2001.12.14(Fri.)

 時事通信社の官庁速報のサイトに、「◎学校図書を4000万冊整備=5年計画、交付税650億円投入―文部科学・総務省」との記事。
 文部科学省、総務省の両省が、2002~06年度の5年計画で、公立小中学校など義務教育諸学校の図書館の蔵書を4000万冊整備する方針を決めたとのこと。所要財源は総額650億円で、総務省が地方交付税で毎年度130億円ずつ手当てするらしい。
 悲惨な状況が続いている地方の小中学校の図書館にとっては喜ばしい話ではあるが、財源が地方交付税の算定に入るだけの話なので、各自治体がきちんと受け止めて具体策を打ってくれないとどうしようもない。それに、蔵書だけ増やしても、学校図書館の環境(施設や人員)を改めなければあまり効果がないと思うのだが…。

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