本日付け宮崎日日新聞の児湯・西都面に、3月29日に行われた高鍋町立図書館創立50周年記念式典の様子を伝える記事掲載。
記事によると、同館は1955(昭和30)年に県内では最初の図書館として開館、78(昭和53)年に現在の施設となった、とのこと。
しかし、高鍋町史や県古公文書の記録から、高鍋町に最初に図書館ができたのは、1922(大正11)年であることが確認されている。
高鍋町には、かつて高鍋秋月藩の藩校「明倫堂」があり、明治以降は島田小学や高鍋学校に所属していたが、児湯郡立農業学校創立後は同校の管理下に置かれていた。同校が1918(大正7)年に県立高鍋農学校となったため、翌1918(大正8)年4月に高鍋小学校内に図書室を設けて明倫堂の図書約1万5,000冊を移し、これが高鍋町立図書館の起源となって、1922(大正11)年4月19日に町立高鍋図書館の設立が県知事から認可されている。
という訳で、高鍋町立図書館は創立83周年というのが正解でした。