2001.7.26(Thu.)

 配信を受けているメールマガジン【元気宮崎/Web経済】のコラムに、珍しく図書館の話題。
 宮崎県立図書館発行の「緑陰通信191号」に、宮崎県西郷村の図書館利用者がわずか2年間で大きく伸びたことが紹介されているとのこと。平成11年度に従来の「図書室」が「図書館」に変わってから利用者が急増したらしい。記事には、「図書館は『隠れた集客施設』と呼ぶ人もいるが、まさに地域の1大集客施設になっているようだ。」とある。
 宮崎市など、大型ショッピングセンターの進出に関連して、中心市街地の活性化策が最近の話題になっているが、郊外に移転してしまった図書館や美術館など人の呼べる公共施設などの文化的機能を中心市街地に再構築するのもひとつの策になるかもしれない。
 同マガジンのコラムの最後の部分を少々長いが引用する。

「◇しかし、『緑陰通信』にも記されているが、宮崎県内の35町村の公共図書館設置自治体はわずか7町村。設置率20%で、全国平均の35.8%より低い。そういう地域では恐らく書店もないかもしれない。書物に親しむ機会はかなり限られる。人口1,900人の富山県舟橋村では、駅舎と一体となった図書館を建設したところ、村外からの利用者も増え、村に活気が出てきたという。人材づくり、町づくりに力を発揮する図書館。都市部では一部外国のように24時間開館を求める声も出ており、期待は高い。」

Translate »