読書が進む

今週は、ずっと東京で研修だったので、先週末から浦安の家族宅に来ている。
 朝、満員電車に揺られて代々木に出勤し、夕方、研修を終えて浦安に帰るという、サラリーマン的生活だ。
 往きは、超満員の電車に消耗してしまって、本を開く余裕など無いが、研修の合間と復路の電車で結構読めるので、読書が進む進む。持ってきた3冊は、既に読了してしまった。
 宮崎から持ってきたのは次の3冊。

『介子推』書影

・ ジェイムズ・エルロイ著 「ブラック・ダリア」 (文春文庫)
 エルロイは、前回の積み残しがあったので、今回で読了。

宮城谷昌光著 「介士推」 (講談社文庫)
 宮城谷昌光に限らず中国の古代史をモチーフにした小説は、含蓄が深くてなかなか良いのだが、これは、大作『重耳』の傍編みたいな位置づけなので、『重耳』を先に読むともっと楽しめる感じがする。

藤原伊織著 「テロリストのパラソル」 (講談社文庫)
 乱歩賞と直木賞を史上初でW受賞しただけあって、確かに巧いんだけど、前半の膨らみに比べて、終盤が急ぎすぎた感じで、尻すぼみ感がある。倍の分量で書き込んでも楽しめたのではないか。

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