。

都城前賢伝 香川小次郎 土持厚 1919 8,59p

都城の先賢31名を生年順に紹介した人物誌。

明治百年都城人物誌 肥田一穂 都城人物誌発行所 1973 174p

明治百年を記念して,幕末から現代に至る都城出身者300余人を紹介した人物誌。

飫肥藩先人伝 飫肥藩先人祭会 1919 78p

1915(大正4)年に南那珂郡北部教育会が中心となって飫肥先人の祭典を行うに当たって編集した人物誌。藩主伊東祐民をはじめ40人の先人の業績を伝えている。

飫肥藩先人伝 図師幸憲 1979 162p

旧飫肥藩内の知名の士216名を紹介した人物誌。

4 事典

宮崎県大百科事典 宮崎日日新聞社,宮崎県大百科事典刊行委員会 宮崎日日新聞社 1983 1095p

宮崎県のあらゆる事象に関する総合的な事典。6500項目を五十音順に配列。巻末に資料として「日向国・宮崎県の歴史年表」「宮崎県地名集覧」などを収録。

角川日本地名大辞典 45 宮崎県「角川日本地名大辞典」編纂委員会 角川書店 1986 1130p

総説,地名編,地誌編,資料編の4部構成。資料編には「小字一覧」「国郡沿革史」「藩県沿革史」「市町村沿革史」「宮崎県年中行事」「参考地図」「宮崎県参考図書目録」を収録。特に「宮崎県参考図書目録」は宮崎県関係の資料の網羅的な書誌として有意義である。

日向郷土事典(復刻) 松尾字一 歴史図書社 1980 676,46p

1954年に文華堂より刊行されたものの復刻版。日向に関する諸事項2500項目余を解説した事典。「日向地誌」「日向地名録」「日向纂記」など数十種の文献から引用した事項が多いが,郷土事典としては初出である。

日向地名録(復刻) 若山甲蔵 歴史図書社 1980 636p

飫肥を中心に,南那珂郡全域16町村の沿革や地理,風俗など800余の項目を古記録や古文書によって調査した一種の郷土史百科事典。1919(大正8)年に刊行されたものの復刻版である。

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