2001.6.18(Mon.)

 『図書館雑誌』2001年6月号受領。今月の特集は、「図書館は出版文化をどう支えるか」。
 折しも、著作者の団体である日本ペンクラブが、6月15日に「公立図書館の同一作品の大量購入は、利用者のニーズを理由としているが、実際には貸し出し回数を増やして成績を上げようとしているにすぎない。そのことによって、かぎられた予算が圧迫され、公共図書館に求められる幅広い分野の書籍の提供という目的を阻害しているわけで、出版活動や著作権に対する不見識を指摘せざるを得ない。」という声明を発表したとの記事を目にしたばかり。
 出版物の初版の印刷冊数がぎりぎりまで減っている中、数が増えてきた公共図書館の購入が出版を支えてきた部分もあるのではないかと思うが、「図書館=無料貸本屋」との批判とその反論がここ2~3年『図書館雑誌』誌上でも紙面を賑わしたこともあり、タイムリーな話題ではある。
 同号には、全国図書館大会の案内も掲載されており、今年は10/24~25の日程で岐阜県で開催。サブテーマが「IT時代の図書館像を考える」。会員になって一度も図書館大会に参加したことはないが、個人的にITは近年の仕事上のテーマでもあり、参加してみたい。でも、仕事が忙しい時期だからなぁ…。

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