5/17 OBなのに

息子の卒業した中学校には、「おやじの会」なるものが存在し、時折イベント企画したり、行事に参加したりしている。

「おやじの会」にはメーリングリストがあって、私も名を連ねていたのだが、昨年度は休みが水・木だったことから、土・日を中心に行われる会の活動には全く参加できないまま、幽霊会員と化していた。

今春、息子が中学を卒業したので、「おやじの会」も卒業となるかと思ったのだが、この会にはOB資格なるものが存在し、行事に参加しても構わないとMLで連絡があったので、昨年何もできなかった罪滅ぼしに、土曜日にあった木製プランター作りに参加してきた。

プランターは、学校前の通学路にずらっと並べられていて、沿道を飾っているのだが、毎年10個ほどが更新されることになっているらしい。
プランターの道路に面した面は、生徒達が描いた絵で飾られている。

10時に学校に集合で、集まったのは14~15名ほどだったろうか。
絵の描かれた板、反対側の側板、底板、短い側板などのパーツが準備されており、ドリルで穴空けたところに電動ドライバーねじ釘を打って組み立て、最後にペンキを塗るという一連の作業をこなす。
メンバーに木材店の人がいて、準備は万端。毎年やっているので大半の人は手慣れたもの。
私も電動ドライバー片手に木ねじ打ちまくり。

2時間弱で全ての作業を終えたら、おやじ達の集まりの恒例として、近くの「とんでん」で打ち上げ。おやじ達6人に子どもが2人、PTA役員のお母さん1人と教頭先生まで参加して、昼間っから大ジョッキで宴会スタート。

いろいろしゃべりながら飲んで、いつの間にか3時間経過。
一旦お開きにして、学校に戻って片づけをし、家に戻ろうとしていたら、途中の家の庭先に、さっきまで一緒だったおやじども3人が陣取って缶ビール飲んでる。
素通りする訳にもいかず、「先ほどはお疲れ様でした」と声をかければ、その場に引きずり込まれるのは当然の流れ。
炭焼きコンロがしつらえられたテーブルにしっかり座って、二次会スタート。そこへ買い出しの荷物を抱えて帰ってきた家主は、木材店の店主さん。
なるほど、そういうことだったのか。日頃からここがおやじ達の悪巧みの基地と化していたのか。人徳者の木材店さん家、なかなか良い場所にある。

炭火でいろんなもの炙りつつ、今年の怪しげな計画が進む進む。
私はビールをあまり飲まないので、妻に電話して家から赤霧島を持ってこさせて皆さんにも振る舞いつつ、適当に相づちうちながら話に参加。
こうして日も暮れて、いつのまにか夜7時。延々7時間も飲んでいるのか。さすがに疲れてきたので、おいとますることにしたが、途中で新メンバーも加わった残りの面子は、更に1時間たむろしてたらしい。

新参者で既にOBなのに、歓待していただいて、一挙に地域に溶け込んだ気がした私でした。都会は人間関係が冷たいというのが基本認識でしたが、私の住む町はちょっと違うようです。

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