
両親の様子を見に宮崎の実家に帰ってきたら、母(91歳)がかなり弱っていて危なそうに見えたので、かかりつけ医に電話で相談し、結果的に今月初めまで入院していた病院に救急搬送での入院となりました。
検査の結果、脱水による急性腎不全の状態とのことで、しばらく入院となりそう。
早く回復してくれると良いのですが、年も年だし、もしもの場合は延命治療はしないことにして、退院できても以前のように自宅での生活は難しいかもしれないという判断で、病院の連携室のスタッフや、地域包括支援センターの方と、退院後どうするかについて相談しておきました。
問題はもう一つ、自宅に残る父(94歳)の生活で、週6日昼のみ宅配弁当を頼んであり、私がいる間は朝食や夕食の支度もしているので問題ないのですが、浦安に戻った後は一人でやってもらわなければならないので、ちょっと心配。
父に、宅配弁当を夕食分も頼むことができるけどどうする?と聞いても、それは不要との返事。
まあ、まだ自分で買い物に行けるという自負もあるのでしょうし、ここ数日の様子を見ていると宅配弁当に手を付けないこともあったりで、食も細くなってきているのかなと感じます。
なかなか自らヘルプサインを出さない人なので、そこが今回の母の消耗にも繋がったのにとも思ったり。
なかなか難しいところです。
そういう感じの実家ミッションでちょっと疲れたので、気分転換にレイトショーで映画を観に行くことにして、イオンモール宮崎のセントラルシネマで映画「かくかくしかじか」を観てきました。
「ミッション・インポッシブル」も候補にありましたが、宮崎にいる間に観る映画としては、やはりこれ以外に考えられないでしょう。
宮崎市出身の原作者・東村アキコ氏の漫画の方は、ちょっとだけ斜め読みしたことがあるのですが、自身の経験に基づいた自伝的な漫画ということで、宮崎を語る上では欠かせない作品のひとつ。
原作、脚本、漫画指導、方言指導など、あちこちに東村氏が参加していて、東村ワールド全開の映画に仕上がっていました。
宮崎市や串間市でロケが行われており、宮崎の空気感もよく出ていたのは、宮崎人にとっては嬉しいところ。
原作の時代感と現代の映像のミスマッチも、宮崎人でなければ気づかないと思いますが、それはそれで許せるレベル。
そして、やはり大泉洋という役者の存在感が際立つ映画でありました。
主演の永野芽郁も、やはり上手い、良い役者であると思います。コミカル、シリアスどちらも演じることができて、売れっ子女優なのもよくわかります。
映画公開直前の醜聞もありましたが、ポリコレが少々行き過ぎているのではないかと感じることも多い現代なので、厳しい面もあるのでしょう。これを乗り越えて、なんとか復活して欲しいな-。
映画の中で繰り返される、「描け、描け!、描け!!」と、ひたすらに何かに打ち込むことを後押しする言葉に力を貰えたので、私もいろいろ頑張らねばと思った次第です。