映画「中村地平」と小松孝英監督

小松孝英監督と

昨日(5月25日)は、東京虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開催された、ドキュメンタリー映画「中村地平」の上映会に出かけてきました。


2回に分けた上映で、事前の申し込みで早々満席となり、数十名はお断りせざるを得ない状況だったとか。


私は、15時半からの2回目の上映に参加しましたが、偶然に高校時代の同級生と隣席となり、その同級生の中学時代の同級生であるという、中村地平の親戚の方にもご挨拶。
会場には、地平の長女・弓子さんと次女・槇子さんや、その子ども達など親戚一同の姿もありました。

事前に関係者用の動画をPCで拝見していたので、映像を観るのは2回目でしたが、改めて、地平の人となりや子ども達への愛、宮崎にもたらした功績などを確認することができ、目頭が熱くなるシーンもありました。

是非、たくさんの方に観ていただきたい映画で、この後、6月1日(土)に小林市文化会館、6月8日(土)に西都市市民会館、6月15日(土)に日本大学文理学部図書館での上映が決まっています。

詳しくは、下記の公式サイトをご覧ください。

中村地平ドキュメンタリー映画 公式サイト

上映会が終わって、小松孝英監督とその協力者お二人とともに、新橋にある宮崎料理の居酒屋に移動して、中村地平のことはもちろん、前作のドキュメンタリー映画「塩月桃甫」を含めた映画制作に関わる経緯やご苦労、これからのことなど、様々なお話しを伺いました。気がついたら、4時間経過していました。

今回の「中村地平」の制作に当たって、地平関連の資料を徹底して収集し、その著作を読み込んだ小松さんは、現在は多くの著作が入手困難で読めなくなっている状況を憂い、現代の人々にも地平の文章に触れて欲しいと、短編小説集の刊行を決意。

中村地平短編小説集カバー

地平研究者や遺族とも相談しつつ収録する作品を選定し、カバーデザインには地平の台湾時代の師でもある塩月桃甫の画を採用。題字は中村地平の自筆原稿から拾ったとのこと。
もっと多くの作品を掲載したかったとのことですが、ページ数の制限もあり、今回は8編を収録となったのだとか。

現在、初版2,000部(税込2,640円)の6月の刊行に向けて鋭意作業中とのことですが、若い世代に中村地平を知ってもらうために、宮崎県内の中学・高校及び公立図書館には寄贈を予定しているとのこと。

刊行されたら、私も是非読んでみたいと思います。

ドキュメンタリー映画「中村地平」の上映についても、日本全国に散らばる宮崎県関係者に観てもらいたいとのことで、上映会場を募集中。
各地の県人会などで上映できると良いと思います。私も上映のお手伝いをすることにしたので、人を集めて上映会開催したいという方がおられましたら、是非ともご連絡ください。

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