リブライズを使ってリアルにマイクロ・ライブラリーを作ってみることにした

図書館で仕事したくて大学卒業してから宮崎に戻って、早くも30年が過ぎてしまった。この間、3年間だけ県立図書館で働いたことがあるけど、それ以外は図書館とは縁の無い職場ばかりを巡っている。

 それでも、図書館は自分のバックボーンだしアイデンティティであり、図書館に関わることが自分のライフワークだと公言し続けてきたら、面白いと思ってもらえる人も出てきて、なんとなく「図書館作りましょうよ!」なんて話も出るようになってきた。

 図書館サービスは公共セクターが担うべきだとは思うけど、地方自治体の財政も疲弊している状況で、宮崎市内で公共図書館のサービス拠点を増やすことはかなり難しいのは間違いない。
 それでも、これまた疲弊している中心市街地に人を呼び込む仕掛けとして、図書館サービスが役に立つであろうことも間違いのないことのように思えるので、なんとかできたらいいなというのは、ずっと考えていた。

 そんなこんなを考えているところに、某所で小さな図書館みたいなものを作ってみないかという話が出てきて、図書館サービスを提供するには十分な条件ではないにしても、そういうお話をいただけることは、今動けということだなと思い、チャレンジしてみることにした。

 そう、宮崎を日本一チャレンジしやすい県にするチャレンジを支援していることでもあるしね。

 マイクロ・ライブラリーには手持ちの蔵書を供出することにしたので、供出する本にまずは蔵書印を押印。

 カバーがかかっている本は、カバーがはずれないようにメンディングテープで留める。

 帯のある本については、帯も貴重な書誌情報のひとつなので、必要な部分を切り取って、これまたメンディングテープで邪魔にならないように貼り付ける。

 後は、小口(天)にも所蔵印を押すだけ。これは、ゴム印を発注しているので、届くのを待っている。

 貸出することも考えているので、資料の管理には「リブライズ」を使うことにした。
 これを使えば、「ブックスポット」を設置して、本のISBNを入力するだけでそこに資料を登録することができる。
 また、Facebookのユーザーであることが条件だけど、スマホを図書カード代わりにして個人に貸し出しすることも可能になる。
 図書館システムとして考えた場合には、書誌情報の管理などまだ不十分なことも多いけど、マイクロ・ライブラリーとしてスモールスタートするには便利なサービスで、いろんな可能性が考えられる。

 そうそう、このために、バーコードリーダーを買いました。
USB接続のCCDタイプがリブライズのお薦めとあったので、ググって探した結果、Amazonで一番安価に入手できそうだったHanwhaのUMA-BR-02を購入。送料込みで3,190円。
 バーコードリーダー無くてもISBN手打ちすれば入力はできそうだけど、13桁の数字を間違いなく手打ちするのは結構面倒なので、バーコードリーダーあった方が絶対に楽。さくさく入力できる。
 このスキャナをPCに繋ぎ、Webブラウザに「リブライズ」が表示された状態で装備ができた本のISBN部分のバーコードを読み込むと、自動的に表紙の書影のついた書誌データ(署名、著者名、出版者、ISBN)を登録してくれる。

 という感じで、現在、鋭意準備中。
 最初は本当に50冊程度くらいからスモールスタートするけど、反応見ながら拡大できるといいなと考えている。
 正式にローンチできたら案内するので、乞うご期待!

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