災害復旧ボランティア

 先週は浦安に行って行けなかったので、今日が初めてのボランティア。職場の上司と部下の3人で連れ立って、小松にある記念病院前のボランティアセンターへ。

 午前中は、近くの若宮神社の片づけと掃除。大谷川のすぐ脇なので、1m以上浸水したらしい。唯一、御神輿だけが少し高い社に納められていて難を逃れたのがせめてもの幸い。
 浸水して泥をかぶり使えなくなったものや、流木等を搬出し、本殿の床を洗い、建具なども水洗い。賽銭箱もきれいに洗った。

 途中、若い女性が脆くなった床板を踏み外して怪我をしたようだというので、応急措置。
 まだ腫れはなかったが、痛みがあるとのことで、骨折の可能性もあったので、とりあえず患部を冷やすために、凍らせて持って行ったアミノ・バイタルのペットボトルをタオルの上から当て、持っていたバンダナで固定して安静にするように指示。こんな風に役に立つとは思わなかった。
 しばらくして、ボランティアセンターから看護士さんがやって来て、本格的に副木を当てて固定して、車で病院へ搬送して行った。大きな怪我でなければ良かったのだが。

 若宮神社は昼前に作業終了し、一端ボランティアセンターに戻る。カロリー補給用のゼリーとカロリーメイトで昼食を摂り、午後からはアイビー・スタジアム近くの道路の片づけ作業。

 まずは、流されてきて道路脇に堆積した流木など様々なゴミを、トラックで運べるように1.5mほど上の道路に上げる作業。あまりの量に最初はどうなることかと思ったが、高校の野球部員なども大量動員されていたので、みるみるうちに片づいてしまった。
 続いては、大物のゴミの下に堆積した大量の稲わらの除去作業。厚手のビニール袋に詰めて、これまた上の道路に上げていく。水を吸った稲わらは重く、これがなかなかの重労働。それでもみんなで協力して黙々と作業を進め、当初の1/5くらいになったところで時間切れ。迎えに来たバスに乗ってボランティアセンターへ戻って解散。

 記念病院前のセンターは19日までだとか。周辺の民家の片づけはほぼ終わったのだろう。これからは、大工さんなどプロの仕事になるのかな。
 しかし、移動途中に見た家々の中には、1階の軒下くらいまで浸水した後のある所もあり、とりあえず家の中にあったものを全部搬出して、床や壁を乾かしたりしている状態で、復旧と呼べるにはまだまだの状態。家財道具が揃って住めるようになるには、まだまだ時間がかかりそう。

 救いは、たくさんの人がボランティアに参加していたこと。同じ職場の人もたくさん見かけたし、高校時代の同級生もいた。高校生に中学生、若宮神社では、お母さんと一緒に来た小学4年生くらいの女の子が、バケツの水を一生懸命に運んでいた。この経験は、きっと次に生きるだろう。

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