『図書館内乱』

『図書館内乱』書影

 先週末に引き続き、今週も浦安の家族宅へ。
 金曜日が娘の卒業式で、仕事があったので卒業式には出られなかったが、翌日にお世話になった学校に挨拶に行き、今日は所属していたクラブの先生方に挨拶に行ってきた。
 その合間に、親元を離れる娘の家電製品を買いに行ったりと、何かと忙しかった。新生活が始まる時は、何かと出費も多くて大変。

 今回の旅のお供は、有川浩著 「図書館内乱」 (メディアワークス)「図書館戦争」に次ぐ、シリーズ第2作。
 前作についてもここで絶賛したが、今回作も前作に劣らず面白い。日本の公共図書館の歴史、図書館の自由宣言と検閲、少年犯罪を取り巻く報道など、実にうまく織り込まれている上に、前半に出てくる主人公とその母親との葛藤など、我が娘と妻のそれを見ているようで、妙に納得してしまった。
 全351ページ、3時間足らずで一気呵成に読み進めるテンポの良さと構成、なかなかのものである。

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