今日の早朝と言うかまだ夜中に、延岡市で震度4を観測する地震があったのだが、それに合わせたのか、職場の災害想定伝達訓練が今朝行われた。
たぶん、どこの職場でも緊急連絡網ってやつがあって、何かあった時に電話で伝言ゲーム式に情報を伝えていくことになっていると思うが、それと同じように我が職場でも、早朝6時過ぎくらいに伝達訓練が発動されたのだった。
まあ、こういう訓練にありがちなんだけど、携帯に電話してみたものの、そいつがマナーモードにしてたり違う部屋に携帯置いてたりして即座につながらなかったりとか、次に回す相手の電話番号を忘れてたりとか、全然違う番号に電話してしまったりとか、そういう不具合も時として起きる訳で、スムーズに連絡が行き渡ることももちろん大事なのだが、不具合を顕在化させることも効果のひとつとしてあるので、スムーズに行かない方が逆に良かったりもする。
でもね、3.11を経験した今、電話がつながることを前提とした伝言ゲームというのは、本当に非常時に役立つのかと、はなはだ疑問に思ったりもするのだ。
緊急連絡網というのは、情報を伝えるという役割と同時に、連絡する相手の安否確認の意味もあると思うのだが、電話が繋がらなかったり停電していたりする状態で、どのようにそれらをうまく伝えたり確認したりするできるのかを考え直す必要がありそうだ。
3.11の時は、電話は難しかったけど、Web系のサービスは比較的問題なく使えた。
その時市川にいた私が無事であることを宮崎の人が知ったり、私が立川にいた娘の無事を知ることができたのもTwitterの書きこみだったし。
だから、緊急連絡のシステムに、メールだったりWebだったりを加えて、複数の手段を平行して持つようにしてはどうかと考える。
例えば、伝達事項を携帯のメールアドレスに一斉同報し、読んだらそれに返信することにしておいて、返信メールを所属毎に自動的に振り分けるようにして整理すれば、安否確認にもなるのではないか?。
例えば、大きな災害が起きたことは報道等でわかるのだから、それを知ったら決められたWebサイトにアクセスして伝達事項を受け取ると同時に、「無事です」ボタンを押して安否確認しちゃうとか。
今後、スマートフォンがデフォルトになって行くのなら、緊急連絡先に電話をするとか、伝言を送るとか、伝言ダイヤルにメッセージを残すとか、そういう機能をひとまとめにしたアプリがあってもいいだろう。
誰か作ってくれんかな、そういうの。それとも、Androidアプリ自分で作ってみるべき?
そういうことをつらつら考えることのできた今日の訓練であった。