だしソムリエへの道

講師の興梠亜希子さん

先日の日曜日、だしソムリエの3級講座が開かれたので、フードアナリスト仲間の安藤さんと一緒に受講してきました。

講師は、宮崎市江平にある創業100年を超える老舗うどん店「大盛うどん」の女将、興梠亜希子さん。
フードアナリストとして、興梠さんが主催するイベントを何度かお手伝いしてきたのですが、いつの間にかその興梠さんは、あれよあれよという間にだしソムリエ認定講師の資格を取り、「大盛うどん」の2階をレンタルスペースにして、3級講座を開くまでになっていたのでした。

「大盛うどん」は、いりこを煮出した濃厚な出汁に、甘みの強い醤油を合わせた黒いうどんつゆという、宮崎のうどん業界の中でも独自で異色のつゆを持つ店です。
興梠さんは、4代目女将として受け継いできた店の100周年の歴史をまとめる過程で、店を取り巻く環境が変化する中、次の100年をどのように作っていくべきなのか相当に悩んだのではないかと推察するのですが、その一環で料理の基本となる「だし」に興味を持ち、その真髄を追求しようとしたのでしょうか。

様々なだしをテイスティング

それはさておき3級講座ですが、一応料理が趣味のフードアナリストですし、大学時代に自炊してた頃も、かつお節削り器を持っていて本枯れ節を削ってだしを引いていたほどなので、だしについての基本的な知識はあるのですが、様々なだしのテイスティングがあったり、それらをブレンドしてみたり、実際に昆布や削りかつおや煮干しからだしを引いたりという経験は、実に有意義でした。
真昆布と日高昆布のだしの飲み比べなんて、こんな機会でもないとできないでしょうし。
それにしても、ちゃんと引いただしは、やはりとても美味しいです。

4時間ほど講習を受けて、最後に試験があって、結果がわかるのは1ヶ月ほど先みたいですが、資格ビジネスの入口で不合格なんて滅多にないので、おそらく大丈夫でしょう。
名刺に入れる肩書きがまた増えそうです。

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