恩師の死

今年は訃報に触れることが多い。自分自身がそういう年代に入っているからなのか。

今朝、懇意にしている宮崎の書店の社長さんから電話があり、原田恒夫さんが亡くなったことを教えられた。

元々学校の先生で、難病連絡協議会の会長や保育園の理事長などを務める傍ら、障害児を普通学校に就学させるための活動も精力的にしておられた。

息子が小学校に入学する際、教育委員会や学校との間でいろんなことがあったが、何かにつけて我々夫婦を励ましてくださったのが、原田さんだった。
原田さんがいなければ、今の息子の姿はないかもしれないと思えるほど、重要な役割を果たしていただいた恩師である。特に妻にとっては、折れそうな時の精神的な支柱として、闘い方を教えていただいた大恩人なのかもしれない。

弱者に優しく、行政など強者にはきちんとモノの言える、信念の人であったと思う。最近まで、宮崎日日新聞の「声」欄への投稿を拝見することがあったし、まだまだお元気だろうと思っていたが、ついに鬼籍に入られた。

本来なら、告別式に参列したい所だが、東京と宮崎の距離は、重いだけでは埋められない遠さを持っている。
とりあえず弔電でも打つことにして、今夜は夫婦でご冥福を祈りたい。

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