「図書館雑誌」2006年8月号受領。今月の特集は、「変わり目にある図書館」。
公共図書館への指定管理者制度の導入や国立国会図書館の独立法人化の動きなど、文部科学省からの「これからの図書館像」の提起などを背景とした特集である。
この、「これからの図書館像」については、特集冒頭の薬袋秀樹氏の論文でも、熟読し、大いに活用するように勧められている。未見の方は、是非ご一読いただきたい。
それから、この号には、第22回日本図書館協会建築賞の受賞館とその講評が掲載されている。今年の受賞館は、北海道置戸町の置戸町生涯学習情報センターである。置戸と言えば、レベルの高いサービスを展開し、利用度の指標でも高い水準を維持してきたことで有名。講評を読むと、新館建設の準備段階から素晴らしいプロセスを経ているようで、実に羨ましい。訪れてみたい図書館がまた一つ増えた。