図書館拠点に女性が起業

主なビジネス支援図書館
 特徴
浦安市立図書館(千葉県)「大人の図書館」を標榜、2001年度から全国に先駆けてビジネス支援展開
広島県立図書館2001年度にビジネス支援コーナー開設。中小企業・ベンチャー総合支援センターと連携して支援
岐阜市立図書館ファッションライブラリー2001年度、分館に地場産業支援を目的に設置。2002年11月にファッションショー開催
小平市中央図書館(東京都)2002年度にセミナー事業を中心にビジネス支援サービスのモデル事業展開
足立区立竹の塚図書館(東京都)2002年度から特別予算なしで地域の実情に合わせた手作りのビジネス支援展開
立川市立図書館(東京都)2003年6月にビジネス支援コーナーを開設
静岡県立図書館2003年7月にビジネス関連コーナー設置、仕事上の「調べる」作業を支援
上田情報ライブラリー(長野県)2004年に上田駅前再開発ビルに開館、「暮らしとビジネス支援」開始

 本日付け日本経済新聞の生活面に、「図書館拠点に女性が起業」との見出しで、ビジネス支援図書館を紹介する記事掲載。
 記事では、図書館がビジネス支援に力を入れ始めたのは、米国の図書館事情に詳しい菅谷明子氏が講演でビジネス支援事業を紹介して以降のここ3~4年としている。関心のある図書館員らが2000年に「ビジネス支援図書館推進協議会」を設立、以来、専用掲示板や書籍コーナーなどが各地の図書館に誕生、政府の「骨太の方針2003」に「ビジネス支援図書館の整備」という文言が盛り込まれたこともこうした動きに拍車をかけたという。
 記事で紹介されているビジネス支援図書館は右表のとおりで、この中から、竹の塚図書館、浦安市立図書館、小平市中央図書館の事例が詳しく紹介されている。
 いずれの図書館も、本を取捨選択して適切に利用者に提供する司書の存在とデータベースやインターネットの利用環境がベースにあり、掲示板、書籍紹介コーナーの設置やセミナー開催などでビジネス支援を行っている。

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