読売新聞の家庭面に、「読み聞かせは本屋さんで 店頭での試み広まる」との記事。出版文化産業振興財団や日本書店商業組合連合会など4団体が、4年前に毎月第4土曜日を「こどもの本の日」と決め、翌年から全国の書店店頭で読み聞かせ会を開くキャンペーンを実施し、その活動が広がってきたとのこと。記事では、東京・赤羽のイトーヨーカドー6階にある書店「ブックス ページワン」の様子が紹介されている。取り次ぎの日本出版販売も、系列の書店の店頭で「おはなしマラソン」という同様の取り組みをしているらしい。
最近、ゆっくりと書店を散策する暇も無いので気づかなかったが、子どもの本離れに歯止めをかけるための取り組みは、図書館だけでなく業界でもいろいろと行われているらしい。
しかし、本屋さんの経営は厳しいので、読み聞かせができるようなスペースが店舗内に確保できる本屋さんはなかなか無い。そもそも、ここ宮崎でも、身近な本屋さんが次第に消えて行って、ロードサイドの大型店に集約されつつあり、子連れで気軽に立ち寄れる店が無くなっていっている。悲しい限りだ。
取り次ぎによるパターン配本に依存して、経営努力を怠った本屋の側にも問題が無いとは言わないが、だからと言って本屋さんが身の回りから消えてしまうと、生活に潤いが無くなるようで寂しくて仕方ない。頑張れ本屋さん。