久々の家族旅行

 娘の練習が珍しく休みになったので、この週末は家族で旅行に行くことにし、土日の1泊2日で箱根へ。家族で揃って旅行に行くなんて、果たして何年ぶりだろう。

 泊まりはネットで探して強羅の安宿に決め、京葉線、新幹線、箱根登山鉄道と乗り継いで強羅へ。まずは、強羅のひとつ手前の彫刻の森駅で降りて、彫刻の森美術館へ。

 美術の教科書には必ず出てくるブールデルの「弓を引くヘラクレス」に出迎えられた後、広大な敷地に点在する野外彫刻を見て回る。途中にはあった足湯で足の疲れを癒し、ピカソ館で陶芸を中心としたピカソの作品を楽しみ、次々と作品を巡る。ヘンリー・ムーアの作品が多いのが印象に残ったが、ここだけで半日は十分に楽しめる贅沢な空間だった。

 美術館を後にして、強羅の駅から急坂を歩いて登り、ようやく宿へ。しばらく休んで宿の車で強羅駅前まで送ってもらい、某有名とんかつ店で期待はずれの夕食を済ませ、宿に戻って温泉につかり、この日は終了。

 翌日は、天気も心配されたので早々に小田原に戻り、小田原城のお濠でボートに乗ったりして楽しみ、夕方に浦安に帰った。来年は娘も大学に行くはずなので、これが最後の家族旅行になるかもしれない。

 今日は、足の具合が芳しくない息子を、小竹向原にあるかかりつけの病院に連れて行き、診察を受ける。 夏休み最後の外来診察日とあって、患者も多く、病院に着いてから診察まで2時間待ち。医者も大変だろうけど、待つ方も大変。

 診断の結果は案の定芳しくなく、心配の種が増えることに。とりあえず家に戻って、指示されたとおりに装具を改良。これで少しは改善すると良いのだが、抜本策ではないので、心配は尽きない。

『蒼穹の昴 1』書影

 妻に舞浜のアンバサダー・ホテルまで送ってもらい、リムジンバスで羽田空港へ。混雑する羽田で空弁の夕食を済ませ、ANAの最終便で宮崎に戻る。

 今回の旅のお供は、浅田次郎著 「蒼穹の昴(1)」 (講談社文庫)

中国を舞台にした歴史物は昔から好きなジャンルのひとつなのだが、浅田次郎の手によるものは、これまで未読。上梓が1996年で文庫化が2004年だから、ちょっと古いのだが、ようやく手元に巡ってきた。

 舞台は清朝末期。全4巻の1巻目はまだ序章だが、なかなか読ませる。今後の展開に期待。

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