釜玉にゅうめん

午前中に何気なくテレビを観ていたら、東ちづるが美味そうに「釜玉うどん」を食べているシーンが映って、無性に釜玉が食べたくなった。

昨日から妻は娘の試合(全日本インカレ)で栃木に2泊3日で出かけていて留守なので、明日まで仕事を休んで息子と二人の主夫生活。
となれば今日の昼食は釜玉だ。

残念ながらうどんは無いが、乾麺のにゅうめんがあるのであれで代用できるだろう。ネギは刻んであるし、鰹節も糸鰹に削ったやつがあるから、麺を茹でるだけで良い。
ただ、それだけだと物足りないので、冷蔵庫にあった豚小間の残りともやしでもやし炒めをちゃちゃっと作った。塩・胡椒して、ちょっとオイスターソースで炒めてやって、卵でとじればできあがり。

その間にパスタ鍋にお湯を沸かし、麺を茹でるかたわら、浅めの丼に生卵を溶いておいてスタンバイ。
麺が茹だったらざるにあげて水気を切り、すかさず生卵入りの丼に二人分に分けて入れる。スピードが勝負だ。
麺を盛ったら生醤油を回しかけ、糸鰹とネギと擂りゴマをどひゃっとかけて食卓へ。

食卓に着いたら、全体をよく混ぜて卵に火を通しつつ、麺に糸鰹とネギと胡麻をよく絡ませる。混沌とした状態が上手さの秘訣でもある。

混ざったら即食べる。男二人、黙々と食べる。時折もやし炒めを間に挟みながら渾然一体となった麺をすする。

そういう訳で、写真を撮る暇など無い。30分で作った料理は、5分で二人の胃の中へ消えた。

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