「その4 シンガポール植物園~小休止~図書館探訪」から続く。
バクテー(肉骨茶)
石田君へのリクエストのひとつに、「バクテー(肉骨茶)を食べたい」というのを入れていました。
バクテー(肉骨茶)というのは、豚のあばら肉(スペアリブ)をスパイスの効いた汁で煮込んだ料理で、海南鶏飯(チキンライス)などとともにシンガポールを代表する料理のひとつです。
訪れたのは、「發起人肉骨茶餐館 (Founder Buk Kut Teh)」。系列店がいくつかあるみたいですが、こちらのお店はブギスポイント(Bugis Point)店。
發起人(Founder)の名の通り、この料理の発祥の店を自称しているみたいです。日本なら、「本家」とか「元祖」とか付けるようなものですね。
人気店のようで、店の前には先客が並んでいましたが、割とすぐに入れました。並んでいる間に注文を済ませておきます。このあたりは、石田君が全部やってくれるので、楽させてもらってます。
店の中の壁は、ここを訪れた有名人の写真で埋め尽くされていましたが、誰が誰やら知らないので、写真は撮らず。
しばらく待つと、一番人気の「發起人肉骨(Founder Bak Kuh Teh)」がやってきました。
長めのの骨付き肉と短めの骨付き肉の2種類が入っています。
肉骨茶には、スープが黒っぽいマレーシア式と、比較的澄んだスープのシンガポール式があるらしいですが、こちらのはシンガポール式。
スープを飲むと、豚から出た出汁に塩と胡椒だけのシンプルな味付けながら、胡椒のピリッとした刺激が効いて、なかなか美味しい。
骨付の肉は身離れも良く、味が薄いなと感じたら、真っ黒な中国醤油かピリッとしたチリソースを付けながらいただきます。
時々スープに別注文の油条を浸しながら、黙々と食べました。
作り方は難しくないので、日本でも豚スペアリブを買ってくれば再現できそうです。
現地では、スーパーなどで肉骨茶用のスパイスミックスを売っているらしいので、買って帰ろうと思いました。