前々回、道路交通法第五十四条について触れましたが、それより2つ前の条文、第五十二条には、次のような規定があります。
第五十二条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
自転車は「車両等」に含まれますから、「前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火」が必要になります。
この規定には関連条項があり、それが次の第六十三条の九です。
第六十三条の九 自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。
2 自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。
第二項にあるように、夜間走行する自転車は反射器材を付けなければならないので、自転車の後方には何らかの反射板が付いてますが、尾灯があれば反射板無しでも大丈夫ということになります。
MACH9号もシートポストに付けるタイプの反射板が最初から付いていましたが、サドル下にサドルバッグを取り付けた関係で反射板の視認性が悪くなってしまったので、別途テールライトを購入することにしました。
自転車用のテールライトは、通販サイトで検索すると本当にたくさんあるので、どれにして良いか迷うのですが、選定に当たっては、
- ある程度の雨に耐えられる防水性能であること。
- なるべく軽いこと。
- 視認性が高いこと(明るいこと)。
- 電源が電池では無くて充電式で、なるべく消費電力が少ないこと(つまり1回の充電でなるべく長く点灯すること)。
- サドルバッグに取り付けられること。
- 値段がリーズナブルなこと。
を条件にセレクトしました。
最終的に購入したのが、右の「RUDI テールライト」です。
USB充電式で、120ルーメンの高輝度LEDを使用しており、2時間の充電で最大56時間点灯。
重さは56gと軽量で、IPX5の防水性能。
購入時の値段は1,499円(税込)と、要求基準を十分に満たしています。
サドルバッグに取り付けてみました。
背部にクリップがあるので、上から差し込むだけ。
シリコンゴム製のアダプタが付属しているので、シートポストに取り付けることももちろん可能。
発光パターンは、上の動画のとおり5パターンあります。
中央のスイッチを押すたびに発光パターンが切り替わり、長押しすると消灯しますが、最後の発光パターンを記憶してくれているので、次回にスイッチオンした時は、前回に使用した発光パターンで光ります。
私が通常使うことにしているのは、最初に出てくる「ラピッドモード1」で、これが一番消費電力の一番少なく、長時間発光可能です。
実はまだMACH9号で夜間に走ったことが無いので、その効果を実感できてはいないのですが、昼間でも結構明るく光るので、車道を走る時は常時点灯していても良いかもしれません。