これまで、ローストポークやローストビーフなどを作る時は、普通の鍋を使って、火加減に注意しながら低温調理をしていたのですが、低温調理器があると便利だろうなと思って、いつか買おうとamazonの「ほしい物リスト」に入れていたのでした。
すると、3月23日の59回目の誕生日、娘夫婦が孫娘を連れて夕食にやってきて、誕生祝いにくれたのが、このIRIS OHYAMAの低温調理器LTC-01でした。
「ほしい物リスト」は公開していないので、これで美味しいもの作れってことなんでしょうかね(笑)。
鶏むねハム
貰ってから数日後、試してみようと、付属のレシピブックにあった鶏むねハムにチャレンジしてみました。
近所のスーパーで鶏むね肉を買ってきて、重量の100分の1の塩をすり込み、ベランダで鉢植えされているローズマリーとともにジッパー袋に入れて空気を抜き、67℃に予熱したお湯の中に沈めて1時間30分。
完成品はこんな感じ。
しっとりと柔らかく、塩加減もちょうど良く、なかなか良い出来でした。
そのまま食べても良いし、サラダと合わせたり、サンドイッチの具として挟んだりしても良さそう。
セットしてお湯に漬けたら時間になってブザーが鳴るまでほっておくだけの簡単さは、何にも代えがたいですね。
感触がわかったので、次は豚肉を使ったチャーシューにチャレンジしてみることにしました。
豚チャーシュー
近所のスーパーで、豚肩ロース肉ブロックを買ってきました。
カナダ産のハーブ三元豚「麦の誉」826gで税込963円。
ネットでレシピをあれこれ検索して、醤油、酒、味醂、砂糖、オイスターソース、五香粉で適当に調味液を作ります。
袋に密閉するため、調味液は肉全体を覆う程度の量で良いので、調味料もさほどたくさん使わなくて済むのは有り難いです。
まずは、薄いビニール袋にたこ糸で整形した豚ブロック肉と調味液を封入し、さらに、ジッパー袋に入れて水に漬けながら空気を抜いてジッパーを閉めます。
レシピ的にはジッパー袋だけで良いのですが、新品のジッパー袋でないと水が漏れる(浸入する)ことがあるので、念のために二重にしておきました。
このまま冷蔵庫で30分ほど休ませました。
我が家で一番大きな鍋(圧力鍋)に水を張って低温調理器をセットし、予熱しておきます。
今回は、59℃で調理予定。
この温度もいろいろあるのですが、60℃を超えるとたんぱく質の熱凝固が水分が出て行くみたいなので、55~60℃の範囲で、中心部までしっかり熱を届けるためにどれくらいの時間をかけるかという問題のようです。
予熱終わったので、ジッパー袋に入れた豚肉を沈めて、低温調理スタート。
今回は、800gの塊なので、4時間調理にしてみました。
4時間経ったらお湯から上げて少しさましてから冷蔵庫に入れて保存。
そうそう、ジッパー袋にはやはりお湯が浸入してきていたので、袋を二重にしておいて正解でした。
作った日は他に食べるものがあって、豚チャーシューまで辿り着かなかったので、2日後にスライスしてみたところ、こんな感じの出来具合でした。
ほんのりピンク色ですが、しっかりと火は通っています。
柔らかくジューシーで、肉の存在感というか、噛み応えもあります。煮たチャーシューとは全く違う食感ですね。
五香粉の香りも効いていて、そのまま野菜を巻きながら食べるも良し、ラーメンの具としてトッピングするも良し。これまたサンドイッチの具としても良さそうでした(しなかったけど)。
やはり、低温調理器はしっかりと仕上がりが計算できて、手間もさほどかからないので便利ですね。
今度は、ローストビーフに挑戦してみたいと思います。