一昨年の震災前に契約して引っ越した今のマンションはオール電化なので、電気の需給状況の厳しさを見るにつけ申し訳ない気になるし、家計的に電気代の値上がりも気になるところである。
なので、家の中で使われている電球を徐々に消費電力の少ないLEDに替えつつあるのだが、何せLED電球は値段が高くて、それなりに光量があるものだと1個2,000円前後というのがざらなので、一気に替えるというのがなかなか厳しい。
今回、台所と洗面所にそれぞれ2個ずつ使われている口金E17のミニレフ電球の代替品を捜していたら、光量もそこそこあって、値段もかなり安いLED電球をみつけたので、物は試しと購入してみたのが右上のやつ。
電球色タイプと昼光色タイプの2種類があり、我が家はなんとなく電球色で統一というルールがあるので、迷わず電球色タイプを選択。
それにしても、1個780円(税込)というのは、なんて嬉しいお値段なんでしょう。
でも、あまり安いと本当に使えるのか心配になるのは当然。
一応、ユーザーレビューではさして大きな問題はなさそうだったので購入に踏み切った訳だが、実際にはどうなの?ってことで、ちょっと真面目に比較してみることにした。
まずは外観の比較(下の写真)。
左がLED電球で右がミニレフ電球。
口金はE17で、大きさは当然ながらほぼ同じ。
LED電球の方がやや丸っこい感じがするのと、光の出てくるガラス部分がLED電球の方がやや広い。
ミニレフ電球の方は、口金に近い根本の部分もクリアになっているが、ここは照明器具の中に隠れてしまうので、実用には影響ないだろうと思われる。
それでは、実際に照明器具に装着してみよう。
洗面所にある天井埋め込み型の照明器具に装着してみた結果が上の写真。左がLED電球で、右がミニレフ電球。
電球色を選択したので、LED電球の方が見た目がやや黄色いが、肉眼で光源を見つめている分には、あまり違いを感じない。
今回デジカメで撮影してみて、こんなに違うんだなと思った次第。
それじゃ、実際にどれくらい見た目が変わるかというのが次の写真。
上と同様に左がLED電球の下、右がミニレフ電球の下で、洗面所に置いてあった小物を撮影してみた。
やはり、電球色のLED電球の下だとかなり黄色みを帯びて見える。最初に付け替えてみた時は、ちょっと緑っぽくなったかなという印象だった。
照度計がないので正確な光量の比較はできないが、LED電球の方が若干暗いだろうか。妻も、ちょっと暗くなったと言っている。しかし、実用には今のところ特に問題はない。
大きく違うのは、熱。
ミニレフ電球の方は、点灯後すぐに直接触れないほど熱くなるが、LED電球の方は、しばらく点灯していてもほんのり温かくなる程度の熱しか感じない。
それから、消費電力も違う(はず)。
計測した訳ではないので絶対とは言えないが、表示を信じれば、ミニレフ電球が45Wなのに対して、LED電球は4W。11分の1の消費電力なのだ。
これで多少は環境と家計に貢献できているに違いない。
あとは、リビングにある1個54Wのクリアタイプのミニ電球(E17)を5個も使っている照明器具の電球の置き換えだな。
消費電力大きいので、よほどのことがないと5個同時点灯することはなく、食事時だけ3個、通常は2個の点灯で使っている。
1個ずつの光量が多少落ちたとしても、消費電力が小さいLED電球なら5個同時に点灯させることにためらいがなくなるので、照明本来の使い方ができるというものだ。
今のところ、なかなか光量・価格のバランスの取れた適当なLED電球を見つけきれていないのだが、LED電球の種類も増えつつあるので、気長に捜すことにしよう。