「赤の冷や汁」と「白の冷や汁」

赤の冷や汁と白の冷や汁

ひょんなことから地元テレビ局の番組の料理コーナーに出演することになりました。

普段から料理好きを公言していて、作った料理については、このブログやFacebookで公表というか記録しているので、それがディレクターさんの目に留まったようです。

収録の模様については、「テゲツー!」で記事にしたので、それをお読みいただくとして、当日作った料理が、この2品、「冷や汁 di Rosso」と「冷や汁 di Bianco」。

こちらが、「冷や汁 di Rosso」。またの名を「赤の冷や汁」。

通常は冷水で溶く冷や汁用の味噌を、無塩のトマトジュースで溶いたもの。
具材は、普通の冷や汁と同じで、基本は、水切りして手でほぐした木綿豆腐、輪切りのきゅうり、細切りのミョウガと大葉。
後は、お好みでいろいろアレンジすればいいと思いますが、湯むきしたトマトを刻んで入れると更に良いでしょう。

トマトのクエン酸による酸味が加わってさっぱりと、グルタミン酸やアスパラギン酸といった旨味成分も加わって一層美味しく食べられます。

抗酸化作用のあるリコピンが加わって健康にもいいという、一石三鳥みたいな相乗効果。

これは、普通の冷や汁のように熱いご飯にかけてももちろん良いのですが、冷製パスタのベースにもなりますし、ご飯を入れて温めるとリゾットみたいにもなるなど、バリエーションが広がります。

一方こちらは、「冷や汁 di Bianco」。またの名を「白の冷や汁」。

「赤の冷や汁」のトマトジュースを、無調整の豆乳に変えたもの。
これも具材は同じ。

味噌の原料のひとつが大豆、豆腐の原料も大豆なので、ここに豆乳が加わると、大豆イソフラボン三兄弟。
女性に嬉しい成分満載となります。

豆乳が加わることによってクリーミーでコクが出るので、男性ウケはこちらの方がいいみたいです。

最初にできたアレンジこの「白」の方で、これが大成功だったために「赤」ができました。
「冷や汁」のアレンジって、これまでは具材を変える方向でしか考えられていなかったように思いますが、ベースとなる汁の方を工夫すると、いろいろと面白くなりそうです。
この調子で、「黄」、「黒」、「緑」など、いろいろなアレンジが可能ではないかと考えています。

少なくとも「赤」と「白」、間違いなく美味しいので、皆さんも是非ともお試しください。

魚を焼いてほぐしたり、擂り鉢で擂ったりして冷や汁用の味噌を用意するのが面倒という方は、市販の冷や汁の素を使っても全然OK。

簡単に作れて、ヘルシーで美味しいとあれば、この夏、大ヒット間違いなしかな!?

宮崎の新名物として、飲食店のメニューにも採用されるといいな。

Translate »