地平忌に想う

今日は2月26日、中村地平の命日である「地平忌」です。

50余年後の今、地平を超えてー2月26日「地平忌」 | 宮崎てげてげ通信
図書館司書の資格も持っているDiceです。さて、いきなり問題です。2月26日は何の日でしょうか?「二・二六事件」の日と答えられる人も少なくなってきているのではないか危惧するところではありますが、私にと...

忘れられる一方の中村地平の功績を、少しでも知って欲しいと、テゲツー!でこの記事を書いたのは、3年前。
「地平忌」も56回目になりますが、年とともにその功績を知る人も少なくなりつつあります。

中村地平さんが宮崎県立図書館長の時代に、同館で司書を務めた久保輝巳さん(都城市出身)が鬼籍に入られたのは、昨年7月。
久保さんは、芥川賞に3回ノミネートされたこともあるほどの文学者であり、宮崎を出て関東学院大学で教鞭を執られ、司書の養成にも力を尽くされました。
いつもにこにこと優しそうな眼差しでおられたことが印象に残っています。
晩年、都城に戻られてからは、一度だけお目にかかったことがあるのですが、中村館長時代のことを伺わなければと思いながら、ついに果たせぬままになってしまいました。

亡くなる前の4月末に新装なった都城市立図書館のことを、久保さんはご覧になれたのでしょうか?
都城市立図書館には、今年の久保さんの命日に合わせて、久保輝巳回顧展を是非とも開催してほしいなと思う次第です。

もし、県内の優れた図書館活動や図書館人を顕彰する「中村地平図書館賞」なるものがあれば、今年の大賞は都城市立図書館に、特別功労賞を久保輝巳さんに贈りたいですね。

「中村地平図書館賞」、宮崎県立図書館あたりが中心になって作ってくれないかな。”

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