食い物屋のはしご

 釜山からの帰路に立ち寄った福岡空港で、昼食を取ろうとレストランに入ったら、関取が二人、カレーを食べていた。それが大盛りだったかどうかは定かではない。
 先に席を立ったその二人を見送りながら、同席の上司が「あれで足りるのだろうか」と言うので、「ひょっとすると、レストランをはしごするのかも」と言いつつ行方を目で追っていたら、案の定、隣のレストランに入って行くではないか。
 そこで二人は、定食物をオーダーし、平然と食べ続けるのであった。果たしてそこが2軒目のレストランであったのかどうかは、本人達以外には誰も知らない。関取、恐るべし。

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