本日付け宮崎日日新聞の「教育の広場」面に、11月3日に宮崎県立図書館で開催されたパネルディスカッション「本音で話そう! 本のこと」(宮崎子どもと本をつなぐネットワーク主催)の模様が写真入りで掲載。
「中学生になるとなぜ急に本を読まなくなるのか」と「図書館を利用しなくなるのはなぜ」というのが2大テーマだったらしい。
県内の学校で盛んに行われている「朝の読書」の時間が、大人の思惑とは裏腹に、生徒達には不評というのはよくわかった。たかだか10分間程度ではさもありなん。
周辺の世界が広がるにつれて、読書に割ける時間が相対的に減っていくのは、或る程度仕方ないこと。その中でいかに集中して、中身の濃い読書ができるかどうかだろう。そのために、使いやすい図書館を身近に用意できるかが課題なのだと思う。
「学校図書館の照明を明るくしたら、貸出数が増えた」という会場からの声は、単に照明を明るくすることだけではなく、暗いことが不便だと気付いて、その不便を解消するように行動したことが大切なのであって、だから「図書館(に大切なもの)は人」と言われる訳でもあるのだろう。