檍北小学校の図書室を会場に開催された「宮崎子どもと本をつなぐネットワーク」の交流会に参加。
絵本のおはなし会で幕を開け、あおき(木+意)北小学校の司書教諭である根井先生による図書館活動の説明、東京で開かれた「第9回学校図書館のつどい」の参加報告、11/3に県立図書館で開催された中高校生のパネルディスカッションとアンケート結果の報告と続いて、円座になっての意見交換。
久しぶりに小学校の図書室に足を運んだ。この図書室は、学校の自慢のひとつであり、その活動も活発との説明だったが、まだまだファシリティは十分とは言い難い。本棚ひとつとっても、子ども達が最も身近に接する図書館施設として、日本の学校図書館は改善するところが多い。それだけ可能性も秘めているとは言えるのだが。
それと、一番の問題は「人」。司書教諭が発令されていても、学級担任を兼ねていたりすると、図書室の仕事には専念できない。事務補助(PTA雇用が多い)の人がいても、売店と兼務だったりし、勤務時間も十分ではないので、図書室の面倒を十分に見られる訳ではない。これが宮崎の(そして日本の大部分の)現実。
図書館ボランティアを集めるなら、市内に一つしかない市立図書館に限るのではなく、市内の小中学校全ての図書室に訓練を積んだボランティアを派遣する仕組みくらい作っても良いのではないかな。人がいて、本棚に手を入れ、部屋を飾り、子ども達の相談相手になるだけでも、学校図書館は大きく変わるはずなのに。