2000.9.26(Tue.)

 県内のとある町の役場の人(これが高校時代の同窓生だから面白い)から、図書館を設置したいので国の補助事業を検討している、との相談を受ける。現在ある生涯学習関連の建物を一部増改築して、図書館としたいとのこと。
 図書館とは、「建物」ではなく住民に本を中心とした情報を届けるための「機能」であることを力説し、まずはどれくらいの住民にどのようなサービスをどのように提供するかといったサービス計画を作っていただくようにお願いする。
 出せるお金と敷地から図書館ができてしまったのでは、最初は良くても住民の利用に5年も耐えられないだろう。できる限りの助力はするので、是非とも良いサービス計画を作って欲しい。この町の場合、財政的にも贅沢は許されないので、学校図書館や公民館図書室をうまく利用して、サービスの幅を広げるのがひとつの鍵だと思う。本当は、核になる人に恵まれるのが一番なのだが…。

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