本日付け宮崎日日新聞の児湯・西都面に、都農町民図書館の蔵書点検の結果、不明本が91冊あったことを伝える記事掲載。
記事によれば、昨年度の3/6~17に、資料82,000点を対象に蔵書点検が行われ、不明本は91冊、1995年の開館以来の累計は1,475冊に上るとのこと。この館では、BDS(Book Detection System:無断持出防止装置)は設置していない。
占いやタレント本、テレビドラマのノベライズ本などが不明本になりやすい傾向にあるとのことなので、若い利用者がゲーム感覚で無断持ち出しをしているのではないかと推測されるが、図書館にとっては深刻な問題である。
全国のどの図書館も同様の問題には悩まされているのだが、性善説に立って図書館が運営されている以上、利用者のマナーに頼るしかなく、今のところBDS以外に特効薬となる解決策は乏しいが、そのBDSとて万能ではない。
小さい頃からの地道な利用者教育が必要なのかもしれないが、そもそもそのような教育が必要なことが哀しい。