1泊4日弾丸シンガポールツアー旅行記-その7 人生最高の朝食!?

「その6 夕食@Zion Riverside Food Centre」から続く。

シンガポール2日目の朝、ゆっくり目に起きてシャワーを浴び、出かける用意を調えたら、石田君の車でシンガポールの北西部に向けて出発。

野菜とかを作っている農園があって、そこで朝食が食べられるというので、一路そこへ向かいます。
日曜の朝ということもあり、途中、たくさんのサイクリストと出会いました。シンガポールのセレブの間でもロードバイクでのツーリングがブームのようです。

 

Bollywood Vegies

Poison Ivy Bistro

到着したのが、「Bollywood Vegies」

「Poison Ivy Bistro」というレストランがあり、屋外にもテーブルと椅子が並べられていました。

自転車用のラックもあり、私たちが着いた時には、ツーリングの一団が先客として食事中でした。
市街地からここまで走って、朝食を食べてまた走るというのは、なかなか良さそうです。
宮崎もバイシクルツーリズムを目指すのであれば、こうした朝食が食べられる郊外のレストランを仕掛けるのも面白いのではないかと思います。

絶品の「Nasi Lemak Platter」

外のテーブルに陣取ったら、石田君のオススメのままに「Nasi Lemak Platter」を注文。
Nasi Lemak(ナシレマ)というのは、マレーシア料理で、ココナッツミルクで炊いたご飯のことを指します。
こちらのナシレマは、Butterfly Pea(チョウマメ)の花で青く色が付けられていました。

Platterは、そのナシレマに、フライドチキン、インゲンの炒め物、揚げたピーナッツ、素揚げのいりこ、揚げた野菜、酢漬けのキャベツ、錦糸卵みたいなもの、えびせんべい、サンバルソースなんかが盛り合わせれています。
別皿にナシレマを取り、盛り合わされたいろんなものをお好みでそこに混ぜて、ぐちゃぐちゃにして食べるのですが、これが激ウマ!
味と香り、食感が重層的になって、思わず笑みがこぼれてきます。
私至上最高の朝ご飯と言ってもおかしくないくらいの美味しさでした。

観光農園

朝食を食べ終わったら、その奥にある観光農園をちょっと散策。
パンフレットを見ると、ガイドツアーなどもあるみたいでしたが、今回は時間も無いので、適当に歩き回りました。
園内には、果樹を中心に食用の植物がいろいろと植えられていました。
目に付いたものをちょっとご紹介しましょう。

一番たくさん植えられていたのは、バナナ。
一口にバナナと言っても、生食用から調理用までたくさん種類があります。
「バナナの木」と言いますが、実は樹木ではなくて草本なんですよね。なので、野菜は果物ではなくて野菜なんだとか。

この大きな果実は、「ジャックフルーツ」。
日本語だと「パラミツ(波羅蜜)」。世界最大の果実と言われてるらしく、かなり大きくなります。
私はまだ食べたことが無く、この旅行でも食べる機会がありませんでしたが、かなり甘いらしいです。

この赤い実は、コーヒーチェリー。
1個の実の中に、おなじみのコーヒー豆が2個入っています。
シンガポールの隣国のマレーシアやインドネシアは、コーヒー豆の産地のひとつ。
こちらのホーカーとかでコーヒーを頼む時は、「Kopi(コピ)」をいただく訳ですが、Kopiはデフォルトでは加糖練乳が入っていてとても甘いミルクコーヒーなのだとか。
ブラックコーヒーが飲みたい場合は、「Kopi O Kosong (コピ オー コソン)」と言わなければならないそうで、朝食のナシレマと一緒に頼んだコーヒーは「Kopi O Kosong」でした。
ちなみに、甘くないミルクコーヒーは「Kopi C Kosong」、ミルクを入れない甘いコーヒーは「Kopi O」と、なかなか複雑です。

この太めの幹から直接成っている実は、カカオ。
この中に、チョコレートの原料となるカカオ豆が入っています。
写真では見たことがありましたが、実物は初めて見ました。

卵形の実が鈴なりに成っているのは、これも初めて見る果実。
幹の方に「Kedongdong」という表示がありました。「ケドンドン」と読むみたいです。
マレーシアでよく見られる果実で、マンゴーと同じウルシ科の植物だそうですが、マンゴーのようには甘くなく、完熟してもやや酸味があるのだとか。
いや~、まだまだ知らない果物が多いですね。

この表面に斑点がたくさんある実は、これもお初の「Noni(ノニ)」。
インドネシアに多い植物で、日本では「ヤエヤマアオキ」と呼ばれ、沖縄でも栽培されているらしいですが、実物は初めてです。
ノニジュースとか健康食品として売られているみたいですが、まだ味わったことがありません。どんな味がするんでしょうね。

そして、散策の最後で出会った青い花は、ナシレマの着色に使われていた青い花ではありませんか。
根本に、「Double Petal Blue Pea Vine」と書かれた札がありました。
調べてみると、「蝶豆(Butterfly Pea)」というマメ科の植物で、花の絞り汁を染料として使うのだそうです。

園内は結構広くて、初めて出会う植物もたくさんあり、結構楽しめました。
しかし、蚊が多いので、行かれる方は虫除けスプレーをお持ちになった方がよろしいかと思います。

ということで、大満足の朝食と食後の散策が終わって、次なる目的地へ。

「その8 戦争の記憶を訪ねる旅」へ続く。”

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