ヴァイオリンの音色に

 高校時代の同級生で、mixiのマイミクでもあるTさんのお誘いで、日比谷にある松尾ホールで開かれたヴァイオリンのチャリティコンサートへ出かけてきた。

 指揮者の小出雄聖氏の呼びかけで、ルーマニアのビストリッツァという町に新しくできたホールにピアノを送るためのチャリティとのこと。何でも、ホールを作ったはいいが、ピアノにまでお金が回らなかったため、ピストリッツァに縁のある小出氏が一肌脱ごうと周囲に呼びかけてお金を集めているらしい。

 誘ってくれたTさんは、この小出氏と近所のラーメン屋さんで出会ったとのことで、今日はそのラーメン屋(残念ながら既に廃業)のご夫婦もお見えになっていた。

 コンサートの出演は、ルーマニア人で小出氏の友人でもあるヴァイオリニストのダヌーツ・マーニャ氏。ピアノに若手の小田裕之氏を迎え、クライスラーの「プニャーニャの様式による前奏曲とアレグロ」に始まり、休憩を挟んでサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」まで全10曲+α(アンコール)。
 88人しか入らない小さなホールで、あんなに近く(ほんの5m先)でヴァイオリンの調べを聞いたのは初めてだった。
 クラッシックの素養はないし、普段もほとんどクラッシックを聴くことはないので、技巧とかなんとか小難しいことはわからないけれど、久々に心を潤す音色を聴いた気がした。小ホールでのアットホームな感覚のコンサート、なかなか良いものである。

 チャリティの目標額は200万円、既に半分近くは集まったと聞いたが、まだ足りないのは間違いない。
 コンサートを聴きに行くくらいしか、私にできることはないけれど、せめても寄付金の口座なりとも書き留めておこう。
  三菱UFJ銀行 麹町支店 普通 4529034
  名義:ビストリッツアへピアノを贈る会

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