イベントコレクターにならないように

東京から宮崎に戻って、もうすぐ丸6年。早いものですな。
この6年で、SNSの繋がりで情報ルートが増えたのもありますが、宮崎で開催されているイベントの情報が毎日のように入ってきて、「意外と宮崎も面白いよね」と思ったりもしている訳です。

イベントの案内があれば当然に、面白そうだと思ったものには積極的に顔を出すようにしております。
昨夜も、こゆ財団が主催する「宮崎大新年会!お酒を片手に♪日本のイノベーションの推進する米倉先生と教育を語る会」なる、長すぎてちょっと助詞の使い方もおかしいタイトルのイベントに参加してきました。
先週も、木曜日の「宮崎食と観光サミット」(これもこゆ財団主催だ)と土曜日の「きのこ会議」(若草hutte)に出て、日曜日は宮崎フェニックスブルーイングで醸造体験に参加した後、フードアナリストの勉強会兼新年会。
この合間にテゲツー!に記事を書いたり他のライターの記事の編集したりしながら、料理作ったりもしているので、そこそこ忙しい日々ではあります。

イベントに参加しているのは、単身赴任中で基本的に自分の時間を取りやすいというのもあるのですが、テゲツー!のために常に新しい情報やネタを探しているということもありますし、何よりも新しい知識に出会えたり、新しい人と知り合いになれたりするのは楽しいし有意義だということに尽きるでしょうか。

しかし、これまでいろんなイベントに参加してきて、時には「Diceさんってどこにでもいますよね!?」なんて声をかけれらることもあるのですが、「俺って『イベントコレクター』になってないよな?」っていうのは、日々なんとなく意識しています。
この場合の『イベントコレクター』って、イベントに参加して、その時はなんとなく新しい知識を得たと思っているけど、参加できたことに満足してしまって、それから先はほとんど変化の無い状態を言います。

イベントの主催者にとっては、『イベントコレクター』であろうがなかろうが、人がたくさん参加してくれればそれで良いのかもしれませんし、単に『イベントコレクター』と言っても、参加して聞いたことの記憶や、名刺交換した人との繋がりは多少なりとも残るので、後から、「それは知ってる。」とか「その人知ってる。繋がってる。」なんてことは言えるのでしょうけど、お祭りみたいにイベントを消費しちゃって、後に何も残らないのも寂しいなと思うのですよね。

なので、折角イベントに参加したからには、そこで得られたものを何らかの形で自分の中に落とし込んで、新しい価値に昇華させたいなと思うのです。
自ら付加価値を付けていくことで、イベントの主催者が期待したであろう変化も生まれようというものですし、その方がお互い面白いじゃありませんか。
その価値の付け方は、もちろん人それぞれあって、私の場合は専ら情報発信ということになるのでしょうが。

そういうわけで、今夜も地道にテゲツー!の記事と向き合います。”

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