怒りのお役所仕事

求人を出そうと思って、ハローワークに電話した。
うちの店の近くにあるのは西新宿のハローワークである。

担当職員に事業所の住所を聞かれ、渋谷区代々木と答えると、それなら渋谷のハローワークに行けと言う。

「だけど、うちは新宿駅の南口近くにあって、そこなら歩いて行けるけど、渋谷だと電車に乗って行かなきゃいけないんだよ。それに、求職する人だって新宿駅近辺で探すじゃない。」

「いえ、求職者の方は、どこのハローワークに行っても、場所を絞って検索できますから。管轄が決まっているので、申し訳ありません。」

今やオンラインの時代で、求職者は確かにどこのハローワークに行っても構わないし、自宅でオンラインで職を探すこともできる。
それなら、求人事業所もどこのハローワークに行っても手続きできるように何故できない?。今の時代、求人を出してくれる事業所は貴重だろうに。
これだから、お役所仕事は嫌なんだよ。

しばらくして、今度は松戸の税務署から電話があった。
今度、舞浜であるイベントで酒類を売るので、そのための届出書についてだった。

何でも、届出書の申請者が、東京の支部になっているけど、宮崎の本部の名前じゃないとダメってことらしい。

「そうは言っても、これまで何度も同じようなイベントであちこちの税務署に書類出したけど、そんなこと言われたの初めてだよ。何で今回だけそうなの?」

「よその税務署のことはわかりません。免許の交付先がそうなっているので、それじゃないとダメなんです。」

「なんか納得できないな。それじゃ、どうしたらいいの?。」

「実施日も迫っているので、訂正ということで結構です。」

「訂正って、どうするの?。」

「申請者の訂正について、文書を出してください。様式は定まっていないので、これこれこういう形で。」

「それじゃ、遺漏があるといけないから、こういう風に出してくださいっていうのを簡単でいいから紙に書いてFAXで送って貰えませんか?。」

「書類は出していません。」

「いや、出していませんじゃなくて、FAXで送っていただければ、その通りに書いてすぐに出しますので。」

「出していません。」

「そりゃ、まだ出していないでしょうよ。送ってくださいとお願いしているんですから。」

「だから、出していません。」

「出していませんって、日本語おかしくないですか?。」

「税務署からは、ほかの税務署などに出す以外はFAXしていません。」

「それは、FAXできないっていうことね。それならそれで、ちゃんと言ってよ。」

(ここまで来ると、お互いにかなりムッとしている。)

「それじゃ、メモするから、どういう風に書けばいいか始めから教えてください。」

ということで、教えてもらって宮崎の本部に連絡して文書出す手はずを取ったけど、そもそも、同じ中身の届出なのに、何で税務署によって、出す書類とか書く内容とかが違うの?
こっちでOKだった書類が、あっちではNOっていうのはおかしくない?

本当にお役所仕事ってやつは!!

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