本日付け宮崎日日新聞の第13面に、「調査や研究手伝います 県立図書館100周年」と題した9段抜きの大きな記事。報道部の足立希記者の署名記事で、普段はあまり光の当たらない貸出し以外の部分を紹介している。
もっとも大きく紹介されているのは参考相談で、参考相談係を紹介した文章の最後は「利用者が求める資料の所にすぐ行けるようになるまで、一年はかかったという。」と締めくくられている。1年経たないと資料のありかもわからず、日々の積み重ねがあってようやく一人前の参考相談ができるようになるのに、今の県立図書館の異動のシステムでは、3年経つと定期異動で参考相談係からいなくなってしまう。後を引き継いだ人は、司書としての資格も経験も無い場合が多く、また初めから研鑚を積まなければならない。迅速で的確な回答を期待して相談をする利用者の方は、たまったものではない。図書館の参考相談のように、知識や経験が必要とされる部門では、もう少し長いスパンで、きちんと人を養成する仕組みが必要ではないだろうか。
この他に、書庫、CDコーナー、大活字本、朗読CDが、写真入りで紹介されている。