先日、このサイトのサーバを管理しているさくらインターネットのabuse対策チームから、
「「さくらのレンタルサーバ(hidice.sakura.ne.jp)」で運用されておりますコンテンツに対し、日本音楽著作権協会より著作物等の送信防止措置の申し出がございましたのでご連絡いたします。」
というメールを受け取りました。
日本音楽著作権協会(通称JASRAC)が一体何を!?と、ざわざわしたものが押し寄せてまいりましたが、詳細は次のようなものでした。
■著作物等の送信を防止する措置の申出について
【侵害情報の特定のための情報】
侵害情報通知 No.25430
サイト名:hidice.jp Powerd by XOOPS Cube – 賽子図書館被害著作物名:NORWEGIAN WOOD
http://hidice.jp/modules/d3blog/details.php?bid=188&date=201101【著作物等の説明】
侵害情報により侵害された著作物は、当協会がその作詞者、作曲者、又は音楽出版社から著作権を信託的に譲渡された著作物です。【侵害されたとする権利】
著作権法第21条の複製権及び第23条の公衆送信権(送信可能化を含む。)【著作権等が侵害されたとする理由】
当協会は別紙記載の著作物に係る著作権法第21条の複製権及び第23条に規定する公衆送信権(送信可能化を含む。)有しています。
当協会は、本利用について別紙記載の著作物を複製又は公衆送信(送信可能化を含む。)することに対し、いかなる許諾も与えておりません。
当協会は、別紙記載の著作物を複製又は公衆送信(送信可能化を含む。)することを許諾する権限をいかなる者にも譲渡又は委託しておりません。【著作権等侵害の態様】
著作物等の全部又は一部を丸写ししたファイル以外のものであって、著作物等と侵害情報とを比較することが容易にできるもの【通知人】
一般社団法人 日本音楽著作権協会
〒151-8540
東京都渋谷区上原3丁目6番12号
03-3481-2119
なんと、2011年1月14日のブログ記事「ノルウェイの森」の中で 引用しているThe Beatlesの楽曲”Norwegian Wood”の英文歌詞に対する著作権侵害の通告でした。
う~む、その部分、わざわざ色を変えた上で、ジョンとポールの手によるものであることは明示していましたので、適正な私的利用の範囲内での引用という理解でおりましたが、JASRACの見解はそうではないということなのですね。
検索すれば、当該歌詞はあちこちで確認できるのに、たいした読者もいない個人ブログを狙い撃ちですか。
数年前に著作物の保護期間が50年から70年に伸びたのも影響しているんでしょうか?(Norwegian Woodの発表は1965年)
徹底抗戦しても良いかなと思ったのですが、そんな暇も無いですし、これまでのJASRACの様々な対応を見ていると、徒手空拳で挑んでも勝ち目が無さそうなので、とりあえず問題となっている歌詞を削除することにして、理由を注記しておきました。
それにしても、8年以上も前のブログ記事に対して、作詞者の一人であるポール・マッカートニーからではなくてJASRACから撃たれるとは、想定だにしておりませんでした。
図書館司書として、著作権には配慮してきたつもりでしたが、まだまだ勉強が足りなかったということでしょうか。
いや~、音楽関係は難しい。