漁に出ました

大型定置網 日向市細島にある富島漁協の是澤組合長のご厚意で、職場の同僚と大型定置網の網上げの船に乗せてもらった。
 朝5時起きで始発電車に乗り、7時過ぎに富島漁港に着いて早速乗船。ベタ凪の中10分ほど沖に出て、馬ヶ背近くに張られた定置網に到着。手際よく網を手繰って行くのを邪魔しないようにしながら、手持ちの携帯で写真撮影。
 次第に網が上がってくると、中に入った魚の姿がはっきりしてくる。アジ、トビウオ、ハガツオなどの魚に混じって、アカウミガメが1頭紛れ込んでいた。
 まずはアカウミガメを船上に引き上げて、作業の邪魔にならない所に下ろし、それから船上クレーンに吊った大型の柄付き網で魚をすくい上げて氷水を張った船倉に入れて行く。
 残念ながら今回はあまり魚が入っていなくて、5回ほどすくい上げたら漁はおしまい。季節的には冬場にブリが入る頃が良いらしい。
 網上げが終わったら、速攻で帰港。帰る途中でアカウミガメを海に帰してやる。と言っても、体長1mほどのカメなので、人力ではとても持ち上がらないから、船上クレーンを使っての作業。船員さんは慣れた手つきでこなしていたが、聞いたらよくあることらしい。
 港に戻ると、船倉から魚を選別台に揚げて、手作業で選別。この日は、アジ、トビウオ、ハガツオが多く、カンパチの幼魚やウルメイワシ、ハモ、イカなど様々な魚が入っていた。中には、バショウカジキの子どもや、シュモクザメの子ども、アカエイなどの姿も。魚種が多いのが定置網の特徴。
 19tのマグロ引縄船の水揚げの様子を見学した後、いったん漁協のシャワー室でシャワーを浴びさせて貰い、10時半からの競りの様子まで見学して、本日の見学ツアーは終了。なかなか良い勉強になった。

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