新聞記事二題

 本日付け宮崎日日新聞の読者投稿欄「窓」に、「誇れる図書館ボランティア」と題する宮崎商業高校3年に在学中の生徒からの投稿掲載。
 「自分を変えたい」と思って宮崎市立図書館のボランティアを始めたが、NDCなど覚えることがたくさんあって簡単ではなく、利用者から資料の場所を訪ねられると緊張するとのこと。しかし、資料の場所を案内できた時は嬉しく、様々な人が利用する図書館でボランティアしていることを誇りに思うと綴っている。
 若い世代が、こういう形で図書館に触れるのは、利用者教育の面でも、将来の図書館職員養成の面でも非常に良いことだと思う。しかし、NDCも満足に覚えていないボランティアばかりのいる図書館というのも利用者にとってはちょっと辛い。何事もバランスが大事か。

 同じく本日付けの日本経済新聞の価格面に、オンデマンド出版による復刊サービスが市場を拡大しており、復刊の料金は原本の1.5~2.5倍が相場との記事掲載。
 記事によれば、日本出版販売などが出資するブッキングの2002年3月期の売上高は2億3,500万円で、2003年3月期は4億円を見込み、トーハンと凸版印刷の共同出資会社、デジタルパブリッシングサービスでも現在の売上高は前年の二倍の勢いとか。
 こういうサービスは、図書館にとっても有難い反面、古本屋さんにとっては、難敵出現なんだろうな。

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