振替が貯まっているので休日にした昨日、近くのイクスピアリに映画を観に行った。
初回上映で1,300円は、職場近くの新宿バルト9のマチネー1,200円より高いのだが、交通費考えればリーズナブル。
で、観た映画は「チェ28歳の革命」(http://che.gyao.jp/)。
Tシャツに描かれた肖像で目にすることの多い、アイドル革命家のエルネスト・“CHE”(チェ)・ゲバラの半生を描いた映画の第一部である。
あのアカデミー受賞作「トラフィック」で監督したスティーヴン・ソダーバーグと、助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロの組み合わせということで期待して行ったのだが、期待を裏切らない素晴らしい出来だった。
モノクロ映像を挟みながら、ドキュメンタリータッチで描かれる、ゲバラを主体にしたキューバ革命。リアルタイムでは知らないけれど、知識としては聞きかじっているその革命が、果たしてどのようなものであったのか、一端ではあるけれどもよく理解できる。
この映画では、ゲバラが何故、キューバ革命に参加することになったかは明らかにされない。それを理解するには、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(ウォルター・サレス監督、ガエル・ガルシア・ベルナル主演)を先にDVDで観てから、本作を観ると良いのではないかと思う。
世界的な不況で閉塞感が高まり、ガザでは連日人が死んでいる今日、こうした映画が公開されたのも、何かの縁なのかなと思う。
この後公開される第二部の「チェ39歳別れの手紙」が待ち遠しい。