我が街の図書館

 本日付け読売新聞の11面全部を使って、「活字文化特集 我が街の図書館」という見出しで、最近の旬の図書館が紹介されている。
 前日の活字文化フォーラムの紹介記事に続いて、読売は気合いが入っていると思ったら、今年の読売新聞社は、出版関係業界と協力して、活字文化を守り育てる「21世紀活字文化プロジェクト」に取り組んでいるらしい。
 さて、記事中で紹介されているのは、伊万里市立図書館(佐賀県)、館林市立図書館(群馬県)、斐川町立図書館(島根県)の3館で、図書館の建築や設備に加えて、その活動も定評のある図書館。
 伊万里は旧知の寺田さんの設計だし、斐川にはこれまた旧知の白根さんが館長で行っているし、一度は訪れたいと思っているが果たせていない。今年こそなんとかしたいな。
 記事中には、市区町村別の公立図書館設置率の表と日本図書館協会常務理事の松岡要さんのコメントもきちんと掲載されていて、人口10万人当たりの図書館数を先進国と比べた場合、日本は2.16で、ドイツ14.78、英国7.88、米国5.77に比べて圧倒的に少ないこと、全国の図書館職員に占める司書の割合は49.0%で減ってきており、司書資格を持つ館長は全体の15.7%に過ぎないことが記されている。
 日本の図書館は、量・質ともにまだまだ足りないのである。

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