日南星チェッロ(HinaStar Cello)

完成した日南星チェッロ

初めて「日南星(ひなスター)」という果物に出会ったのは、6年前に海幸山幸に乗って出かけた油津で開かれていた「海幸・山幸マルシェ」でした。
日南市の古澤農園さんだけで作られている日向夏の一種ですが、皮が薄くて、普通の日向夏のような白皮(アルベド)が殆ど無い代わりに、果肉が甘いのが特徴で、その美味しさに感動したのが記憶に新しいです。

その「日南星」に、久しぶりにフーデリー青葉店で再会したので、買って帰って中身は美味しくいただいたのですが、皮がもったいないなと思って、これでチェッロを作ってみようよ思ったのです。
多分に、香月ワインズのセカンドビンテージお披露目会の時に、どなたかが持ち込んでいらっしゃった自家製日向夏チェッロにインスパイアされたのですね。

スピリタスに漬けた日南星の皮

そこで、ネットで自家製レモンチェッロの作り方を調べて、スピリタス(spirytus)というポーランド原産のアルコール度数96度もあるウオッカを購入して、密閉容器に入れて皮を漬け込み、1週間ほど放置。

1週間経ったら、きび糖600gとミネラルウォーター1リットルで作ったシロップと混ぜ合わせて、煮沸殺菌した瓶に詰めて完成。

それだけだと寂しいので、プリンタでラベルも作って貼りました。

日南星4個とスピリタス1本から、「日南星チェッロ」が360ml瓶×5本できました。
きび糖使ったので、ちょっと茶色っぽく濁った出来上がりになりましたが、香りはなかなかのもの。

チェッロってあまり飲んだことが無いので、これで良いのかどうかわからなかったので、プロの評価を聞こうと、「ふらんす食堂 Bistro マルハチ」の八田シェフと、「月の和音」の佐藤シェフのところに持ち込んでみました。

八田シェフからは、もう少し苦みがあった方が良いかもと言われたのですが、もともと皮にあまり苦みが無い品種なので、苦みを出すのはちょっと難しいかも。

次は、宮崎県立農業大学校産の日向夏で仕込んでみようと考えているので、シロップに使う砂糖の量を調整してみようかな。

あ、もう1本、若草hutteの今西正店長に託したので、運が良かったら味見できるかもしれません。”

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